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ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

関西 Pav. の「水と光のシンクロ」 ~大阪関西万博 104

2025-09-07 | 万博

関西 Pav. の「水と光のシンクロ」 ~大阪関西万博 104


 関西パビリオンは「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」をテーマに、滋賀・京都・兵庫・奈良・和歌山・鳥取・徳島・福井・三重の9府県が参加している。

 六角形の灯籠をイメージした外観に、各地を象徴する切り絵があしらわれている。

 館内では、それぞれの府県が独自にブースを設け、文化や観光、最先端の取り組みが紹介されていた。

エントランス

京都府


三重県

和歌山県

鳥取県

福井県ブースではやはり、恐竜がテーマ。

福井県にいたという「フクイラプトル」の実寸大のモニュメントや地中からの恐竜の化石を発見する展示や恐竜の繁栄、絶滅を見つめるVR体験が興味深い。

恐竜のうんこ!?

 

徳島県

兵庫県

滋賀県

 京都府の黒谷和紙や徳島県の藍染、兵庫県のこうのとりの展示も素晴らしかったが一番、印象に残ったのは鳥取県の砂丘と滋賀県の琵琶湖と水の暮らしを中心とした映像だった。

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450個の球体が映像とシンクロする様は必見。

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アフリカの素顔  /ギニア・ビサウ /エスワティニ /ブルンジ /マラウイ ~大阪関西万博 103

2025-09-06 | 万博

アフリカの素顔  /ギニア・ビサウ /エスワティニ  /ブルンジ /マラウイ ~大阪関西万博 103

  経済発展については、まだまだ途上国が殆どだが、その分、エネルギッシュで素朴なアフリカの素顔を感じることができるという。 コモンズA

<ギニア・ビサウ>

 

 西アフリカに位置し、アフリカ諸国の中でも最も面積の小さい国の一つ。

 熱帯に位置し、いくつかの河川が流れるもののサバンナ気候の内陸部と、大西洋に面した沿岸部、大小88の島々(ビジャゴ諸島)からなる、豊かな自然とのんびりした空気の漂う国。


<エスワティニ>

 

 エスワティニ王国はアフリカ大陸の南に位置し、北東にモザンビーク、ほかの国境線はすべて南アフリカ共和国に接する内陸国。

 時が悠然と流れるアフリカ諸国の中でもひときわ素朴でのんびりとした国だという。

<ブルンジ>

 ブルンジは、小さな内陸国で、国の西南部は、タンガニーカ湖に面している。

タンガニーカ湖の漁業は重要な産業になっている。

 高原地帯に位置しており、気候環境はおだやかで、土壌も肥沃なため、古くから人口密度の高い国だが、紛争で国土が荒廃したため農業生産は伸び悩み、食料も援助に頼るようになっている。

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<マラウイ>

 マラウイは、アフリカ南部に位置する内陸国で、「アフリカの温かいハート」という愛称で知られるほど、人情に溢れた国民性が知られる。

 伝統的な農業国であり、タバコ、紅茶、砂糖などの農産品の輸出が経済を支えているが、生産性は低く、依然として最貧国のひとつに位置づけられている。

 

 

 

 


フランス Pav. の「夜のフランソワーズ」 ~大阪関西万博 102

2025-09-05 | 万博

フランス Pav. の「夜のフランソワーズ」 ~大阪関西万博 102

 フランスパビリオンの建物外側に石像のレプリカが設置されている。

 左は『ベルヴェデーレのアポロン』(ヴァチカン)

 右が『アフロディーテ(ヴィーナス)』(ルーヴル美術館)

イタリアにあるアポロンとフランスにあるヴィーナス像が赤い糸で結ばれている奇跡のような光景である。

 

