肉魔神

野球と本の備忘録

「楽天野球団のシークレット・マネージメント」島田亨著

2010年09月14日 23時26分38秒 | 
「楽天野球団のシークレット・マネージメント」島田亨著、講談社1400円を読んだ。2010年3月発行

「マネー・ボール」は読んでいない楽天の島田オーナー(1965年、東京都生まれ)の著書。87年に入ったリクルートを退社し、89年にユーセンの宇野康秀らと株式会社「インテリジェンス」を起業したベンチャー経営者だ。

最近、岩隈のポスティングが取りざたされているが、まるでこの事態を想定していたかのような記述が、210ページにある。

以下引用

 たとえ、高い人気のある看板選手であっても、その選手本人の「移籍したい」との意向が強く、その放出で得た利益によって楽天イーグルスがさらに魅力あるチームになれると判断すれば、場合によってはむしろそうすることが経営者として当然だと思っています。

引用以上

これは、昨年オフからすでに話ができあがっていたのか、と思わざるをえない。

仰木彬 パ・リーグ魂(金村義明著) 世界文化社 1500円

2010年03月27日 23時50分15秒 | 
金村と故仰木監督の交遊録。

まさに「懐かしのパ・リーグ」「金ピカのネックレスに白いエナメル靴にセカンドバック、黒いスーツに黒いシャツのプロ野球選手」を体現していた2人だけに、内容は酒を飲んだ話ばかりだが、かなり面白い。

途中で鈴木啓示監督時代の近鉄の様子が出てくる。

「お前らも甲子園で優勝した育英高校の選手を見習ったらどうだ」とマジメな顔して説教してきた、という記述がある。
ウワサは本当だったのか、と少々びっくり。

さらに、トレーナー室で鈴木監督がマッサージを受けているため、選手がトレーナー室に寄り付かなくなったとか、藤井栄治コーチと鈴木監督は不仲のためコーチ辞任とか、かなり敵対心を持って暴露している。

また、金村が、けちな近鉄球団に辟易している様子は、何度も強調されている。

金村「子供が生まれたからミルク代で年俸上げてください」
査定担当「ミルク代ってどれくらいや」
といったやりとりや、
藤井寺球場に先発予定の野茂が車を停めるスペースがないなど、
冗談や漫才のような世界が生き生きと描かれている。

90点。昭和後半のプロ野球史として、残しておきたい本だ。

「野球バカ」書評、第3弾

2010年03月04日 15時52分18秒 | 
「野球バカ」ではPL野球部寮のいじめについても、書かれている。

最たるものは、桑田が卒業した翌年の夏。桑田弟の泉と同学年の選手が、PL教団内の池で死亡した。池にスリッパを投げ込んだ3年生が、2年生部員(Mクンと書かれている)に対し「スリッパを拾ってこい」と命じ、池に入ったMクンが心臓麻痺で死亡したというものだ。

「殺人もしくは傷害致死」などの事件としか思えないが、当時、この件は事故死として処理されたそうだ。

PL野球部の寮といえば、大変ないじめがあった(現在もあるかは不明)ことで有名だ。福留にしろ稼頭央にしろ橋本にしろ、誰もが「金をいくら積まれても2度と戻りたくない」と口をそろえる、無法地帯だったようだ。2001年夏には、元部員が上級生部員から暴力を受けていたとして損害賠償を請求し、野球部は出場停止処分を受けたが、これらも氷山の一角のようだ。

そしてドラフトについて。PL教団のI氏という人物が巨人側から金を受け取っており、暗躍したという。当時の報道では契約金6500万円、年俸480万円とされたが、実際は8000万円、800万円だったという。ドラフト後、早稲田サイドからは飯田監督とO氏という人物が桑田父の元に面会に訪れ「2000万円やるから早稲田に来い」と言われたという。O氏は、プリンスホテルから金を受け取っており、これは4年後に西武へ入団させる計画があったことが窺える。これから10数年後、西武が早稲田大学野球部員や東京ガスに進んだ木村(秋田経法大付)に裏金を渡している事件が発覚したが、さもありなん、という感じがする。

