我慢して、我慢してやっと生理的現象を解消した・・と、思った
身体の下が、段々生温く感じて、ハッと、目が覚めた。それは
「おねしょ」だったのである。だが、あの心地よい開放感は、今も
忘れられない。
もう一つの感覚は「痛み」で、ナイフで指の腹を深く切っていく痛みだ
ナイフが皮膚を切り裂いて入っていく感覚を思い出すと、全身に震えが
来、奥歯を噛み締めてしまう。
この二つの感覚は、小学生の時に体感したもので、もう何十年も昔の
事なのだが、どうして何時までも残っているのだろうか?
もう一つ、コレは男も女も同じだろうが、初めて・・の時の感覚は僕の
中には残っていない。不思議な気がする。それよりも、初めて自分の
・・でしたときの快感の方が、今でも記憶に残っているが、上の二つの
感覚には、記憶に於いて、弱い。
もう一つ、厭な感覚としては、藁を噛んで引っ張った時の感覚で、想像
しただけでも、顔をしかめてしまう。サーッともザーッともつかない
歯と歯の間を滑る、藁の感覚が、イヤなのである。
感覚は、個人差があると思うが、こんな感覚を何時までも覚えている
のは、僕だけでしょうか・・ね。
写真は「海峡プラザ」で、プラザの前(写真では左側)は海です。