肉魔神

野球と本の備忘録

山下勝巳の近鉄時代の応援歌

2005年06月27日 21時51分34秒 | 裏事件簿
週刊文春の6月23日号に興味深い記事があった。タイトルは「大塚愛の新曲にパクリ疑惑!?」。

SMILYという新曲が、現在は解散したビジュアル系バンドWyse(ワイズ)が1月に発表した「Friend」という曲に似ている、というものだ。楽譜も載っている。リズムは多少違うが、音程はかなり似ている。

この記事に「ヒット曲の『さくらんぼ』にもパクリ疑惑」とある。これは「あ~たしさくらんぼ~」の部分が山下勝巳(現楽天)の近鉄時代の応援「こ~うだ(巧打)見せつけろ~」と同じだというもの。サビの前半は江藤(現巨人)の広島時代の応援に似ているそうだ。

パクリか違うかは、よく分からない。その昔パクリッぽい歌を列挙した「ドロボー歌謡曲」(データハウス、日本歌謡曲倫理委員会編)という本が刊行されたが、あまり大きな騒動にはならなかった。

それにしても大塚愛は、佐藤藍子以上にしぶい野球ファンのようだ。

W帽子

2005年06月27日 05時00分12秒 | 野球
知人から横浜大洋帽子をもらった(写真)。幼稚園のころ、初めて被った帽子だ。

現在ベイスターズでは、このタイプの帽子を「オールドキャップ」と名づけて7000円で売り出している。縫製などはしっかりしているようだが、ちょっと高すぎる気がする。

ちなみにもらった帽子はリサイクルショップで100円で売っていたそうだ。6900円得した気分。この帽子、学生のころ高円寺の古着屋でも1個500円で段ボールに入れて売っていた。でも当時は食う金にも困るような状況で、買えなかった。

デザインは今でも十分かっこいいと思う。遠藤、山下、博一、明夫、大野、河野、石橋、堀場とか懐かしい思い出が蘇る。

「間宮兄弟」(江國香織著、小学館)

2005年06月26日 22時47分23秒 | 
もてない30代の兄弟の話。兄弟が協力して、どうにか恋人を作ろうともがくのだが上手くいかない。性格は良いのだが、どんくさいのだ。

兄はサラリーマンで弟は小学校の用務員。弟の学校の女教師やビデオ屋の女アルバイト店員を誘って、同居している家で合コンを開いても、そこから先には展開しない。ということが延々と続いていく。女性セブンで連載していたというが、女が優越感を持って男を見下すには最適の書。男にとっても。「あるある」とうなづく箇所は多々あり、いい暇つぶしにはなるストーリーだ。

ただ、兄弟ってお互いの恋愛にこんなにオープンだろうか? という疑問は残る。自分の経験では、結構お互いに秘密主義だったけど。

超久々の猛打賞

2005年06月26日 22時31分37秒 | 草野球
最高気温32度という予報の中、12~14時まで河川敷で試合をした。30点以上取った上に、相手チームの攻撃時もこちらのチームが審判。打順が回らない時はランナーコーチをしたので、へとへとになった。

その割にはバッティングは超久々に3安打猛打賞だった。最初の2打席は四球、二ゴロ。3打席目からはラッキーが続いて、外野手の間にポトリポトリと2安打すると、右前へのライナーが続いた。さらに6打席目(7回制なのに)はセンターへこの日一番鋭いライナーも、正面をついてアウトとなった。

確実性は落ちるが少し足を上げて、勢いをつけたのが奏功したようだ。

ピッチングは1死一、三塁からショートから緊急登板し、投飛。一塁走者が盗塁で飛び出しておりゲッツー。久々に肉魔神らしいところを見せられた。もっとも、この回のピンチって自分の失策から始まってたんだけど。

ナイス蚊っち

2005年06月25日 23時35分57秒 | その他
アイデア蚊取りグッズに出会った。写真の商品「ナイス蚊っち」だ。

知人の家で試したのだが、蚊がネットに触れた瞬間「バチッ!」と結構大きい音と光が出る。1度やったのだが、もっと何度もやりたくなった。

これからの季節寝る時に「プーン」という音が聞こえたら、手元に置いておいて蚊を撃退したいものだ。

久々の長打

2005年06月23日 04時54分59秒 | 草野球
最近は忙しかった。高校野球の組み合わせ抽選、コンフェデ杯、ワールドユース、交流戦終盤、松井の大爆発、若貴騒動とあまりに仕事がたてこんで、全然ブログを更新できなかった。でも、忙しくても給料が上がるという訳ではない。サラリーマンであることが虚しい。タクシー運転手なら忙しければ手取りも増えるのに。

そんな中、5時間睡眠で真昼に社内野球をやってきた。6番ショートで先発。左翼線二塁打→投ゴロ→遊ゴロで3の1。久々に長打が出た。「相変わらず巧いバッティングするね」なんて言われてニヤリ。もう1本打てればいい気分だったが。