桑田のプロ入り3年目、両親は離婚。母の敏江さんは東京で生活を始めたという。

91年、桑田は「投げる不動産屋」と言われたが、これは姉の夫だったM氏(後に離婚し、警察官と再婚)にだまされたのだと、父は書いている。

桑田父の本に書いてあるすべてが真実だとは思わないが、これまでの半生をかなり赤裸々に書いてあることは事実だろう。読んだ面白さは、数ある野球本の中でも超Aクラスなことは間違いない。

「野球バカ」書評つづき

2010年02月27日 03時05分30秒 | 
桑田のいた中学からは結局、桑田を含む5人がPLのセレクションを受けた。

そのうち2人が合格し、もう2人は不合格の通知があったという。
これが桑田が欲しいPLと、ジョーカー(切り札=桑田)を持つ中学校の間の綱引きの結果だった。

その夜、桑田家が合格発表を待っていると、中学の顧問が「真澄くんもなんとかいけそうやわ」と桑田家に連絡を入れた。「自分の力でPLにいれてやったのだ」という、でっちあげの恩を売ろうとした訳だ。

そこで桑田父は「なんとかやて? それだったらうちは行きません。なんとか入れるぐらいなら、レギュラーにはなれないやろ」と反論した。うそにあきれたのだ。

困った顧問との話し合いは平行線をたどり、教師からの暴力もあり、卒業直前の3学期に、桑田は転校する。そして、1人だけPL入りすることになる。

桑田家では、同じような「セット販売」を前年に、姉の進路決定でも味わったという。姉が四天王寺高校に進学しようとしていると、「O女学院に進んでくれ」と中学から言われたという。そうすれば「あと4人が入れるから」という理由だ。結局、姉は四天王寺高校を受験し、合格したそうだが、中学からは「学年主任と教頭にお礼を持ってきてください」と謝礼を要求されたという。

しかし、ほんの20年数年前は、大阪の下町ではこんな話がまかり通っていたのだろう。

自分の経験でも、教師は信じるに値しない人も、結構な数、いる。もちろん、立派な人も多いのだけれど。

小学校6年の時、栄光学園を受験する、同じクラスのTが、「お願いします」と担任K藤に賄賂(紙ぶくろに入っていた)を渡す場面を目撃した。彼は勉強は確かにできたが、スポーツは同じようにはいかなかった。でも、体育を含め、成績は常にオール5だった。賄賂が効いたのだろう。そして、神奈川の名門、E光学園中学に進んでいった。

でも、それから7年後、同じ大学に同期で入学した。正直「ざまあみろ」と、胸のつかえが少し取れた。今思うと、彼も親から渡されたものを、そのまま渡しただけなのかもしれない、と少し余裕を持って考えられるけど。それでも、子供のころに、大人の汚い姿を見ると、結構がっかりしたものだ。桑田も汚い大人に翻弄され、結構傷ついただろう。

この本では、かなり共感できた部分だ。

「野球バカ」桑田泰次著、講談社、2000年

2010年02月26日 03時11分28秒 | 
今、とてつもなく面白い野球本を読んでいる。それが表題の「野球バカ」だ。先日、火災で亡くなった桑田の父が書いた本だ。

まず、父の履歴が面白い。中学で野球部をドロップアウト。プールに忍び込んで泳いだため、退部させられたそうだ。それからは草野球に燃え、高校でも遊びたいために野球部を退部。さらに就職も草野球の腕を買われて決まったとか。さらに2年ほどで会社を辞め、川合幸三(元阪急)田川豊(元大映)と組んで、草野球の助っ人をしていたという。さらに、何かにつけてけんかをしていたため、20歳まで保護観察下にあったというのだから、なかなか数奇というか、まあまともではなかったのだろう。