 正面には16世紀のオランダ人彫刻家、アドリアーン・デ・フリース作、『プシュケを誘拐するメルクリウス』(ルーヴル美術館)。

『アムールとプシュケ(エロスの接吻で目覚めるプシュケ)』(ルーヴル美術館)。

パビリオンを覆う白い布は劇場のカーテンのようである。


 夜の万博はライトアップやインスタレーションにより、昼間の表情を一変させ異次元ワールドの様相を呈す。

 なかでも、フランスパビリオンは秀逸で、国旗トリコロールの彩に、しばし見とれてしまうほどだ。

 撮りためた写真を整理しながら、いつものようにタイトルを考えた。

 ふっと閃いたのが「夜のフランソワーズ」というフレーズである。

 ググってみると、昔、本当にリリースされていた歌のタイトルだった。

 フランソワーズ・アルディというシンガーソングライターの1970年代中の作品。

 聴いてみると、写真にあっているように思った。

 まるでパリの歌姫に導かれたような瞬間である。

 

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左からフランス館、アメリカ館、フィリピン館。


フランス Pav. の後編・「注連縄で繋がる宮島とモンサンミッシェル」~大阪関西万博 101

2025-09-04 | 万博

フランス Pav. の後編「注連縄で繋がる宮島とモンサンミッシェル」~大阪関西万博 101

  「ワインの部屋」はワインの産地アルザス地方をイメージしているのだろうか。

 ワイン庫の中みたいな薄暗い空間に、ブドウのオブジェがぶら下がっている。

 

 次の間は真っ白な空間に純白のドレスがずらりと並ぶエレガントなディオールの展示。

 煌びやかで幻想的なインスタレーション空間が広がる。

 

 もっとも、印象的だったのはフランス、日本の代表的な観光地をしめ縄で繋ぐという奇想天外な展示。

 どちらも海に浮かぶ世界遺産である広島・宮島の厳島神社とモンサンミッシェル。

 2019年に共に火災に遭い復興中の、ノートルダム大聖堂と沖縄・首里城。

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 ラストはセリーヌの展示。

 (今回紹介は前半のもので後半の展示は入れ替わっている。)

 BOULANGERIE(ベーカリー)も人気である。

 


フランス Pav. の前編・「アシタカとキマイラから始まる物語」  ~大阪関西万博 100

2025-09-03 | 万博

フランス Pav. の前編・「アシタカとキマイラから始まる物語」  ~大阪関西万博 100

 ワンダースター・万博シリーズの記念すべきNo.100は、屈指の人気を誇るフランス・パビリオンである。

 神殿のようなパビリオンのテーマは「愛の讃歌」。

    互いの小指が見えない魔法の糸で結ばれているという「赤い糸の伝説」を通じて、「自分への愛」、「他者への愛」、「自然への愛」といった様々な「愛」に導かれる新しい未来のビジョンを提案する。

 物語のプロローグとして、まず、登場するのはパリのノートルダム大聖堂の火災の難を逃れた守護神キマイラ像と宮崎駿の名作『もののけ姫』からの一シーン、「呪いの傷を癒すアシタカ」を描いた巨大なタペストリーだ。



自然と文化の遺産の保存と回復を暗示させながら、展示へと誘う。

やがて現れるのは四方の天井までをルイ・ヴィトンのトランクに覆いつくされた異空間である。

トランクの一つ一つに映し出されるのは、それを創る職人技。

そして、オーギュスト・ロダンの“手”の彫刻。

芸術もファッションも、人の手によって生み出されることを暗示する。

ルイ・ヴィトンのトランクを模った球体が回転し、地球をめぐる旅が始まる。

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ポンピドゥー・センター屋上でのダンスパフォーマンス

三人のダンサーが、見えない赤い糸を表現する。

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突然、鏡のような水面が現れると、真ん中に樹齢千年のオリーブが佇んでいた。

自然の鼓動がかすかに聞こえる。



 


UN Pav.(国際連合館)の「世界がつながる意味」 ~大阪関西万博 99

2025-09-01 | 万博

UN Pav.(国際連合館)の「世界がつながる意味」 ~大阪関西万博 99

 ライトブルーの、いわゆる「国連ブルー」に彩られた外壁と、そこに埋め込まれた200個以上のオーブ(球体)、17色で色分けされた持続可能な開発目標(SDGs)のカラーホイールが一際、目立つUNパビリオン(国連館)。

 

