今日は予告どおり②マルチタスクによる疲れを説明したいと思います。
マルチタスクとは、脳が複数のことを処理していることです。
たとえば、テレビを見ながら将棋を指しているとか、車を運転しながら電話をしているような場合です。
マルチタスクは、すごく脳を疲労させます。
疲れてくると、まず、自分で考えることをやめます。
そして、何かに抵抗する気力がなくなっていきます。
それから、だんだんと自己肯定感を奪っていきます。
かなり危険です。
なぜ、僕たちはマルチタスクをしてしまうのでしょうか?
それは脳が刺激を好むからです。
人間は同じことを続けていると飽きてしまいます。それで複数のことをやってしまいます。
また、複数のことをしていると、得をした感じがしますよね。
しかし、後述のように、全然得しません。
サセックス大学の認知科学センターに怖い研究があります。
それは、スマホやパソコンなどを、いくつも操作をすると、脳の構造が変わってしまうそうです。
脳の神経のかたまりである灰白質という部分が少なくなり、神経が働かなくなります。
そうすると、不安感が強くなり、うつや精神的な問題を抱える可能性が高くなります。
また、認知症の危険も高まるそうです。
一番の問題は、マルチタスクは生産性が下がることです。
複数のことを処理しているのだから、物事が早く進むように思われますが、40%も生産性を下げるそうです。
マルチタスクをやめて、できるだけシングルタスクにするのがいいでしょう。
シングルタスクとは、一つのことに集中して取り組むことです。
シングルタスクを成功させる秘訣は、短く時間を区切ってその時間は集中すると決めることです。
人にって、集中力に差があります。
だから、5分にするか一時間にするかは、その人によって異なります。
その時間だけは、一つのことに集中すると決める。
そして時間が来たら、別のことをする。
そうやって、常にひとつのことに取り組むようにします。
僕も、飽きやすい性格なので、なかなかシングルタスクができません。
同時進行で、何かやってしまいますね。
自分でブログを書いていて、なんですが、僕自身、シングルタスクできるように頑張りたいと思います。