長男の桑田が生まれ、小学3年で八尾フレンドというボーイズで野球を始めた。「365日練習せい」と伝えると、小学4年時には「うちの子は勉強が嫌いで野球が好きだから、授業を受けんでもいい、と言ってやってくれ」と担任の教諭に直談判し、了承を得た。それからは、授業に出ず、練習と給食を食べるためだけに学校に通ったという。

めちゃくちゃだ。でも面白い。

ただし、6年生からは授業に出たという。

中学は部活に準硬式野球部があり、毎日野球をやるために部活に入ったという。中学3年のはじめには高校の争奪戦が始まり、授業料、寮費免除の特待生で、PL入りが決まったという。

すると、野球部の同期生3人が「僕もPLに入りたい」と、言い出した。野球部の顧問は「わしがみんなPLに入れたる」とタンカをきった。いわゆる「抱き合わせ」だ。「ドラゴンクエストが買いたいなら、バルーンファイトもセットじゃないと売らないよ」という商売をしていた、杉田のおもちゃやのような、悪辣さだ。

ここからの描写が細かくて、実に面白いのだが、夜も遅いので続きはまた。

とにかく、この本は最近読んだ中では、飛びぬけて面白い。

レッドソックス・ネーションへようこそ(李啓充著)

2008年04月25日 20時00分07秒 | 
レッドソックス・ネーションへようこそ(李啓充著)発行ぴあ・1600円

週間文春で掲載していた「大リーグファン養成コラム」をまとめたもの。
この連載を読みたいがために、文春を買っていたので、とてもうれしい。
今年に入って連載が終わっていたのだが、まさか編集部から打ち切られていたとは意外。著者の都合かと思っていただけに。

内容は、米国(ボストン)在住を生かした、メジャー界の面白話を集めたもの。ただし、新聞や雑誌に掲載された記事を分析したものなので、著者が実際に取材したものではない。

著者の前職が医師ということで、その視点を生かしていることと、英語と日本語に堪なことを生かしているのが特徴的。

本の中で面白かった話は
1=ジーターを推薦したスカウト話
2=ヤンキースのスタインブレナーオーナーについての記述。

1は、92年、ドラフト1巡目1位指名権を持っていたアストロズの老スカウトが「こいつはチームを何度もワールドシリーズに連れて行く選手。野球の素質だけでなく、チームリーダーになる人格の持ち主」と指名を主張したのが、ヤンキースのジーターだったという紹介。

2は、例えばレッドソックスファンとヤンキースで獲得合戦となったキューバから亡命したコントレラスについて。「よいものだろうが悪いものだろうが、相手のほしがるものは全て欲しがるスタインブレナーの性格につけこみ、レッドソックスは大してほしくなかったコントレラスの獲得合戦に参加。契約金を吊り上げ、相手に余分な金を使わせたという陰謀」という(ニューヨーク・デイリー・ニュース新聞記事)などの紹介。

「野茂のフォークはなぜ落ちる」(小岩利夫著、日本実業出版社、1365円)

2005年08月12日 22時28分23秒 | 
「変化球の投げ方が参考になるから」と、チームメートに借りた本。物理学の教授が書いているので、なぜボールが変化するのかを証明する数式などがたくさん書いてある。

それでも、変化球の球種ごとに握りと投げ方は非常に分かりやすく丁寧に書いてある。確かにその部分だけは参考になった。他は難しすぎてさっぱり読めない。

「コーチ」(マイケル・ルイス著、ランダムハウス講談社、1260円)

2005年07月21日 00時51分12秒 | 
いわずとしれた「マネーボール」著者の新作だ。ルイスが「もし、なんでも自由に書いていいと言われたら何を書く?」と雑誌編集者に問われて書いたのが、この本だ。

ルイス高校時代の野球部のコーチ(日本で言えば監督=フィッツ氏)を描いている。読んでいくとずいぶんと厳しい人物のような印象を持ちがちだが、数年前に日本の高校野球の強豪校の練習をたくさん見た経験からすると、大したことはない。