国連憲章は国連の主要機関として総会、安全保障理事会、経済社会理事会、信託統治理事会、国際司法裁判所、事務局の六つの機関を設けている。しかし、国連ファミリー全体はもっと大きく、15の専門機関(specialized agencies)と数多くの計画(programmes)や基金(funds)、各種機関が含まれる。                           (国連広報センター)

 専門機関には、国際労働機関(ILO)、国連教育科学文化機関(UNESCO)、世界保健機関(WHO)などがある。

 天井からオーブ(球体)が吊り下げられた印象的な部屋ではタッチパネルを使って国連の各機関の説明が見られる。

 大きな半球スクリーンに映し出される映像では、「団結」というメッセージを繰り返し伝えている。

 過去の戦争体験を風化させず、若い世代に語り継いでいくことの大切さが語られる。

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  国連については「十分に機能していないのでは」という声もある。

 常任理事国に拒否権という絶大な権限を与えているため、常任理事国が戦争の当事者だったり、指導者が覇権主義者であったり、民主主義や環境を重視しない独裁者であったりしたら、機能しなくなるのも当然だ。

 それでも、世界が国連の理念を実現するため団結していけるか、否かが今や人類の存亡に関わっていることは間違いないだろう。

 UN Pav. は「世界がつながる意味」を考える場所なのかもしれない。

 国連のことを、私たちは、もっと知っておくことが必要だと感じた。



 


「ミニ花火」と「ウラ・アオと夜の虹」~大阪関西万博 98

2025-08-31 | 万博

「ミニ花火」と「ウラ・アオと夜の虹」~大阪関西万博 98

   万博のメイン・ショーともいうべき、「アオと夜の虹のパレード」を裏側の大屋根リングから見ようということで夕刻に大屋根リングに上がってみた。

 酷暑を吹き飛ばすような涼風と夕陽、そして、刻々と表情を変えるウオータープラザのマジックアワーは素晴らしい。 

 しかし、あらためて、凄い人!(この日は14万だから、少ない方なのだが)

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(「アオと夜の虹のパレード」の観覧席からの全編ノーカット版はバックナンバーNo.20をご覧ください。)

 

 


オーストリア Pav. の「未来へ立ち昇る“歓喜の歌”」 ~大阪関西万博 97

2025-08-30 | 万博

オーストリア Pav. の「未来へ立ち昇る“歓喜の歌”」 ~大阪関西万博 97

 楽譜をモチーフにした螺旋状のオブジェで「歓喜の歌」を表現しているというオーストリア・パビリオン。

 この螺旋は空に向かって壮大に立ち昇るようで素人目にも建築技術の高さが窺える。

 中に入ると葛飾北斎の絵が描かれたピアノがあり、突然、自動演奏を始める。

 オーストリアと日本の間の深い絆やオーストリアの多様性と強みを楽しみながら探求していく。

 最後の部屋は「未来の大聖堂」では未来とインタラクティブに交流し、その創造に参加するよう招待される。

 未来は設計されるものではなく、創造するものなのだ。

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電力館 Pav. の「可能性のタマゴたちの輝く未来」 ~大阪関西万博  96

2025-08-28 | 万博

電力館 Pav. の「可能性のタマゴたちの輝く未来」 ~大阪関西万博  96

 電力館は電気事業連合会が出展するパビリオンで核融合や潮流発電、水素など約30のエネルギーが未来を切り開く可能性を持つものとして展示されている。

 パビリオン内に入ると、暗がりの中で色とりどりに光るタマゴ型デバイスが用意されており、来館者は好きなタマゴをひとつ選び首にかける。

 タマゴにはセンサーチップが内部に搭載されており、光ったり震えたり、約50パターンの振る舞いを見せる。

 入館者はゲーム感覚で館内をめぐり、学んだことをタマゴが記憶する。

 

 ラストは「輝きエリア」で天井からぶら下がった電飾が点や線、渦のような光を生み出し輝く。


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銀色のタマゴが半分ほど地上に突き出たようなパビリオンである。


イエメンの「怪しげなスーク(市場)で値切り交渉」 ~大阪関西万博 95

2025-08-27 | 万博

イエメンの「怪しげなスーク(市場)で値切り交渉」 ~大阪関西万博 95

 コモンズAのイエメン・ブース物販コーナーは、指輪やアクセサリー、衣類などを来場者に売っているのだが、大半が値札が付いていない中近東の怪しげなスーク(市場)と化している。

