知られざる古代「猫文明」 ~猫猫寺・開運ミュージアム ④
地球は猫の惑星だった。
人間世界に平行したパラレル・ワールドである猫世界にも古代「猫文明」の遺物がある。
永らく、極秘裏に収集されていた、その文明の遺物が猫猫寺で公開されている。
アルタニャラ洞窟で見つかった「肉球の壁画」
ニャスカの地上絵。空からでないと何が描かれているか、わからないという。
同じく、古代ニャン米の遺跡内で見つかった飛行機らしき謎のモデル。黄金ジェットともいう。
にゃほんの「はにゃわ」は前方後猫墳(ぜんぽうこうにゃんふん)から出土した。
同じく、にゃほんから、「猫光器土偶」。
ニャ―スター島のモニャイ像。
続いて、ニャイル文明。
ツタンニャ―メンの壁画
ツタンニャーメンの黄金の棺。棺にはネコログリフが刻まれている。
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猫住職の「般にゃん心経」 ~猫猫寺・開運ミュージアム ③
1400年前、トン国の猫目マサコ三蔵は、にゃん悟空マチャキ、二シ八戒、さごシローらを従えた苦難の旅の末、にゃんどから経典を持ち帰った。
それが法要で必ず唱えられる「般にゃん心経」である。
龍猫山 猫猫寺のご本尊、大日猫来坐像。
「なんだ!ブタか!」と思った人は必ず、地獄に落ちようぞ。
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「猫のバーテンダー」 ~猫猫寺・開運ミュージアム ②
「一日の終わりに、カクテルでひとときのやすらぎを如何?」
「それなら、心に響く一杯をシェイクしてくれ。」
「マティーニ?ネグローニ?それとも、血の香りの、ブラッディ・マウス・メアリー?」
「いいね。でも、あてはあれにしてくれ。」
「チキン?チーズ? あ~いつものね。」
「そう、”ねこまんま”。鰹節はたっぷりにゃ~!」
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猫猫寺・開運ミュージアム ① ~何にゃん?にゃんにゃん寺にゃん!
京都市左京区八瀬に招喜猫宗 総本山 猫猫寺(にゃんにゃんじ)がある。ご本尊は大日猫来(だいにちにゃんらい)様。
築100年の古民家を寺院風にした店内すべてが猫アートの美術館。
ネコ好きにはたまらないだろう。どちらかというと、犬好きの私もたまらにゃい!
この際、猫の手も借りて開運しましょう!!とのことにゃん。
タイガーマスクならぬ、キャットマスク。
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伊豆・松崎の「入江長八美術館」〝漆喰芸術の殿堂〟 ~伊豆半島紀行 ⑨
幕末から明治にかけて活躍した松崎町出身の鏝絵(こてえ)の第一人者、入江長八の作品を収蔵するミュージアムである。
鏝絵(こてえ)とは、左官で使う鏝で絵を描いたもので、そんなアートがあること自体、知らなかった。
〝漆喰芸術の殿堂〟とも云われる「入江長八美術館」は建物の前衛的かつ独創的な佇まいからして見応えがある。
左官名工の魂である鏝を祀る「鏝塚」。
長八美術館に隣接する民芸館も素敵だ。
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「まぼろし博覧会」 ② ~見てはいけない「キモ可愛くて怪しい夢空間」
夢かうつつか幻の「まぼろし博覧会」に、もの悲しさを感じるのは「盛者必衰」の無常観が漂っているから。
また懐かしさを感じるのは深層心理に潜む想い出たちの片鱗があるから。
できるなら、ここには行かない方がいい。
見てはいけない「キモ可愛くて怪しい夢空間」は夢の中まで追いかけてくる。
もっとも、「人は見てはいけない」と言われると余計、見たくなるものだが。
伝説のセーラちゃんに会えなかったことが少し心残りだ。
































「まぼろし博覧会」 ① ~カオスとデカダンス(退廃)の異次元ワールド
伊豆高原に「まぼろし博覧会」という世にも奇妙な博物館がある。
いや博物館なのか、テーマパークなのか、シアターなのか、既存のカテゴリーには当てはまらない。
つまりは行き場を失ったかつての花形スターが、ガラクタとなって辿り着いた「カオスとデカダンス(退廃)の異次元ワールド」といったところか。
NHKの「ドキュメント72時間」などで放映されてから、俄然、注目を浴びるようになった。
