肉魔神

野球と本の備忘録

マエケンと成瀬

2010年06月10日 03時00分49秒 | 野球
千葉マリンでマエケンと成瀬の投げ合いを見た。少し複雑だったが、素晴らしい投手戦だった。

マエケンの球の切れは絶品。特にスライダーは、手元にくるまで分からない。ボールが途中まで「曲がるのを我慢している」かのような錯覚を受けた。
この感覚はテレビを見ていたのでは分からなかった。
コントロールも素晴らしく、球場で実際に今季見た投手の中では、ダントツにナンバーワンの投手だ。

一方の成瀬も負けじとがんばった。
球種が直球とスライダー、チェンジアップの3種類しかないのに、打者を抑える理由が分かった。
どの球種も、ほぼフォームが同じことと、球の出所が分かりづらく、タイミングがとりづらいからだ。
目を凝らして何度も見ていたが、マウンドからホームまでの、途中ぐらいにくるまで球種が判別できない。

本塁打をたくさん打たれるのは、おそらく球種のヤマを張られて、当てられた時があることだろう。それと、ストレートの回転が美しく、かつ多いので、当たれば打球は飛びやすいからだろう。

それでも、あのフォームで球を投げる限り、ヤマを張らずに「直球と変化球のどちらにも対応しよう」とする打者には、打つことは難しいだろう。

それにしても、レベルの高い投げ合いだった。

日本野球発祥の地

2009年02月17日 22時28分04秒 | 野球
先日、自宅から会社に向かって歩いている途中、学士会館(皇居の近く)の前でこんなものを発見した。「日本野球発祥の地」と書いてある。先日、野球殿堂入りした君島一郎さんが、著書の中でここを「日本――」認定したらしい。一高(現東大)の学生が、アメリカ人教師に教わったとか。

東京には、こんなふうに歴史を感じさせるスポットが結構多いのでウオーキングが楽しい。

子供に混じって野球教室に参加

2008年07月08日 17時06分20秒 | 野球
子供に混じって野球教室に生徒として参加した。市の広報誌に「いつでも誰でも参加できる」とあったのに、周りは小学生ばかり。一緒に参加した4人だけが成人だった。

3年前に中学の全国大会で優勝した監督が、指導陣にいた。
打撃フォームを見てもらった。欠点を指摘してもらった。

①打撃の目線が低い
②左足のかかとを2度上げてタイミングをとるべき。
③右肩が開くので左45度を意識してスイングするべき
など。無料だし、有意義だ。

帰りは「すし元」で大宴会。酔っ払った大将が、ただで高いトロを食べさせてくれたり、ただで焼酎を出してくれたりした。サービスのしすぎで、会計の値段(2万3800円)を出した後で、「やっぱり1人7000円でいいかな?」。もうギャグの世界だ。とにかくラッキーだった。

心配事が1つ。子供が漢字テストで「しんぱい」を「心酒」と書いてきた。おしいけど、間違い方がなんとなく親を連想させるので、困っている。

スーパーカートリオ

2008年01月22日 20時37分53秒 | 野球
加藤博一が死んだ。56歳。スーパーカートリオの時代、当時は並木2丁目に住んでいた博一氏の家に、サインをもらいに行ったことがある。

その際は遠征中で「加藤選手が遠征から帰ってきたら、またおいで」と九州弁の奥さんから伝えられた。1週間後、再度訪問し、無事にサインをもらった。駐車場には緑色のカマロ(アメ車)があったことが、印象に残っている。

打席に立つたび「せーの、ヒロカズーーー!」と、何度スタンドから叫んだことか。試合前の練習、試合中の守備の時には、ライトを守っていた博一氏にいろいろな声が飛んだ。博一氏は、そのたびにファンに対して、ガッツポーズなどをとっていた。人気者だった。

小学校時代に活躍していた選手が、亡くなるとは。しかも熱烈に応援していた選手が。年齢を感じざるを得ない。変な感覚だ。

いい味出してる島野コーチ

2005年10月06日 00時18分54秒 | 野球
今日の東中に爆笑の記事が載っていた。岡田阪神の優勝を検証する連載で見出しは「岡田監督を支えたコーチ陣」。

阪神が苦手とする横浜三浦と対戦する試合前のミーティング。島野コーチは
「三浦と思うな。広島の天野と思え」
とアドバイスし、選手の爆笑を誘ったという。

いやあ、いい味出してますな。

W帽子

2005年06月27日 05時00分12秒 | 野球
知人から横浜大洋帽子をもらった(写真)。幼稚園のころ、初めて被った帽子だ。

現在ベイスターズでは、このタイプの帽子を「オールドキャップ」と名づけて7000円で売り出している。縫製などはしっかりしているようだが、ちょっと高すぎる気がする。

ちなみにもらった帽子はリサイクルショップで100円で売っていたそうだ。6900円得した気分。この帽子、学生のころ高円寺の古着屋でも1個500円で段ボールに入れて売っていた。でも当時は食う金にも困るような状況で、買えなかった。

デザインは今でも十分かっこいいと思う。遠藤、山下、博一、明夫、大野、河野、石橋、堀場とか懐かしい思い出が蘇る。

ピッチャー菊地原

2005年06月11日 22時08分14秒 | 野球
6月4日の広島対オリックス戦で、投手交代を巡って仰木監督と審判がもめた。「菊地原への交代を告げた告げない」の水掛け論だったらしいが、どうも得心がいかなかった。

カギは前打者へのストライク・ボールの判定について尋ねたことにあったようだ。でもこれだけでじゃよく分からなかったが、サンスポを読んで理由が分かった。

仰木監督は前打者の投球について「打たれる前の球は低かったか?」と聞いたら、審判は「(コースが)外れてます」と答えた。そしたら交代アナウンス。

審判は「判定を聞かれた前にピッチャー菊地原と聞いた」。

どうも審判が「ヒクイノカ(低いのか)」を「キクチハラ」と勘違いしたと思われる。

まあ菊地原はチーム58試合目のこの試合で30試合目の登板だから、審判が「また菊地原か」と早合点するのも分からなくはないが。