投手としては途中でマウンドに立ち1回を1安打無失点。スライダー、カットボールともにいまいちだった。

今は深夜5時。テレビでは日本-ブラジル戦をやっている。後半27分で1-2。善戦しているがマイアミの奇跡再び、とはいかなそう。

ついにゲーム終了

2005年06月16日 05時39分44秒 | 
ついにプレステ2のSDガンダム・ジェネレーションNEOをクリアした。ゲームに時間を費やすのは非常に無駄だ、と思いながらも最後までやってしまった。夜中が急に暇になったので、24時間やっている大塚の本屋へ。「いまどきの新書」(原書房、永江朗著、1200円)「間宮兄弟」(小学館、江国香織著、1300円)を購入。これで2日はもつか。

池末有罪判決

2005年06月16日 05時30分30秒 | 裏事件簿
池末が地裁で有罪となった。

少女のわいせつビデオを販売したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の罪などに問われた横浜市港北区「サイバーデータ」と元プロ野球ヤクルト投手の池末和隆(35)両被告ら4人に対する判決公判が6月15日、横浜地裁であった。池末ら3人は懲役2年6月、執行猶予4年の判決。ヤクルト退団後、02年12月からビデオ販売に加わり、ダビングと発送を担当。公判では「野球の時の生活水準を下げたくなかった」などと述べていた、という。

池末は87年にドラフト4位で佐賀県の杵島商からヤクルトに入団し93年退団。背番号56。1位は長嶋一茂、2位は忰田幸也、3位は鈴木平、5位は中西親志、6位は城友博。池末だけ1軍出場がない。ちなみにベイは盛田、岡本透、野村、清水、横谷、田辺の大当たり年。サイドスロー気味の投法だった気がするが、あまり記憶に自信がない。

「生活水準を下げたくなかった」というコメントは、元ロッテの小川や元巨人の松岡と共通するものを感じる。金遣いの荒さは治らないものなのか。

ドラ2の忰田の読み(かせだ)は印象が強い。

白黒戦

2005年06月14日 18時51分57秒 | 草野球
日曜日は草野球チームの紅白戦(白黒戦と呼んでいる)があった。先発し3回3安打無四球1奪三振3失点1自責点1被本塁打といった内容。

試合前にスライダーを教わった。試してみると、カーブと直球の中間のスピードなので、今後もカウントがいい時には使っていこうと思う。ほぼ直球の握り(多少中心より外にずらす)で、リリースの瞬間だけ真横にひねる感じだ。

打撃は二ゴロ→投ゴロ→一ゴロの3タコ。左肩が下がって上からボールが叩けていない。さらに軸足より右足に体重が移動してしまって、当てにいく感じになっている。来週までに修正していかなくては。

ピッチャー菊地原

2005年06月11日 22時08分14秒 | 野球
6月4日の広島対オリックス戦で、投手交代を巡って仰木監督と審判がもめた。「菊地原への交代を告げた告げない」の水掛け論だったらしいが、どうも得心がいかなかった。

カギは前打者へのストライク・ボールの判定について尋ねたことにあったようだ。でもこれだけでじゃよく分からなかったが、サンスポを読んで理由が分かった。

仰木監督は前打者の投球について「打たれる前の球は低かったか?」と聞いたら、審判は「(コースが)外れてます」と答えた。そしたら交代アナウンス。

審判は「判定を聞かれた前にピッチャー菊地原と聞いた」。

どうも審判が「ヒクイノカ(低いのか)」を「キクチハラ」と勘違いしたと思われる。

まあ菊地原はチーム58試合目のこの試合で30試合目の登板だから、審判が「また菊地原か」と早合点するのも分からなくはないが。

グラブが届いた

2005年06月11日 21時47分22秒 | 草野球
ついにA・ロッドモデルのグラブが家に届いた。型つけしてあるために、未使用だがポケットの部分は変色している。

ちょっと大きいのが心配だったが、バッティンググラブをした上にはめると程良い感じだ。あとは他店で買ったグラブにネーミング刺繍を入れてくれる店舗を探して、オリジナルグラブを完成させたい。

試合では来年から使用予定。それまでに練習で柔らかくしておきたい。近日中に画像を掲載します。

昼=ハッシュドビーフ
夜=豚肉とピーマンとナスのあえもの、トロロ芋、あじの刺身、トマト
深夜=残り物、ビール、鍛高譚

まずい焼酎

2005年06月11日 21時40分09秒 | 食事
水曜日の晩はサッカーのW杯予選があり忙しかった。こういう日は飲みたくなる。業務連絡もある。ということで、築地の「おごじょ家」に繰り出した。