とはいえ舞台は現代のアメリカ。走りこみを命じたり、厳しい練習をすると親からすぐに文句がくるらしい。ルイスがいたころは、親から文句がくるようなことはなかったらしい。その時代格差とコーチへの評価の違いがこの本のテーマだ。

フィッツはアスレチックスにドラフト1位で入団したほどの腕前。とはいえ技術論はほとんど出てこない。メンタルを鍛える場面ばかりだ。そこがちょっと食いたら無い。

薄い本なので、数時間ですぐ読める。文章は流麗だがマネーボールの面白さには遠く及ばない。

55点。

「間宮兄弟」(江國香織著、小学館)

2005年06月26日 22時47分23秒 | 
もてない30代の兄弟の話。兄弟が協力して、どうにか恋人を作ろうともがくのだが上手くいかない。性格は良いのだが、どんくさいのだ。

兄はサラリーマンで弟は小学校の用務員。弟の学校の女教師やビデオ屋の女アルバイト店員を誘って、同居している家で合コンを開いても、そこから先には展開しない。ということが延々と続いていく。女性セブンで連載していたというが、女が優越感を持って男を見下すには最適の書。男にとっても。「あるある」とうなづく箇所は多々あり、いい暇つぶしにはなるストーリーだ。

ただ、兄弟ってお互いの恋愛にこんなにオープンだろうか? という疑問は残る。自分の経験では、結構お互いに秘密主義だったけど。

ついにゲーム終了

2005年06月16日 05時39分44秒 | 
ついにプレステ2のSDガンダム・ジェネレーションNEOをクリアした。ゲームに時間を費やすのは非常に無駄だ、と思いながらも最後までやってしまった。夜中が急に暇になったので、24時間やっている大塚の本屋へ。「いまどきの新書」(原書房、永江朗著、1200円)「間宮兄弟」(小学館、江国香織著、1300円)を購入。これで2日はもつか。

「ビタミンF」(重松清著)

2005年06月06日 22時38分00秒 | 
久しぶりに小説を買った。直木賞を取った時からタイトルが気になっていた。そして著者が西原理恵子の本や新聞、雑誌に寄稿するたびに、いい意味で売文家らしいスノッブさを醸し出してるなと感じていた。元は週刊誌がホームグラウンドらしく、テーマは重厚でもキャッチーで軽妙で高尚じゃない文体やリズムが、好みだ。

先に本以外のところで注目して読んだ直木賞受賞作だが、面白かった。短編集だが、一晩で読み切った。「ビタミンF」というタイトル作はない。Father、FamilyなどFの頭文字がつく単語が、全編の共通テーマとなっている。しかも主人公はすべて30代男で感情移入できた。

どの話も味があって良かったが、学校でシカトされる娘の話(タイトルは忘れた)が、プレステ2のガンダムジェネレーションNEOをやらずに済むくらい引き込まれた。

よくできた娘が学校でさしたる理由もなく、あえて言えば「目立つ」という理由で無視される。でも、子供にもプライドがあって親や学校には相談できない。そこで、娘は「自分に性格が似ている『せっちゃん』」という空想の人物を作り、せっちゃんが学校で無視されているという話を家族にする。

親は体育祭で娘が一人だけ創作ダンスを踊れず、友人と弁当を一緒に食べていないという状況を見てから初めて、創作話であることに気づく。せっちゃんが娘自身を投影した存在であることにも。

小学校6年のころ、同じような経験をした。数人のグループで順番にシカトすること、されることがあった。私の番も当然あった。よく覚えてないけど、それぞれ数週間~数カ月だろうか。とても辛かった。軽い円形脱毛症にもなった。担任の教師が、それをからかい余計に腹が立ったことも思い出す。あれから基本的に教師不信だ。でも、人に対して逆に辛いことをしていたんだな、と気がついた経験でもある。でも、この経験があったから大人になれた気がする。それから、人に対して多少だけど寛容になれたと思う。

