フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

人の顔をじっと見る癖

2020年04月30日 07時00分00秒 | 読書・書籍

川端康成の「日向」って、なかなか素敵な短編小説です。

 ちょっと、出だしだけ紹介しましょう。

二十四の秋、私はある娘と海辺の宿で会った。恋の初めであった。

娘が突然、首を真っ直ぐにしたまま袂を持ち上げて、顔を隠した。

また自分が悪い癖を出していたんだなと、私はそれを見て気がついた。


22歳のときに川端康成は、伊藤初代という15歳の女性と婚約します。

ただ、一ヶ月後、伊藤さんから婚約破棄されます。

理由は謎とされていますが、伊藤初代で検索すると出てきます。

「日向」という小説は、この婚約者との出来事を書いたものだと言われています。


川端康成は、女の人をじっと見る癖がありました。

美人編集者さんの顔を、数時間黙って見続け、相手を気味悪くさせ、泣かしたことがあるそうです。

この小説の出だしも、女性をじーっと見つめて、女性が恥ずかしがっています。

この後、自分はどうして人の顔をじーっと見る癖があるんだろうか?と自己嫌悪に陥ります。

そして、その原因を思い出そうとする。

幼い時に両親が死んで、親戚に厄介になっていた頃、人の顔色を読んでいたからか?と自問します。

しかし、原因は、好きだった盲目の祖父を観察していたからだ、と気づきます。

自分のこの変な癖が、卑しい心の名残ではないと気づき、とたんに嬉しくなってくる。

そして、愛する女性が、顔を赤らめて、言います。

「私の顔なんか、今に毎日毎晩で珍しくなくなるんですから」と。

最後に、幸せな気分に包まれ、めでたしめでたしと終わります。

 

僕も、川端康成ほどではないにしても、人の顔をじーっと見る癖があります。

僕の場合、相手の心を深く知りたいからです。

何を考えてるのかな?疲れてるかな?今日は元気があるな?、とかね。

たしかに、恥ずかしがられることがありますね。じっと見てると。

ただ、それは、相手を気にかけているからです。変態だからではありません。


川端康成は、女好きで有名でした。

晩年、加賀まりこが好きすぎて、デートに誘ったり、彼女のために映画の原作を書いたりしたそうです。

加賀さんを熱っぽく口説いていたが、彼女は軽く袖にしていたそうです。

彼はちょっと変態なのかもしれませんねwwww。

ノーベル賞作家に好き勝手言ったら、怒られるかな。

だったらごめんなさい。

 

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眠いんだよね

2020年04月29日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

春は、ちょっと活動的になるから、夜遅くまで起きている。だから、朝は眠い。

「春眠暁を覚えず」ってそんな感じの意味でしたっけ?

朝寝坊のところは合ってるよね。


眠りに関する言葉で「白河夜船」という言葉がある。

吉本ばななの小説の題名だ。

「白河夜船」って美しい言葉だと思いませんか?

意味は、「ぐっすり寝込んで、何が起こっても知らないこと」だ。

たぶん、僕は29日の朝は、白河夜船だと思う。


吉本ばななの小説のあらすじを簡単に言おう。

主人公の女の子が、アルバイトの上司と不倫をしている。

そして、親友が自殺してしまう。

彼女は悪いことから逃げるように、毎日寝てばかりいる。

たしか、そんな小説だった。

暗くて不幸なのだが、不思議と読後感は良かった気がする。

眠りは、人にパワーを与え、前向きな方向へ導くからだろう。

基本的に、僕はパワフルな人間だ。でも、充電するために、寝てばっかりいる。

だから、食欲よりも睡眠欲のほうが強いかもしれない。

でも、性欲はもっと強いかも、ハハハ。

なんのアピールかわからないが。

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カレーの中に何肉入れるか論争

2020年04月28日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

「うちの息子の嫁ね、カレーを豚肉で作るのよ…もうほんまに信じられんわ…」とすごい深刻な顔で年配女性のお客さんから愚痴られたんだけど、数日考えた今も何が悪いのかサッパリわからない…イスラム教だったのか…??

