狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

薔薇屋敷

2009-06-02 00:24:08 | ひとりごと


間口1間程の鋼製の門扉はいつ見ても閉じられたままで、門扉の
隙間から見えるのは、色とりどりの薔薇の花である。
敷地にして150坪くらいはあるだろうか、元は地山だった所を宅地
にした住宅地で、前は住宅だったのか、家を建てるつもりで買った
のに、家を建てなかったのか、何れとも判断しがたい。


その場所は、家を出て北に向かって進むと、およそ1kmほどの距離に
ある。何時もは車で前を通るだけで、時に車の中から楽しませて貰って
いる。大輪系の綺麗な薔薇が敷地一杯に植えられている。


希に、ブルーの車が門扉に接するように駐められていたりするから
多分、何処からか薔薇の手入れに来ているのだろうと、勝手に想像
している。その屋敷、僕がつけた名前が「薔薇屋敷」である。


もう一つ「躑躅屋敷」と名付けた家も、薔薇屋敷から300mほどの
場所に建っている。その屋敷は道路に面した部分だけフェンス代わ
りに、躑躅を植えている。密集して植えているから中は見えない。


季節ともなると、屋敷の周りは、大輪系の躑躅で覆われる。
僕の個人的見解だが、どうも花が大きすぎて、花だけが目立ち過ぎる
隣近所の人達からは、お世辞に「見事な躑躅ですこと」などと言われて
いるのだろう・・と、推測している。


僕に言わせたら、霧島系の躑躅か久留米躑躅あたりが、花の大きさなど
からしてピッタシなのではと思っているが、自分の所有物ではないので
勝手に想像し、勝手な事を言っているに過ぎない。


人はそれぞれ自分の好みで花を育てたりしていいわけだから、どちらの
屋敷に関しても批判は出来ない。ただあるがままを見せて貰っている。