梅雨の季節に関わらず、あまり雨も降らず、気持ちのいい日が続いている。
おかげで夏山登山に向けてのトレーニングが順調に進んでいる。トレーニングのメニューは重いザックを担いだジョギングが主だが、縄跳びもする。
縄跳びは、場所も取らず手軽で消費カロリーも大きい。体力があれば、ぜひともダイエットメニューに取り入れてもらいたい。効果テキメンである。
縄跳びは、近くの公園ですることが多い。私の住んでいる地域は、少子化にも関わらず、子供が多い。公園にうじゃうじゃたむろっている。縄跳びをしていると、子供が群がってきて「縄跳びの練習をしているの?」とか、「ぼくにもやらして」とか言ってきて、少しだけうざったい。
それでも、うまくあしらって黙々と縄跳びをしている。1000回をワンセットで、5000回くらいやる。だいたい40分くらいかかる。
さて、今日は縄跳びの話がメインではない。今日のメインの話は、公園で子供たちを観察して気づいたことである。具体的にいうと、男の子と女の子の遊び方の違いについてである。
私も昔は男の子だったので、その遊び方は熟知している。男の子の遊び方は、基本的に、戦争ごっこである。つまり、野球なりサッカーなり敵と味方に分かれて争うのである。鬼ごっこやかくれんぼも、個人対個人の争いである点では、結局、同じことである。
ある決められたルールの中で、勝負に勝つことが目的であり、それを達成することが重要なのである。その意味で、男の子の遊びは単純明快だ。
問題は、女の子である。正直言って、女の子は何をやっているのかさっぱりわからない。例えば、一見、鬼ごっこをやっているように見える。しかし、厳密な意味での鬼ごっこではない。単に友達を追いかけ回して、ワーワーキャーキャー言っているだけである。そこにはきちんとしたルールはない。女の子の遊びはだいたいそんな感じで、ほとんど規則性はない。しかし、男の子より数倍楽しそうである。女の子の楽しそうな感じを見ていると、微笑ましくてなんとなく笑えてくる。
男は所有、女は関係性といった人がいるが、所有は目的意識がなくては達成できない。関係性は、目的がなくても、その場その場の相手との関わりをうまくやることで維持できる。
所有は、将来に対する期待・夢につながる。そして、それを持っていることで、過去の栄光が誇りになる。しかし、現在はきつい。そのきついことを乗り越えなくてはならない。
一方、関係性は、現在の状態である。今、この瞬間が楽しいことが重要になる。
そうすると、今この瞬間がきつい男の子より、現在を楽しむ女の子の方が幸せだといえる。
もうすこし深く考えれば、なかなかおもしろい事が発見できるかもしれない。