フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

強さと温かさ

2020年10月11日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

「君主論」の著者、マキャベリがこう言っています。

愛されるのと恐れられるのはどちらがよいか?

誰もが両方兼ね備えている方が望ましいと答えるだろう。

だがこの2つを同時に満たすことは難しい

この言葉を聞いたとき、なるほどなと思いました。

ここでいう愛されるとは、人間的な温かさのことです。

そして、恐れられるとは、人間的な強さのことですね。

僕自身、このどちらも欲しいと思っていました。しかし、難しいことに気づいていました。

僕は基本的に優しい性格をしていますが、すごく強さを求めています。

強さとは、世界を動かす能力と意志です。

これに対して、温かさとは、人に対する共感能力と愛情です。

この2つのバランスは本当に難しい。

実際、このバランスの難しさは、生理学的にも根拠があります。

強さのホルモンであるテストテロンは、温かさを生み出すオキシトシンというホルモンを阻害する働きがあります。

テストステロンの分泌が多くなると、自己主張が強い性格になります。

逆に、オキシトシンが分泌されると、優しい穏やかな性格になります。

やはり両立は難しいのですね。

しかし、努力によって、この強さと温かさは両立ができるそうです。

そのテクニックについては、笑顔や笑いが関係しています。

例えば、クリント・イーストウッドの笑顔です。

彼の笑顔は、強さを感じさせると同時に、おちゃめで温かさも感じる笑顔です。

ほんと素敵な笑顔ですよね。

たとえば、お笑い芸人の松本人志さんだったら、強さが目立ちますね。

しかし、さんまさんだったら、バランスが取れているかもしれません。

強いんだけど、ユーモアがあるというのが、一つの答えですね。

この2つを兼ね備えるのが、僕の目標でもあります。

十分、優しい性格をしているのだけど、強くなれるかな。

できるといいのだけど。

コメント (2)
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