狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

まとばばし

2009-05-09 00:48:38 | ひとりごと

歯医者に抜歯後の消毒をしに行った帰り、以前から気になっていた
那珂川に架かる赤い橋を見に行った。川幅の半分くらいは河川敷と
なっており、多分市の職員だろうと思われる4、5人の男が電動の
草刈機を使って雑草を刈り取っていた。


上流にダムが出来る前までは水量豊かな川だったが、今は見る影もない
子供達に取ってはいい遊び場になり、大人達には散歩コースとなって
いる雰囲気が、その河川敷に看てとれた。


復員は1.5M程の狭い橋で、長さは100M程はありそうだった。
どうせならもう少し広くして車が通れるようならいいのだが、そう
いう訳で作られた橋ではないようで、横手と三宅とを繋ぐ生活用の
橋・・と言った感である。


橋の中央に立って北側が下流に当たり、住吉・春吉・中洲を巡り
博多湾へと注いでいる。南側が上流で、警弥郷・那珂川町・不入道から
南畑ダムに続いている。その後ろに背振山が聳えている。


その赤い橋の名は「まとばばし」と書いてある。


僕が渡り始めたのは横手側で、橋の向こうに「南区市民プール」と
書かれている看板が見えていた。長閑な初夏の昼下がりの光景だ。


この橋の存在は20年も前に知っていた。僕の事務所から裏道を通り
市民プール前から入ると、道はこの橋へと続いている。
その当時の彼女が横手に住んでいて、自転車に乗って事務所まで
遊びに来ていたからで、もう、遠い遠い、昔の事である。


橋に立ってそんな思い出に浸っていた訳では無いが、ブログに書き始めて
ふと、思い出してしまった。


歯医者へは14日が最後になりそうで、何も無ければ、また来年・・だ。
写真は「小手毬」の花です。