ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

ロシア・ウラジオストク紀行 総集編 Ⅱ

2020-01-03 | ロシア紀行

ロシア・ウラジオストク紀行 総集編Ⅱ

 海外に行くと少なからず、異文化カルチャーショックがあり、その心地よい刺激が魅力である。

 それだけ、日本国内では、すべての均一化が進んできているということだ。

 グローバル化という名の均一化の波はいずれ、世界中に及ぶだろう。

 それに比例して、観光産業はイメージや表面だけの特徴や個性を強調、誇張して商品化していく。

 均一化される前に、どんどん、海外に出かけなければ・・・そう思った。

 (画像をクリックしてください。)

 ⑪ニコライⅡ世凱旋門と鷹の巣展望台

 

 ⑫「ライライライ」でロシア酒場の夜は更けて

 

 ⑬シビルスコエ・ポドヴォリエ・ホテル

 

 ⑭黒猫のいるホテル

 

 ⑮シベリア鉄道・始発駅

 

 ⑯フタラーヤ・レーチカ市場にて

 

 ⑰極東連邦大学博物館と要塞博物館

 

 ⑱街角デジスケッチ Ⅱ

 

 ⑲港町のノスタルジア

 

 ⑳ロシアお土産事情

 

 ㉑街角デジスケッチ Ⅲ

 

 ㉒ジーマさんち訪問

 

 ㉓アエロエキスプレスの車窓から

 

 ㉔ウラジオストク、テイクオフ

 

 

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ロシア・ウラジオストク紀行 総集編 Ⅰ

2020-01-02 | ロシア紀行

 ロシア・ウラジオストク紀行 総集編 Ⅰ

 ロシアから平野区喜連の古刹・如願寺にやってきたドミトリー・ヴォルコゴノフ・慈真(ジーマ)副住職との出会いから、ロシア発大阪ツアーに同行などの交流。

 副住職の里帰りに同行してのウラジオストク探訪。ブログ25回シリーズの総集編です。

 画像をクリックしてください。

 フォト・チャンネル 100枚

 

  ここからは、バックナンバーです。旅行気分が味わえると好評をいただきました。

  こちらも画像をクリックしてください。

  ①関空テイクオフ

  

 ②アライバル

 

 ③ポクロフスキー聖堂

 

 ④街角デジスケッチ Ⅰ

 

 ⑤浦塩時代の面影

 

 ⑥海辺通りと聖イゴール教会

 

 ⑦ロシア風水餃子ぺリメニ

 

 ⑧ダンシング・ガール

 

 ⑨革命戦士広場

 

 ⑩C-56潜水艦博物館とアンドレア教会

 

 次回No.2 に続きます。

 

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ウラジオストク テイクオフ ~エピローグ (完結篇)

2019-10-12 | ロシア紀行

ウラジオストク テイクオフ ~エピローグ (完結篇)

 ウラジオストク空港の施設内に入るには、また、入管並の検査を通過しなければならない。

 カウンター前のインフォメーションを見る。

 S=C だとわかっていても、「オカカ」と読んでしまう。

 ナヌッ!5時間近い遅れ!!

 昨年、屋久島の帰りの便の到着が遅れて、最終電車に間に合わず、関空のベンチで一晩明かしたことが脳裏をよぎった。

 外国の便の遅れは日常的だとはいえ、閉鎖された、この空間でどうやって過ごすか。

 やはり、これしかない。

 S7航空から、この遅れのお詫びにと夕食?が支給された。

 ピラフとコッペパンのW炭水化物だった。

        

 さすが、ロシアの空港だけあって、見慣れない機体が多い。

 遅れていた便が漸く、到着。

 やっと、テイクオフだ。

    このまちは、どんどん、変わっていくだろう。

    次回はどんな表情をみせてくれるだろう。

    カパー(またね!)

 マジックアワーのフライトだ。 

 

 

 

 

 機体は沿海州沿岸を沿うように飛んだ。

 よく見ると、雲の下に街灯りがちらつく。

 旅の終わりの光景。

 

 

 無事、関空到着。

 

 全25回のロシア・ウラジオストク紀行にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

 

 

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アエロエクスプレスの車窓から ~ロシア・ウラジオストク紀行 ㉓

2019-10-10 | ロシア紀行

アエロエクスプレスの車窓から ~ロシア・ウラジオストク紀行 ㉓

 旅も終わりに近づいた。

 シベリア鉄道始発駅であるウラジオストク駅からウラジオストク空港駅までは空港連絡線の「アエロエクスプレス」が運行されている。

   もちろん、「はるか」や「ラピート」とは、だいぶ、趣きが違う。

 約55分間乗車で、運賃は220ルーブルと結構、リーズナブルだが、一日、5往復しかしていない。

  

  ホテル前を出発。いつの間にか、旅仲間というか、旅チームのような感じになっていた。

 

 ウラジオストク駅に到着。

 

 切符は、こんな感じ。バーコードか、QRコードを読み取って、入場する。

 

 

 先日のローカル列車よりは、少しだけ、豪華。

  車窓風景は変化に富む。

    かつて、五木寛之の小説や大瀧詠一の歌によって、感化されたシベリア鉄道の旅は、この先に続いている。

    ほんの触りの触りだけしか見れないのは残念ではあるが。

 

 

 アムール湾に跨がる長大なハイウェイ。

 
 

  これが、菜園付のダ―チャ!?

 

  シベリアは天然ガス埋蔵量、世界一を誇る。

  凍れる港と広大な原野を持つロシアにとって、鉄道輸送は海運より大事。

 

 

 

 連れが遅れたため、運転手に直談判して列車を止めた、凄いおばちゃん。

 

 

 ウラジオストク空港に到着。

 予期せぬ出来事が待っていた。


ジーマさんち訪問 ~ロシア・ウラジオストク紀行 ㉒

2019-10-08 | ロシア紀行

 ジーマさんち訪問 ~ロシア・ウラジオストク紀行 ㉒

 ウラジオストクのラストナイト。

    今回、ガイドしていただいたジーマさんのご実家にお招きいただいた。

 中心街から、バスで10分ほど乗車し、郊外のニュータウン?に到着。

 夕刻なので自宅に帰る車列だろうか、大渋滞が発生していた。 

 おうちの前で、ジーマ・パパが孫のユーリ君とお出迎え。

 早速、祝杯だ。

 「遠路遥々、ようこそ!」とおっしゃったと思うのだが・・・・わからない!

 乾杯!とにかく、乾杯!素晴らしき出会いに。

 続いて、ジーマ・ママが手料理をどんどん、持ってきてくださった。

 スリムでお若く、チャーミングな方だ。

 

 あっという間に、打ち解け、ほっこりと寛いだ。

 主食の黒パンは、ライ麦の香りがして、私もお気に入り。

 手作りのボルシチ。レストランとは、また違った家庭の味。

 蕎麦の実のカーシャは、家庭料理の定番。

 麺ばかりではなくて、こんな食べ方もあるんだ!と吃驚した。

 一番、驚いたのが、これ。

 ライ麦で作った黒パンに麦芽を加えて発酵させた飲み物 「クワス」。

  ビールとコーラと麦茶を合わせたような、ちょっと不思議な味。

 ロシアでは、麦茶のように一般的に飲まれているようで、スーパーでは40ルーブルで売られていた。

 ジーマ・ママはモスクワ大学で、コンテンポラリー・ダンスの講師をされているそうだ。

 ジーマ・パパが 「ママはNO.1 !」 と、さかんに自慢していたのが、実に微笑ましい。

 幸せそうな、ご一家だと思った。

 そして、ウオッカだ!

  ウオッカは、ストレートで、こう飲むんだよと、言わんばかり。

  私も真似したら、火を吹きそうだった。

 

 

 ジーマさんのご実家の皆さん。心づくしのおもてなしに感謝します。

 ありがとうございました。ボリショイ・スパシーバ!!

 

 

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街角デジスケッチ Ⅲ ~ロシア・ウラジオストク紀行 ㉑

2019-10-05 | ロシア紀行

街角デジスケッチ Ⅲ ~ロシア・ウラジオストク紀行 ㉑

 駅から望む「霧のロシア正教会」。

 この街は銅像がやたらと多い。

 

 「王様と私」のユル・ブリンナーの生誕地でもある。

 レーニンは何処を指していたのだろう。

 水はけの悪さは滞在中、相変わらず。

 マンホールから、溢れた水が川となっている幹線道路もあった。

 バスターミナルなのに、陥没した箇所が・・・。

 街は落書きだらけだが、なかには、アートもある。

 郊外には、巨大な団地群が建っている。

 人口60万という市民の多くが団地に住んでいるのだろうか。

 都市に住むロシア人の多くは田舎に菜園付きの別荘「ダーチャ」を持つという。

 ロシアの若者には、Tattooが流行っているというが・・・ちょっと、怪しげ。

 トイレ事情も、よろしくない。

    まず、トイレの数が日本と比べると極端に少ない。

    中心街にある5階建てショッピング モールでトイレが5Fしかないとわかって、焦ったこともある。

    やっと、探し当てた公園のトイレは有料だった。

    個室の鍵は昔ながらの蝶つがいが多く壊れているのがあった。

    彼方のウォシュレットが恋しくなった。

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ロシアお土産事情 ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑳

2019-10-04 | ロシア紀行

ロシアお土産事情 ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑳

 

  ロシアのお土産といえば、誰もが一番に挙げるであろう「マトリョーシカ人形」。 

  人形の中に、また人形、そのまた中にと・・・箱根の入り子人形から、ヒントを得たという、マトリョーシカ人形は一つ一つが手作りだという。

 

 

 私は、あまり、お土産店でお土産を買わない。

 庶民が日常生活で使うものをお土産にしたいからだ。

 だから、当然、地元のスーパーや市場で買うことになる。

 今回、特に気に入ったのは、ドライフルーツと蜂蜜。

 それも、格安で手に入った。

 一押しはイチジクである。

 計ってもらっているのは、かなりの大粒で好評だった。

 もうひとつは、蜂蜜。

 こちらは、蜂の巣入りで、プロポリスがたっぷり、入ってそう!!

 

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港町のノスタルジア ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑲

2019-10-03 | ロシア紀行

港町のノスタルジア ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑲

 ウラジオストク随一の正統派ロシアン・レストランで高級感ある店として、人気がある「ノスタルジア」にやってきた。

 今日もよく、歩いた歩いた一万歩の祝杯である。

 「バルティカ3」は、ロシア最大のビールメーカー「バルティカ社」の看板商品。

 ゴールドで、きめ細かい泡立ちが魅力的。

 ホップの苦み、麦芽の味わいがストレートに感じられるビールで、馴染んできた。

 日本人の味覚にあう(と思われる)ロシア料理の数々。

 ホタテと地元産キノコのバターソースグリル。

 昔ながらのロシアン・ピクルス。

 白インゲンとプルーンのボルシチ、黒パン付き。

 2種の魚介スープ ウハー。

 ビーフストロガノフ。

 ロシア風クレープの「ブリヌイ」。

 一同の笑いを誘ったのが、コレ。

 ハンバーグを注文したのに、中身は、どう見ても、お好み焼き。

 おたふくソースが欲しくなった。

  最初、生暖かいビールをもってきたときには、驚いた。

  社会主義国時代のノン・サービス精神は、今も息づくようだ。

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街角デジスケッチ Ⅱ ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑱

2019-10-02 | ロシア紀行

街角デジスケッチ Ⅱ ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑱

 

 カテゴリーに収まりきれなかった街角の表情をピックアップしてみた。

 ポクロフスキー教会の横にも、レンガ造りの教会があった。

 

 ナナカマドのような植物。地元の人はこれで、ジャムを作るそうな。

 土産店の招き猫。

 カラスを見かけない代わり、あちこちにいた鳥「カササギ」。体長は45cmほど。

 郊外では、トロリーバスを見かけた。

 市街地のバスはどこまで行っても、23ルーブル。庶民の足だ。

  降車ベルなどはない。

 バスのドライバーは運転席の横に釣銭のコインを置いている。

 乗客が降りる際は大忙し。

 

 街には、100年ものの建物がざらにある。

 坂の多い町。バリアフリーとは言い難い。

 何故か、車イスは見かけなかった。

 そういえば、バイクや自転車も見かけない。

 こんな光景に出くわした。

 こんなお医者さんなら、子どもならずとも、行きたくなる。

 

  

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「極東連邦大学・博物館」と「要塞博物館」 ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑰

2019-10-01 | ロシア紀行

「極東連邦大学・博物館」と「要塞博物館」 ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑰

 極東連邦大学・教育科学博物館(FEFU・scientific museum)は科学、生物、民族、歴史の総合博物館である。

 展示内容は多岐にわたり、貴重な資料も豊富であることなど、見飽きることがない。

 ウラジオストクは10cの渤海時代には、渤海使を迎えるほど、日本と深い交流があった。

 その後、金、元、清の支配時代を経て、ロシア帝国の支配下となる。

 ロシア革命時の日本占領~極東共和国時代、そして、ソ連の時代を経て、現在のロシア連邦となる。

 「ウラジオストク要塞博物館」はアムール湾を望む丘の上に位置する。

 冷戦時代の軍事拠点として、東方の牙城であった、この町の素顔を垣間見る。

 ちなみに、ウラジオストクは「東方を支配せよ」という意味である。

 要塞の中は資料の博物館となっていた。

 要塞の中にも、マリア様が祀られていたが、こんな悲しげなマリア様を見たことがない。

 

