フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

両神山 八丁尾根  9月29日

2012年09月30日 22時55分52秒 | 登山

 日テレのイッテQでイモトアヤコがマッターホルンを登頂していた。
 マッターホルンは素人が登れるような山ではない。テレビでは放送されないイモトさんの努力が伝わってきた。純粋にすごいなぁと思った。来年はヒマラヤに登るらしい。頑張ってもらいたい。
 
 登山は危険が伴う。その危険がだんだん癖になって、エスカレートしてくる。挑戦したいという人間の本能を刺激するのだろう。
 
 私も土曜日に、関東では一番危険と言われている両神山の八丁尾根に行ってきた。
 かなり怖かったが、それゆえ楽しくもあった。


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 八丁トンネルの登山口


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 綺麗なトイレ。

 

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 最初からこんな感じ。結構怖い。


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もう紅葉が始まっている。

 

 

 

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 とにかく鎖場の連続で、体力と技術に自信がない人は止めたほうが無難である。技術的に自信がなくても、懸垂を10回できるくらいの腕力があれば、根性で登りきれる。また、腕力がなくても痩せていれば腕にかかる負担が軽くなるので大丈夫だろう。実際、痩せた女性がスイスイと登っているのを見た。多分、一番危険なのは、腕力がない太めの女性である。

 かなり怖いが本当に危ないところは少ない。
 危ない箇所は、行蔵峠の手前にある3段に渡る20mの鎖場と、東岳手前の鎖場だ。
 前者の岩場は、角度がきつくかつ長いため、恐怖をコントロールしなければならない。
 後者は、鎖が変な感じで付いていて、左手で鎖、右手で岩を掴んでのぼる感じになるので、足場をきちんと確保しないと落ちそうになる。
 この2箇所は、本当に注意すること。

 あと、手袋は必ず持参すること。軍手は不可である。滑り止めのついた手袋が必ず必要である。そうでないと疲労のため握力が低下し、滑り落ちる可能性がある。

 ちょっと脅かすような内容になってしまったが、足場をきちんと確保して、恐怖をコントロールすれば、それほど難しくはない。思ったより大丈夫である。

 コースについて補足すれば、八丁トンネル駐車場にはバスなどの交通機関が使えないので、マイカーになる。そうすると必然的に、ピストンになる。
 通常、登りより下りのほうが怖いが、八丁尾根に関して言えば、下りはさほど怖くない。鎖をしっかり掴んで下れば、恐怖は少ないし安全である。

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物事を解決すること

2012年09月28日 08時43分58秒 | 社会・政治・思想哲学

 抽象論や感情論だけでは物事は解決しない。
 具体的にかつ合理的に解決策を模索していかなくてはならない。
 例えば、領土問題について考えてみよう。両端の極論をあげてみる。
 1、韓国と戦争をして竹島を奪う
 2、韓国にくれてやる 

 1については、憲法改正をしなければならず、かつ国民の支持も得られないから、ほぼ不可能である。もし実現したとしても、両国の関係が危機的な状況になるだろう。

 2については、実現は簡単であるものの、国民の支持が得られず、不可能に近い。また、くれてやる理由もない。

 だから、私達が採るべき解決策は、この中間策ということになる。
 
 私は、抽象論や感情論だけでは物事は解決しないと言った。しかし、抽象論や感情論は有効に利用しなければならない。
 国民は合理的な判断だけで納得しない。納得は、合理的判断を含め、感情の落とし所のよさによって得られる。
 そして、もう一つ考慮しなければならないのは、相手方の利益と感情である。
 自分たちだけが利益を得るようなやり方はよくない。それだと相手の恨みを買うことになり、あとで大変なことになる。相手方を黙らせるためには、それなりの利益を与えなければならない。もちろん、譲歩の度合いは、相手方の民族性を配慮して行う。
 与えるともっと取ろうとする民族がいるからだ。

 国のリーダーは、国民の富を守る合理的な判断ができなければならない。しかし、多少の合理生を後退させても、抽象論、感情論を駆使し、国民を納得させることもできなければならない。

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日本は東南アジアとの関係を強化すべきである

2012年09月20日 08時55分09秒 | 社会・政治・思想哲学

 中国・韓国との関係がこれから先よくなることはほとんど不可能だ。ただ、最低限、中国との武力衝突は避けなければならない。
 
 問題は経済的関係をどうするかである。
 私は、少しづつ東アジアから東南アジアに経済的関係をシフトさせていくべきだと思っている。タイ・ベトナムなどは、既に重要な国になりつつある。
 
 例えば、東南アジアの人口を並べてみる。ベトナム8700万、カンボジア1400万、タイ6900万、ラオス600万、ミャンマー4800万である。仏教国だから、宗教的にも穏健で、親日でもある。
 これにインド12億を加えれば、中国を軽く越える。
 これらの国を、親日のまま強い国にすれば、それほど中国を怖がることもないだろう。そして、相対的に中国や韓国の地位が下がっていく。
 
 日本は、結果的に中国・韓国に対する投資に失敗したといえるのではないだろうか。
 問題は、これから先、東南アジアとどのような関係を作っていけるかということである。

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政治家のスピーチについて

2012年09月13日 08時57分52秒 | 社会・政治・思想哲学

 自民・民主の総裁選や日本維新の会の結党大会があって、政治家のスピーチを聞く機会が増えてきた。
 面白いなぁと思うのは、誠実に話している政治家ほどつまらなくて、橋元さんのように「バカなコメンテーター」などと過激な発言をするほうが、話に引き込まれていくことである。
 政策の合理性を語るより、感情を刺激するほうが、支持される。
 人々は理性より感情を重視するということだ。
 ただ、感情を揺さぶるには過激な言葉を使うだけでは足りない。そこには物語が必要である。
 
 1、自分に何かが欠けていて(力)、不利な状況にある。
 2、大きな敵が自分たちの行く手を阻んでいる。
 3、大きな敵を倒すためには、あなた達の力、支援が必要である。
 4、支援を得て、大きな敵と戦い、それに打ち勝ち、新しい世界が広がる。

  こういうストーリーである。
 できるだけこのストーリーを上手く組み立てる。敵を悪辣に仕立て上げ、自分たちの困難を大きく見せ、民衆のために命がけでやっていくヒーロー像を作る。

 政策を実行するためには、国民の支持が必要である。それがなくては何もできない。その意味で、このように国民の感情に訴え、扇動していくことも必要悪といえる。
 しかし、問題は政策の内容である。それを吟味するためには、感情に流されない理性が要求される。自分の利害をできるだけ排除した合理的公平さである。
 ただ、私たちは自分の利害から離れることはできない。
 ロールズの言った「無知のヴェール」(自分が利益を享受する側にいるか、犠牲になる側にいるかわからない状態で政策を決定すること)
のような公平さを維持するのは大変だ。

  

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