もと、熱帯植物園だったようで甲子園球場とほぼ同じくらい広大な敷地にある。
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ルイ・イカール美術館 ~Kyotoで感じるアール・デコの薫り
八瀬の瑠璃光院の一角に位置する「ルイ・イカール美術館」。
パリ市と京都市の国際文化交流を一層深めるという目的で設けられた施設で、アール・デコ時代に活躍した画家であるルイ・イカールの作品を展示している。
パリジェンヌの薫りを京都で感じる稀有なスポットである。無料なのが嬉しい。
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かたつむりミュージアム「ラセン館」 ~造形作家の不思議ワールド
京都府木津川市加茂町に不思議な私設ミュージアムがある。
加茂町の田園風景に囲まれた村の一角にある築約100年の古民家をリノベーションした、"かたつむりミュージアム「ラセン館」"である。
入館すると、見たこともない巨大な生物のオブジェが置かれており、いきなり不思議ワールドに引き込まれる。
中心となる展示物に「かたつむり・リアルフィギュア」がある。
これは造形作家である館長が現在の技術では標本にできないカタツムリの軟体部分をリアルに造形して、生きている時の様子を再現したもの。
次に世界各地のカタツムリモチーフの工芸品や美術品が展示されている。
自然科学・人文科学・美術表現の視点を通して、カタツムリの魅力が表現されている。
館長さんの趣味なのか。何故か恐竜も。
カタツムリの展示に使われているレトロなアンティークの家具類と古民家造りの梁や壁面とのコラボにも、つい見入ってしまう。
館長さんは気さくな方で珈琲まで出していただいた。
特にカタツムリ好きでなくとも、ゆっくり、過ごせる穴場スポットである。
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石ノ森萬画館 ③ ~FOCUS「仮面ライダー」
「仮面ライダー」は「サイボーグ009」と共に石ノ森章太郎先生の代表作で1971年にシリーズ第1作『仮面ライダー』の放送が開始された。
(マンガ連載は前年から)
藤岡弘演じる主人公・本郷猛が悪の秘密結社ショッカーによって改造手術を施されて、バッタの能力を持った大自然の使者・仮面ライダーとなり、人間の自由と世界の平和を守るため、愛車であるバイク(サイクロン号)に乗り、毎週ショッカーが送り込む恐ろしい怪人達と戦う物語が展開された。
藤岡弘は放映開始まもなく、バイク事故のため、一時、佐々木剛演じる一文字隼人のライダー2号に交代するが、変身シーンが受けて大ヒットとなる。
彼らは元々敵対する悪の組織「ショッカー」の科学力で生まれた存在で、人間でなくなってしまった改造人間の苦悩も抱えていた。
このあたり、サイボーグ009にも共通するシチュエーションである。
その後、次回作『仮面ライダーV3(1973)』や『仮面ライダーBLACK RX(1988)』等の派生作品が次々に放送され、仮面ライダーシリーズとして定着していくことになる。
22~3歳で演じていた藤岡さんと佐々木さんも御歳70代後半となり、時の流れを感じざるを得ない。
もう、このあたりになると、ついていけない。
若手俳優の登竜門にもなっている。
最新作はガッチャード。
石ノ森萬画館 ② ~FOCUS「サイボーグ009」
石ノ森章太郎先生の代表作「サイボーグ009」。私にとっても、子ども時代のヒーローであると同時に「仲間」や「カンパニー」の大切さを教えてもらった作品でもある。
展示を振り返りながら、この作品をFOCUSしてみた。
<あらすじ>世界中に戦争を引き起こして、各国に武器を売りさばく死の商人“黒い幽霊団”(ブラック・ゴースト)。
彼らは戦争用サイボーグ兵士を開発するために、世界中から人間を連れ去っていた。
ブラック・ゴーストに改造され、ゼロゼロナンバー9人目の戦士・009となった島村ジョーだったが、同じように改造された8人のサイボーグ戦士とともに反旗を翻し、ブラック・ゴーストから脱走する。
9人のサイボーグ戦士たちは、哀しみを胸に、それでも人間の平和のため力を合わせて闘いの日々を送るのだった。(石ノ森プロダクション・ポータルより)
今のご時世なら、こんなキャラクター設定は難しかったかもしれない。大らかな時代だったのだろう。昭和は・・・。
カチューシャがトレードマークのフランソワーズはホントかわいかった。
石ノ森萬画館 ① ~石巻マンガッタンの宇宙船
石ノ森萬画館のある中瀬地域の島の形が、ニューヨークのマンハッタン島の地形に似ていることから、「マンガッタン」と呼ばれている。
ニューヨークは20世紀の商業や金融、経済の情報発信地だったが、 21世紀はクールジャパンのマンガ文化やアニメ文化をこのマンガッタンから発信していくんだという気概に満ちている。
その「石ノ森萬画館」はまさしく舞い降りた宇宙船のような奇抜な外観である。
京都大学総合博物館 ~バラエティな展示に興味津々
京都大学総合博物館は京都大学が開学以来100年以上に渡って収集してきた貴重な学術標本資料約260万点の保管及び大学での研究・教育活動とその成果の紹介を行っている博物館。
日本の大学博物館としては最大規模を誇るそうで、館内は文化史系・自然史系・技術史系と分野分けされており、土器や石棺などの考古学資料から古文書・古地図、化石や貴重な生物標本まで、展示物は非常にバラエティ豊富である。
エントランスでは巨大なナウマンゾウとアジアゾウの頭骨の化石が出迎えてくれる。
次に世界的にも貴重な鉱石だという「輝安鉱」。
のっけから、多様だなと思ったら、今度は小惑星イトカワで採取された粒子のレプリカ。
ナウマンゾウに始まる自然史系。
「ランビルの森」の展示。ボルネオ島にある熱帯雨林の森の生態系を調査しているという。
日本の動物展示コーナー
私にとっては憧れのギフチョウ。
次は技術史。木製蒸気機関車の模型。明治時代に研究のため、イギリスより購入したという。
と思っていたら、次は考古学史で石棺が展示されている。
衣笠を模った埴輪。
古代の甲冑。
キリシタンの墓碑。
なかなか、バラエティに富んだ博物館だった。まあ、当ブログもバラエティに富んでいるが。
広大な京都大学構内を散策。百周年時計台記念館(旧京都帝国大学本部本館)
やはり、これがないと京大らしくない。
「尊攘堂」なる建物があった。かつては維新の志士の遺墨を収集・展示していたという。
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安堵町 歴史民俗資料館 ~「灯芯ひき」と「天理軽便鉄道」
近場であるのに行ったことがないというスポット、奈良県生駒郡安堵町へプチトリップしてみた。
安堵町は奈良盆地のほぼ中央、大和川と富雄川が合流するあたりに位置する、のどかな田園の中にある。
「安堵」という、心安らぐような地名だが、実際には地勢的にも昔から水害に苛まれた地域であったろうことは容易に想像できる。
白壁の重厚な造りが特徴の「安堵町歴史民俗資料館」は元庄屋の今村氏の邸宅を活用した展示施設。
奈良県再設置運動(明治時代に一時消滅した奈良県を再設置に導いた運動)に尽力した、今村勤三の生家だ。
江戸時代から伝わる古文書や、日々の生活で人々が使用した民具の数々が展示されているが、町の伝統産業であった「灯芯ひき」の展示に特化した資料館でもある。
安堵町では低湿地を生かした藺草(いぐさ)栽培が盛んだったという。
近代陶芸の巨匠、富本憲吉は安堵町の名士。
「灯芯(とうしん)ひき」とは、藺草(いぐさ)の「ずい」を専用の道具を使って取り出す、江戸時代より続く安堵町伝統の技術のことで、「灯芯」は寺社の灯明や、和ろうそくの芯などに用いられる。
今や安堵町以外では、全国的にも見ることが難しく、日本の灯りや伝統祭事を支える貴重な技として脈々と受け継がれている。
「灯芯ひき」体験会が催されていた。
もうひとつの見物は「天理軽便鉄道」のジオラマで安堵駅周辺。
天理軽便鉄道は大正4(1915)年大阪から天理へ向かう天理教信者の短絡線的需要を見込んで開業。
国鉄関西線法隆寺駅前の新法隆寺から東へ天理まで運行していました。
当初はコッペル機(蒸気機関車)が小さなボギー式客車をひいて一日13往復。
新法隆寺・天理間9㎞の所要時間は34分だったということです。
6年後の大正10(1921)年には大阪電気軌道(のちの近鉄)に買収され、その一年後には平端・天理間が標準ゲージにされ大阪から天理へのメインルートは西大寺経由になり、762ミリのまま取り残された平端~新法隆寺間は1945年に営業休止し、昭和27(1952)年に正式に廃止となりました。 (ウィキペディア)
廃線跡が今でも田園風景の中に残っているという。
まるで、ボンネットバスのようなガソリンカー。
菜の花畑の向こうに聖徳太子の巨大な案山子が立っている。