  ところが、アラブの商人を相手に大阪のおばちゃんの値切り交渉の舞台となっているのだ。

 ほとんどが電卓を片手に身ぶり手ぶりでのやり取りとなっている。

   おばちゃんの「あんたぁ、もうちょっと、負けてえなぁ!」攻撃に海千山千のアラブの商人も、タジタジとなっているようだ。

  イエメンでは政権側とフーシ派の内戦が続いており、飢餓などの人道危機に直面し、最近は戦闘が再び激しくなる兆しも出ている。

 外務省は日本人の渡航中止と滞在者の退避勧告を出している。

 世界は大変なところが多い。「負けてえなぁ」どころではない。

 万博が開催できる日本は幸せだ。



 

 


ベルギー Pav. の「‟いのちを救う”から、‟人間の再生”へ」 ~大阪関西万博 94

2025-08-26 | 万博

ベルギー Pav. の「‟いのちを救う”から、‟人間の再生”へ」 ~大阪関西万博 94

  まず目を引くのが、白い球体がいくつも浮かぶような、近未来的なパビリオンの外観である。

 ベルギー・パビリオンは生命を生み出す「水」と「細胞」をテーマにデザインされている。

  また、フランドル人、ワロン人、ブリュッセルの人々が水により調和する姿を表現しているという。 

 入館時にベルギーのお菓子ビスコフが配られた。

 最初は天井から水が流れ落ち植物が生い茂る中庭のような吹き抜けのある空間。

 天井のガラス窓からは空が見え、天候や時間帯によって異なる光で表情を変える。

 ベルギーがいかに‟いのちを救う”ことに貢献してきたかが紹介されている。

 次にワクチンの開発・生産・輸送に関する取り組み、医療ロボットや人工知能(AI)による先進的な医療技術、さらに義肢やリハビリ技術の進化など、幅広い角度から人間の健康と再生に関する展示が続く。

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屋上からは大屋根リングの絶景が。

夜になると表情を変えるパビリオン。

 

 

 

 


南米のいのちのエナジー・/ボリビア /スリナム /ガイアナ /トリニダード・トバゴ  ~大阪関西万博 93

2025-08-25 | 万博

南米のいのちのエナジー・/ボリビア /スリナム /ガイアナ /トリニダード・トバゴ  ~大阪関西万博 93

 

<ボリビア>                 (コモンズA)

    

ボリビアは、4,000m以上の山々が連なるアンデス高地をはじめ、熱帯雨林やサバンナなど多彩な自然環境に恵まれている内陸国。

また、アンデス高地では古代より高度な文明が栄え、さらにスペインによる植民地時代には、ポトシ銀山の銀が当時のヨーロッパ経済に大きな影響を与えた。

色彩豊かな民族衣装やフォルクローレ音楽など、民族文化に特色がある。

面積は日本の約3倍。人口は約1200万人。

資源はあるが、港を持たないため、経済的には厳しいといわれている。

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<スリナム>                (コモンズA)

スリナムは南米最小の国で、(日本の約1/2)で、人口は約59万人、国土の90%以上が手付かずの自然のままで残っていて、様々な種類の生き物が生息している。

かつてオランダの植民地となり、砂糖農園などのプランテーションで経済が発展してきた。

今もオランダとの関係が深く、他民族が暮らしながら、オランダ語が公用語として使われている。

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<ガイアナ>                (コモンズB)

ガイアナは、南米北部にあり、長らくイギリスの植民地だった歴史をもち、南米で唯一英語を公用語としている。

国土の約8割は熱帯雨林に覆われた生物多様性と自然美の楽園。

石油の採掘と生産により、貧困からの脱出を図る。

 

<トリニダード・トバゴ>           (コモンズA)