鶏料理と焼酎の数の多さが自慢の店。ビールを2杯飲んで、いざ勝負。鶏刺身はまあまあだが、感動するほどではない。失敗だったのは店で大々的に宣伝していた芋焼酎「亀なんとか(忘れた)」。最近は芋にはまっていて、どこに行っても頼むし、家にも「一刻者」(いっこもん)をスタンバッていた。かなり慣れていたのだが、いかんせんこの焼酎はクセがありすぎた。まずくて仕方ないため、鍛高譚に混ぜてようやく飲み干した。

部長がいたためにタダだったのが救いだ。

首位打者キープ

2005年06月09日 00時15分20秒 | 草野球
昨日は社内野球をやってから出社した。夜の仕事だし土日は関係ないので、平日の昼間にいい歳大人が20人以上集まる。メンバー固定のチーム分けをして1年間、打率やスコアテーブルや記事を書いて楽しんでいる。

ちなみに昨日の打撃成績は1番三塁で先発し、
ニゴロ→死球→投ゴロ併殺→二塁内野安打→四球
の3打数1安打1打点2四死球。
今季2試合の通算は7打数3安打2打点3四死球の打率4割2分9厘。暫定首位打者をキープし、2年ぶり2度目のタイトルを狙っている。
投手としては8回無死一二塁から登板し、三ゴロ、三ゴロ、左飛と3人でピシャリと抑えた。カットボールを多投したが、低めにいけばまずまず使えそうだ。

レベルは、甲子園経験者や大学の野球部出身者もいるが小学校以来のプレーという者もいて微妙。全員に共通しているのは、負けず嫌い。7回に終了で負けているチームはお約束で土下座して、毎試合9回やっている。

昼=サンドイッチ
夜=しょうが焼き定食
深夜=豆腐入りゴーヤチャンプル、豆腐のキノコあんかけ、トマト、焼きなす、味噌汁

ついに買っちゃった

2005年06月07日 00時50分48秒 | 野球
ついにA・ロッドモデル(リプケン)のグラブを注文してしまった。残り2個だったんで若干、売り切れ不安は残るが。

念願のファストバック(人さし指を出す穴)タイプ。どうやら同じ型でもいくつかグレードがあるようで、おそらく真ん中のものだろう。一番下のグレードは、店頭で確認したところ皮が硬い。今回注文したやつは柔らかい。しかもFIT加工という、微量なオイルでのスチームと型つけのサービスつき。9700円+送料1000円。

ローリングス製で指出し、ショートタイプといえば、あの山下大ちゃんと同じ。目標は8年連続ダイヤモンドグラブだ。いや~楽しみだ。ジューシーさんも日高モデルとか、高田誠モデルとか、原伸次モデルとか、秦真司モデルとか、新沼モデルとかどう? 形から入るのって楽しいよ。大人を実感できる。

「ビタミンF」(重松清著)

2005年06月06日 22時38分00秒 | 
久しぶりに小説を買った。直木賞を取った時からタイトルが気になっていた。そして著者が西原理恵子の本や新聞、雑誌に寄稿するたびに、いい意味で売文家らしいスノッブさを醸し出してるなと感じていた。元は週刊誌がホームグラウンドらしく、テーマは重厚でもキャッチーで軽妙で高尚じゃない文体やリズムが、好みだ。

先に本以外のところで注目して読んだ直木賞受賞作だが、面白かった。短編集だが、一晩で読み切った。「ビタミンF」というタイトル作はない。Father、FamilyなどFの頭文字がつく単語が、全編の共通テーマとなっている。しかも主人公はすべて30代男で感情移入できた。

どの話も味があって良かったが、学校でシカトされる娘の話(タイトルは忘れた)が、プレステ2のガンダムジェネレーションNEOをやらずに済むくらい引き込まれた。

よくできた娘が学校でさしたる理由もなく、あえて言えば「目立つ」という理由で無視される。でも、子供にもプライドがあって親や学校には相談できない。そこで、娘は「自分に性格が似ている『せっちゃん』」という空想の人物を作り、せっちゃんが学校で無視されているという話を家族にする。

親は体育祭で娘が一人だけ創作ダンスを踊れず、友人と弁当を一緒に食べていないという状況を見てから初めて、創作話であることに気づく。せっちゃんが娘自身を投影した存在であることにも。

小学校6年のころ、同じような経験をした。数人のグループで順番にシカトすること、されることがあった。私の番も当然あった。よく覚えてないけど、それぞれ数週間~数カ月だろうか。とても辛かった。軽い円形脱毛症にもなった。担任の教師が、それをからかい余計に腹が立ったことも思い出す。あれから基本的に教師不信だ。でも、人に対して逆に辛いことをしていたんだな、と気がついた経験でもある。でも、この経験があったから大人になれた気がする。それから、人に対して多少だけど寛容になれたと思う。

今でも学校にいじめはあるだろう。この本でも教材にすれば、多少はマシになるんじゃないか。