今でも学校にいじめはあるだろう。この本でも教材にすれば、多少はマシになるんじゃないか。

「裏方」(木村公一著、角川書店、1500円)

2005年05月11日 14時56分56秒 | 
先日久しぶりに図書館に行った。4冊ほど本を借りた。タイトルの「裏方」と「松井秀喜 僕には夢がある」(広岡勲著、学研、1200円)、「超高校級」(ナンシー関著、河出書房)、「清水義範のほめ言葉辞典」(白泉者)。面白かった順に並べてある。

「裏方」に登場するのは、審判、トレーナー、グランドキーパー、スコアラー、グラブメーカー、ブルペンコーチ(加古はコーチではない)、スカウトの面々。特に伊良部の個人トレーナーとして渡米した元ロッテのトレーナー(吉田一郎)の話は面白かった。

伊良部自身が渡米を頼んだにもかかわらず、投球内容が悪化するにつれ体を触らせなくなる。記者に向けて故意にボールを投げつけ、「昨日のあれはないんじゃないか。場合によっては法廷闘争も…」と問われると「かかってこい!」。結局、あまりに常軌を逸した行動をとる伊良部についていけなくなって、吉田氏はシーズン閉幕間際に帰国する。


あと、グラブメーカー・ハタケヤマの創設の話も興味深い。以前は美津和タイガーの下請けだったが倒産を機に独立。代打屋という印象があった永尾泰憲(元ヤクルト、阪神)が意外にも守備が得意で、永尾にアドバイスを受けながらグラブを改良していく。

松井の本は、元報知の記者で現ヤンキースの松井専属広報が書いたもの。松井の本はどれも、本人の人柄が素晴らしいので、読後感がさわやかだ。松井本で今まで読んだ中で一番面白かったのは、ニューヨークタイムズに載った記事を集めた本だが。

ナンシー関のは、対談集。井崎修五郎が、「スポーツ美女で一番美しかったのは、○○年の甲子園の○○高-●●高の試合で●●高のスタンドにいた生徒」と答えたのが面白かった。なんでもNHKが中継の際に、かなり長時間彼女のアップを映していたらしい。そしたら後日、週刊誌でも取り上げられ、名前まで知ったとか。

清水義範のは、会社で派遣社員を使う機会があるので、何か参考になる言葉があるかと思って読んだ。この人の本は面白いものが多いのだが、これは駄作だった。デビュー作ともいえる「蕎麦ときしめん」は腹を抱えて笑うほど面白いのだが。

オススメ野球本

2005年05月08日 23時09分56秒 | 
「マネーボール」(マイケル・ルイス著。ランダムハウス講談社刊)は、野球好きにはゼヒ読んで欲しい。
「目から鱗が落ちる」という表現は、この本を読んだ後にぴったりだ。

内容は、貧乏球団アスレチックスがいかにして4年連続プレーオフに出場したかを、ビリー・ビーンGMの手腕を通して描いている。

ビーンは元ドラフト1位選手(高卒野手。確かメッツ)で、マイナー時代にはあのレニー・ダイクストラと同室だった過去を持つ。荒削りだが肉体的にはストロベリーと同様の素質を持った選手と見込まれていた。しかし、短気な性格とストライクゾーンの見極めができず、大した成績を残せず引退した。

引退後はアスレチックスのスカウト(日本でいうスコアラー)から、GMに上り詰めた。GMとしての基本姿勢は「第2のビリー・ビーンを獲るな」。つまり荒削りな原石を見つけ出そうとせずに、最初からコントロールが良い投手(スピードは必要ない)や選球眼の良い選手(長打力は必要ない)をドラフト指名するというもの。日本のスカウティングとは逆に「長打力(パワー)はプロ入り後から養えるが、選球眼や投球術は天性のモノ」と考える。

南海さん。まあとにかく、ご一読ください。