トリニダード・トバゴはカリブ海の最東端に浮かぶ小さな島国。

ブラジルのリオデジャネイロなどと並んで世界三大カーニバルに数えられるという「トリニダード・カーニバル」がある。

そのカーニバルに欠かせないのが、スチールパンである。to

ドラム缶から生まれた同国発祥の打楽器でボウルのような形の金属面をバチでたたくと、「ポロン、ポロン」と軽快な音が出る。

ラテン音楽のリズムが聞こえてきそうだ。

 


空飛ぶクルマ ステーション Pav. の「近未来体験・そらクルーズ」 ~大阪関西万博 92

2025-08-24 | 万博

空飛ぶクルマ ステーション Pav. の「近未来体験・そらクルーズ」 ~大阪関西万博 92

  かつて1970大阪万博で人間洗濯機とワイヤレステレフォンを未来の神器として掲示したように、2025大阪関西万博の目玉のひとつが「空飛ぶクルマ」である。

 

    空飛ぶクルマ ステーション・パビリオンでは、巨大且つ4面のスクリーンと床振動により、没入型の「空飛ぶクルマ」の疑似搭乗体験ができる。

 空飛ぶクルマの主な特徴は3つ。

 1つめは滑走路が不要で、バスケットコート程度のポートがあればヘリコプターのように垂直に離着陸できる点。

 2つめは、電気モーターで動くため、騒音が少なく二酸化炭素の排出量が抑えられる点。

 3つめは、いずれは自動操縦による飛行も視野に入れている点にある。

 JALの歴史が紹介される。(SINCE1951)

 「そらクルーズ」は、とある家族のショートストーリーを通して活用シーンを体感できる。

 物語は、小さな子どもが空飛ぶクルマに乗って大阪・吹田市の万博記念公園を出発し、架空の離島に住んでいる祖父母に会いに行くというもの。

 未来の大阪を上空から見下ろす映像が圧巻である。

千里から近未来の大阪市内へ。

 近未来の夢洲。いらん施設は建っていないか。

空から、お花見。吉野上空。

 見覚えのある島が見えてきた。

 もっと将来は、宇宙へ。

 万博内のモビリティ・エクスペリエンスではデモ飛行も。

 残念ながら、私には大型ドローンか、新型ヘリにしか見えない。

 私の中で「空飛ぶクルマ」とはスーパージェッターに出てくる「流星号」だから。

 (報道写真)なかなか、時間が合わない。

 


モザンビーク Pav. の「どこまでも広がる水平線」 ~大阪関西万博 91モザンビーク

2025-08-24 | 万博

モザンビーク Pav. の「どこまでも広がる水平線」 ~大阪関西万博 91

 

 アフリカ大陸の南東部に位置しインド洋に面した長く美しい海岸線を持つモザンビーク。

 パビリオンのフロントボードには「どこまでも広がる水平線をその目で」と掲げられている。

 中央には帆船を模したベンチを据え、壁側には液晶モニターやパネルを置いて、海洋研究などSDGs関連の取り組みを紹介する。

 日本の約2倍にあたる79.7万平方キロメートルの国土に、約3,300万の人々が暮らしている。

 鮮やかな色彩と花柄のペーズリーで彩られた「カプラナ」と呼ばれる伝統的な生地。

 女性たちが腰に巻いたり、赤ちゃんを抱っこするのに使ったりと、日常的に活用しているという。

 まだまだ、発展途上にある国だが、パビリオンに漂う明るさからは水平線の向こうにある未来を見据えているように感じた。


カタール Pav. の「白い帆船で未来の海へ」 ~大阪関西万博 90

2025-08-23 | 万博

カタール Pav. の「白い帆船で未来の海へ」 ~大阪関西万博 90

 カタールは、中東のペルシャ湾の小さな半島の国で面積は秋田県よりやや小さいくらいだが、石油や天然ガスなど豊富なエネルギー資源を有している。

 過去には1人あたりのGDP(国民総生産)が世界1位と、「世界で最も裕福な国」と呼ばれたこともあり、首都ドーハには未来的な高層ビル群が建ち並んでいる。

 カタールパビリオンは隈研吾氏が設計した帆船を模した印象的な建物で、「陸と海」をテーマに砂漠の砂やジュゴンなどの海洋生物、LNGパイプライン、かつての主産業であった真珠を紹介している。

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