  

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フタラーヤ・レーチカ市場にて ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑯

2019-09-30 | ロシア紀行

フタラーヤ・レーチカ市場にて ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑯

 ウラジオストク駅から、2駅、近郊のフタラーヤ・レーチカという駅に降り立つ。

 ここまでくれば、観光客もいないだろう。

 

 小さな町だが、地元民ご用達の市場があるという。 

 レートで、1ルーブル≒1.82円。

 皆さんも買い物するつもりで、ちょっと、市場を覗いてみませんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 健康食品?を売っているお店。

 今回の旅で自分に買った土産の中で、一番良かったのは、ここの「菩提樹の蜂蜜」だった。

 

 「幻のきのこ」、「森のダイヤモンド」と呼ばれる、サルノコシカケ科の「チャーガ」。

 主に白樺の木に寄生し、10~15年かけて成長する。

 免疫力を高め、癌にも効くという。

 

 こいつは、たぶん、ミツバチか。

 上記、二つは話のタネに買えば、よかった。

 

 1リットルのペットボトルが小さくみえる。

 おばちゃんが入れているのは、黒ビールの量り売り。

 これが、実にうまい。最高だった。

 

   

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シベリア鉄道・始発駅 ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑮

2019-09-29 | ロシア紀行

シベリア鉄道・始発駅 ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑮

 ウラジオストク駅と言えば、モスクワまで、9288kmにも及ぶシベリア鉄道の始発駅。

 (モスクワを起点とすると終着駅になる。)

 ここからモスクワまで、6泊7日の「ロシア号」乗車は昔からの夢だったが、現実には相当な体力と退屈さを伴う旅のようだ。

 他にも、ハバロフスクやノヴォシビルスク行きの長距離列車も出ている。

 駅のホームは主に4つあって、シベリア鉄道の他、近郊列車のエレクトリーチカや空港行きの列車もここに発着する。

 今回はウラジオストクから、2駅だけ乗車して、その雰囲気をちょっぴり味わおうという企画。

 まあ、しかし、せめて、イルクーツクまでは行きたかったというのが本音。

 ウラジオストク駅の駅舎は、ネオ・ロシア様式と呼ばれる17Cの建築様式を踏襲した建物で1853年開業という。

 往年の蒸気機関車が展示されていた。

 

 駅舎に入るには、金属探知機ゲートや荷物のX線検査を通らなければいけない。

 テロ対策が徹底されている。

 待合室には、壮大な天井画とシャンデリアがあった。

  天井画にはウラジオストクとモスクワの観光名所が描かれているのだそう。

 改札口はなく、乗車する列車が入線したら、其々のホームに向かう。

 ところが、10:01発の列車に乗るのに、ホーム案内表示が直前まで、「?」のまま。

 案内放送もないまま、駅中を右往左往して、走り回った。 

 

 冷や汗をかきながら、漸く、乗車。

 広軌の車両で、座席は3人席が二つ並ぶ、木製のベンチシートである。

 途中で、おばちゃんが検札に来た。珍しい光景。

 ちなみに、切符はレシートである。

  

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黒猫のいるホテル ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑭

2019-09-28 | ロシア紀行

黒猫のいるホテル ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑭

  「あたしの名前はブスチャ。

  シビルスコエ・ポドヴォリエ・ホテルの看板猫よ。

  まあ、この街では、一番、有名な猫って、とこね。

  嘘じゃないわ。

  なんなら、“ウラジオストク ブスチャ” て、ググってみなさいよ。

  “ブスチャ”の意味?

  人間の言葉はよくわからないけど、これだけの美貌だもの。

  “ブス”ではない筈よ。

   あたしは、正真正銘の“看板猫”!