ちょっと前に、ツイッター上でバズっていた、カレーの中に「何肉入れるか」論争だ。

僕は新潟生まれで、新潟はカレーの中に豚肉を入れる。たまに鶏かな。

個人的には、チキンカレーが好きです。ビーフは高級というイメージ。

全国的には、西はビーフ、東は豚 だそうだ。

これについて思うことがある。

東の人は豚でも牛でも喜んで食べる。

でも、西の人は、ちょっとだけ豚をバカにしているのではないかと疑っている。

それは、豚の味なのか、それとも豚の容姿なのか定かではないが。

ふふふ、カレーに豚を入れるなんて邪道だよって感じで。

これに関連して、ポークカレーと言うと、「松本人志の放送室 鈴木桂治」を思い出す。

松本さんも、ちょっとだけポークをバカにしてる雰囲気があります。

笑えます。よかったらどうぞ。

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人と会って話をすること

2020年04月27日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

やっぱり、意表をつく攻撃というのは、なんと言っても人間だ。

人と話してると、えー、そんなこと思ってたんだと、意表を突かれる。

それが、苦痛のときもあるが、ほとんどの場合、楽しい。

でも、今は自粛自粛で人と会えないから、そういう事件がない。

だから、口をあんぐりするようなアホな話が、ぜんぜん書けない。

人とのトラブルを、おもしろおかしく書くのが得意なんだけど、そういうことがないからね。

コミュニケーションにおいて、言葉が果たす役割は7%にすぎないと言われている。

表情や言い方、顔色や声のトーンで、残りの93%の情報を得ているそうだ。

だから、Face to Faceで話することが大事だ。

また、世界が普通に戻らないかな。

そしたら、道を歩いているときに、バカみたいな人と会って、頭にくるようなことだったり、笑っちゃうことに遭遇するのにね

そうなったらなったで、また文句を言いそうだけどね。

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永劫回帰

2020年04月26日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

今日は、ニーチェの思想の一つ「永劫回帰」を考えましょう。

かんたんに言うと、世界・歴史はループしているということです。

人生は、何回も何回も繰り返されるという世界観です。

ちょっと想像してください。

摩擦のないビリヤードの台の上に、球を突きます。球は力を失うことなく、ぶつかり合って動き回ります。

そして、時間は無限にあるから、球は永遠にぶつかって動き回ることになります。

すると、ある時点で、ビリヤードの球が、以前のどこかの時点と同じ配列になる瞬間がやってくる。

そこから、また何から何まで、ことごとく同じ順序で反復することになる。

じゃあ、視野を広げて考えましょう。

このビリアードの台の中を、宇宙だとします。ビリヤードの球を、原子だと考えます。

原子はぶつかり合い、運動します。時間は無限にあります。

そうすると、宇宙の中で、原子が前と同じ配列になる瞬間がやってくる。

そこから、また何から何まで、ことごとく同じ順序で反復することになる。

こうして、世界はぐるぐるとループすることになり、同じ歴史が繰り返されることになるわけです。

世界が本当にこうなっているかどうかは、分かりません。

単なる思考実験です。

では、ニーチェは、この永劫回帰で何が言いたかったのでしょうか?

過去のことはもう終わったことだとして、問題は、今です。

もしも、この瞬間が、無限の時間の中で、何回も繰り返されることになるとしたら?

だとしたら、お前は、この瞬間をどう生きるんだ?

その選択でいいのか?

その行動でいいのか?

その人生でいいのか?

