六甲高山植物園 2 ~“天上の花園”
この時期、六甲高山植物園を鮮やかに彩るのは湿原のクリンソウの群落である。
マゼンタに染まった湿原に木道が架かり、まさに“天上の花園”である。
クリンソウの名の由来は花茎が数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることからだという。
高山植物の女王と云われる「コマクサ」。
駒草と書き、馬の顔に似ているのが由来とか。
「馬ずらの女王」である。
エーデルワイスの一種、「ウスユキソウ」。
地味な花ながら、この花を見るたび、「サウンド・オブ・ミュージック」を思い出してしまう。
「ヒトリシズカ」(一人静か)。
名前の由来は悲劇のヒロイン静御前。
可憐だが、名前のせいか、何処か哀しげに見えてくる。
一人ではない。群生するのだから。
北海道の高山だけに見られるという「エゾルリソウ」。
瑠璃色の花は、なかなか素敵である。
翁の髭を連想することから、「オキナグサ」。
大峰山系に見られる、「オオヤマレンゲ」。
高原の花といえば、「ニッコウキスゲ」。
「クサタチバナ」はガガイモ科だが、橘など、みかん系の花を思わせる。
池には、「コウホネ」や「カキツバタ」。
下界の暑さにげんなりしたら、高山の花園を訪れてみませんか。
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