  ほら、ご覧なさい。」

「 あたしは看板猫だけど、やってくる旅人には、けっして、媚びないわ。

  ただ、彼等をじっと、観察するのが趣味ってとこね。

 近頃はロシア人だけじゃなく、外国からも、たくさん、やってくる。

 いつも、騒がしいあの人たちばかりじゃなく、日本からもやってくる人が増えたようね。

 先日も変な日本人が来た。

 いきなり、やってきて、挨拶もそこそこに、あたしを撮りだすのよ。

 あたしのモデル料は高いんだから。

 宿泊料に上乗せするわよ。」

 「安眠妨害もいいとこよ。

 あんまり、迷惑だから、ちょっと、威嚇してみたの。」

 「 ところが、あいつときたら、ひるむばかりか、“おうおう、一丁前に” とか言って、ますます、ずうずうしく、撮りだす始末よ。

 それも、毎晩のように、やってきてはよ!」

「 ついには、あたしをダシにフロント嬢にまで、ちょっかいだすのよ。

 ほんとにスミにおけないわ。あいつ。」

「 あたしは、あいつを無視することに決めたわ。

  寝たふりよ。

  ほんとに熟睡してることもあるけど。」

 「 "オラオラって”、尻尾で、挑発されたって、無視よ。無視。」

 「 でもね。無視を決め込んでいた、あたしなのに、本能には逆らえなかった。

  カメラの下げ紐がブラブラしてるのが、無視できなかったの。

  そう、″猫じゃらし” に見えてしまったのよ。

     思わず、飛びついてしまったわ。」

 「まあ、仕方ない。

 悔しいけど、本能だから。

 そうこうしているうちに、あいつ、お別れの挨拶にきた。」

「 旅人だから、いつか、帰ってしまうのは当たり前。

 ホテルの看板猫だから、そんなことは日常茶飯事のこと。

 そう思うんだけど、今回だけは淋しい。

 やなヤツだと思っていたのに、どうしてなのかしら?」

 

  

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シビルスコエ・ポドヴォリエ・ホテル ~ウラジオストク紀行 ⑬

2019-09-27 | ロシア紀行

シビルスコエ・ポドヴォリエ・ホテル ~ウラジオストク紀行 ⑬

 

 滞在中の拠点である、この長ったらしい名のホテルはウラジオストクの中心地にあり、アクセスも便利だった。

 中央広場から、ポクロフスキー教会に続くオケアン大通りの坂道の途中、古いビルの中を繰りぬいたようなトンネルの向こうに3棟の建物に囲まれるようなホテルの中庭が現れる。

 突然、ヨーロッパの古い町並の路地裏に迷い込んだような雰囲気である。 

  豪華ホテルというわけではないが、ゆったりとしたスウイーツの部屋は寛げた。

 私は一人、ロフト仕様の屋根裏部屋へ落ち着く。

 同室のお二人と中庭探訪。

 インテリアもお洒落。テラス付きの部屋が多い。

 朝食は、いったん、オケアン大通りに出て、隣接する別棟のレストランへ。

 こちらも、相当、古そうな建物だ。

 朝食バイキングはロシアらしい料理が並んでいた。

  実は、このホテルには、我が物顔の主が棲んでいる。次回へ。

  

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「ライライライ」でロシア酒場の夜は更けて ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑫

2019-09-26 | ロシア紀行

「ライライライ」でロシア酒場の夜は更けて ~ロシア・ウラジオストク紀行 ⑫

 スヴェトランスカヤ通りに面するロシア料理店の老舗「ポルト・フランコ」の前で、イケメンの好青年が合流した。

 ジーマさんの弟でサンクトぺテルブルクの大学生、マキシム君だ。

 さあ、楽しいディナー・タイム!

 港町風情がテーマの店だそうだが、なんで、魔法使い!?

 ロシア料理と聞いて、すぐ、思いつくのが「ボルシチ」!

 もともとは、ウクライナ料理だった「ボルシチ」の特徴は、ピーツによる鮮やかな真紅色。

 ピーツと玉ねぎ、ニンジン、キャベツなどの野菜に肉やハーブを加えて、煮込んだスープは深い味わいがある。

 

 サワークリームを混ぜると、更にマイルドな味わいを楽しむことができる。 

 ジャガイモのピロシキ。

 ニシンのオイルサーディンに黒パン、紫オニオンを載せた料理。

  あまり、料理の解説は得意ではないので、写真で想像してください。

 すべての料理が日本人の口には合うようだ。とても、おいしい。

 ロシアのビールも、いける。

 それにしても、君の飲みっぷりには、ロシア人もびっくりだ!

 奥のテーブルで、ロシアの女性が「ライライライ花の季節」を歌っていた。

 酔いも手伝って、思わず「ライライライ」と口ずさむ、ロシアの宵。

 

 

 魔法使い?のおばあさんが、ハイタッチで見送ってくれる。

 

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