フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

ネガティブな感情になったとき

2020年10月23日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

精神科医で臨済宗の禅僧でもある川野泰周さんが、疲れについて分類しています。

大きく2つです。

1、身体の疲れ

2、脳(心)の疲れ

身体の疲れは、わかりますよね。

スポーツや肉体労働をして、身体がヘトヘトになった状態です。

とにかく横になって休むことです。

問題は、脳の疲れについてです。

この脳の疲れについては、二種類あると川野さんはいいます。

①ネガティブな感情によるもの

②マルチタスクによるもの

今日は、①のネガティブな感情による疲れについて話しします。

僕たちの体には「疲労因子」があり、それはネガティブな感情と関係しています。

つらいことや嫌なことにあると、脳がもうやめてくれと信号を出します。

そのシグナルが出た時、活性酸素が出てきて細胞を攻撃します。

攻撃された細胞から、FF(ファティーグ・ファクター)という疲労因子が出ます。

この疲労因子が、脳に疲労を生じさせます。

しかし、ポジティブなときは、この疲労因子が出てきません。

つまり、楽しいときは疲労しないのです。

僕たちがネガティブな感情になりやすいのは、圧倒的に人間関係に関することです。

それもコミュニケーションのズレから起こることが多いです。

たとえば、ある言葉の解釈をめぐってです。

同級生の男の子が「ブス」って言ったとします。

その瞬間は、ムカッとします。それであとになって、私はブスなんだと悲しくなります。

でもね。

嫌な気持ちになるか、ならないかは、自分の気持ちひとつなんですよ。

つまり、自分の解釈次第なんです。

だから、ネガティブ解釈と、もう一つポジティブ解釈を用意するんです。

重要なのは、ポジティブに変えるのではなく、2つ準備することです。

決めつけないことが、大事です。

その「ブス」と言われたことについて考えれば、

「彼は私をブスだと言った」それで、ネガティブな気持ちになった。

でもね、人ってわからないよ。

「彼は私が好きだからそんなことを言っている」かもしれない。

そうやってポジティブ解釈を無理やりねじ込んでいく。

そして、この2つがあり得ると思うことです。

落ち込みやすい人は、嫌な出来事をずーっと考えています。

だから、それを断ち切らないといけません。

他人の気持ちって、自分の頭の中で考えても、まったく違うことが多いです。

実際、好きな子をブスだと言った男を、僕は知っています。

それで、女の子は自分はブスだと思っていました。

アホみたいな話ですが、そういうことってあり得るんです。

だから、ネガティブな感情に襲われたら、もう一つのポジティブの解釈を用意する。

それで、2つの解釈があると思って、そのことは忘れて前に進む。

そうすれば、嫌なことにとらわれないで、進んでいけます。

これは、僕が実際にやっている方法です。

まじでうまくいっています。

ネガティブな感情に陥らないと、タフな状態を維持できます。

疲れないからです。

試してみてください。

②のマルチタスクの疲れは、後で話ししますね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする