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フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

忘れている淡い記憶

2020年10月05日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

僕は関心のあることについては、けっこう覚えています。

しかし、さほど興味のないことについては、すぐに忘れてしまいます。

たぶん、記憶力があんまり良くないのでしょう。

ほんとに、いろんな記憶が抜け落ちています。

秋がやってきて、散歩をしていると、ふっといい香りがしてきました。

あっ、キンモクセイだ、と思います。

その時、はじめてキンモクセイは秋の花だったなと思い出します。

たぶん、普通のときに、キンモクセイはいつ咲く花ですか?と質問されたら答えられません。

そして、キンモクセイの匂いで、もう一つ思い出すことがあります。

それは、キンモクセイに関する論争です。

ただ、誰と誰の論争だったか覚えていませんが。

ある人がキンモクセイの匂いが好きだと言いました。

もうひとりはキンモクセイの匂いはトイレの芳香剤を思い出すから嫌いだと言いました。

それで、「どう思う?」と僕に尋ねてきました。

僕は、トイレの芳香剤を思い出すね、と答えてしまいました。

その時の、いい匂いがするといった彼の悲しそうな雰囲気を思い出します。

それを思い出すと、ちょっとだけ心に痛みを感じます。

人の好きなものを否定してしまったからですね。

でも、正直言って、キンモクセイの匂いが大好きですよ。

「キンモクセイの匂いは好きだよ」とタイムマシンがあったら答えたい。

なんであんな斜めな答えをしたんだろう。

この時期になると、そんなことを思い出します。

コメント (2)
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