ニーチェは、僕たちに、そう問いかけているのです。

繰り返されることになっても、後悔しない人生を生きろと。

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ねたみをコントロールする

2020年04月25日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

ねたみは、二人いれば生まれるが、やきもちは、三人いなければ生じない。

性的に独占したいのが恋人で、どうでもいいのが友達だとする。

彼女を口説く男が現れ、ちょっとデートしようかなと彼氏に言う。そのときに感じるのがヤキモチだ。

ヤキモチには愛情を育む役割があり、適度であれば、必ずしも悪いものではない。

問題は、ねたみである。

ちょっとロシアの小話を紹介しよう。

魔法のランプから精霊が出てきて、農夫に願いを叶えてあげるという。農夫は答えた。

「隣の家には牛がいるが、僕の家には牛がいない。だから、隣の家の牛を殺してくれ」

まったくバカな話である。自分になんの得もない。

でも、ちょっと理解できるから不思議だ。

ねたみは、相手と自分を比較することで生まれる。そして、似た人間の間で起こりやすい。

ただ、進化論的に考えれば、ねたみは重要な感情だった。

たとえば、狩りのうまい人に獲物を全部取られたら、自分の獲物がなくなる。

だから、生きていくためには、ねたみの感情が必要で、子孫である僕たちに、その遺伝子が受け継がれているのは当然である。

しかし、現代の社会において、ねたみは不要だ。

飢え死ぬことはないし、むしろ、ねたみがあると人間関係がギクシャクする。

だから、妬まない方法を考えるべきだ。そして、ねたみの感情は、意外とコントロールしやすい。

怒りや恐怖は本能的な感情であるが、ねたみは社会的な感情だからである。

「人はコントロールできない。コントロールできるのは自分だ。自分自身を高めることだけに意識を集中させること」

この考え方が、ねたみをなくすコツである。

ねたみは、不合理な感情だ。それを、強く意識すること。

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人間の判断方法

2020年04月24日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

それは六十歳くらいの小柄な老人だった。私はこの老人をひと目見て、深い感銘をおぼえた。

そのまなざしには、なんとも言えない穏やかなものがあった。

こんな善良な心の優しい人間には、これまで会ったことはなかった。

彼は、政府によって、村の信仰を改宗させられた。そして、寺院の建築が始まると、それを焼き払った。

彼はその首謀者の一人だった。それは極めて重大な犯罪だった。それで、この流刑地に送られてきたのである。

彼は陽気な男で、よく笑った。

その笑いは、囚人特有の皮肉な笑いではなく、静かな明るい笑いで、その笑いには子供のような素直さがあふれていて、白髪の顔によく映った。

わたしは笑い方でその人間がわかるような気がする。

ぜんぜん知らない人にはじめて会って、その笑いが気持ちよかったら、それはいい人間だと思って差し支えないと思う。


これは、このあいだ読んだ「死の家の記録」の一節だ(ちょっと短くしてる)。

「笑い方でその人間がわかるような気がする」

僕もそう思う。

笑い方が好きなら、文句なしにその人を好きになってしまう。

男も女も。友情も恋愛も。

やっぱりドストエフスキーの洞察力は優れているなぁ。ほんとに。

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罪と罰

2020年04月23日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

コメント欄で、ドストエフスキーの罪と罰のことを書いておられる方がいた。

あれ、罪と罰、持ってたっけと思い、本棚を見た。なかった。

それで、ブックオフに行って、罪と罰上下巻を220円で買ってきた。

でも長いから、読むの大変なんだよね。

前に読んだのは二十年くらい前。だから、そろそろ読む時期かもね。

でも、今日は、ドストエフスキーの罪と罰ではなく、椎名林檎の「罪と罰」について書こうと思う。

かなり前に、椎名林檎の「罪と罰」のシングルをAmazonMUSICのダウンロード版で購入した。

それは、B面の「君ノ瞳ニ恋シテル」がすごく好きだったからだ。あの有名な歌のカバー曲だ。

アレンジが最高で、椎名林檎のアンニュイな色気のある声が光ってる。

むしろ、罪と罰は、何だこの気持ちの悪い歌は、と思っていた。

頭のおかしい女が叫んでるだけじゃんと。

だけど、聴いているうちに、どんどん好きになっていった。不思議なものだ。


遠くの暗闇で、女の子が絶望に打ちひしがれて叫んでいる。

遠すぎてどこだか分からないが、僕の耳にその心の叫びが聞こえる。

「ちょっと待ってろよ。今、行ってあげるからな」って気分になる。

「頬を刺す朝の山手通り 煙草の空き箱を捨てる」ここは心の叫びだ。

「あたしの名前をちゃんと呼んで 身体を触って 必要なのは これだけ認めて」のところで、琴線に触れる。

「静寂を破るドイツ車とパトカー」のところで、少女のかわいい声に変わる。彼女を抱きしめてあげたくなる。

なかなか天才的な構成だ。心の叫びが届いてくる。

最初、あんまり好きになれないと思いますが、よかったら聴いてみてください。

罪と罰 椎名林檎

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抽象的な言葉ではなく具体策を

2020年04月22日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

僕は哲学書をよく読んだ。役に立ったかと言われれば、あんまり役に立たなかった。

そのままでは。

抽象的なんですね。言葉が。

やっぱり、抽象的な言葉→具体策、に変えられないと駄目ですね。


例えば、受験生の息子がいる。これから試験を受けに行く。

「落ち着いて、頑張ってね」と言って送り出した。ちょっと抽象的だ。

これを具体的な言葉に変えよう。

1、深呼吸を10回する。鼻から吸って口から息を吐く

2、チョコを食べる(甘みには鎮静作用がある)

3、目をつぶって、マグマが湧いてくることをイメージする(パワーが出る)

抽象的な言葉ではなく、具体的な対策を考えてやることだ。

例えば、子供が道の真ん中にめがけて、サッカーボールを追っている。そこに車が走ってきている。

「危ない」と叫ぶのは、ちょっと抽象的だ。

子供の脳は、危ないから止まらなきゃ、と判断しなければならない。

「止まれ」と命令するのが、より具体的な言葉だ。


考えるとは、いかに具体策を列挙できるかである。

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働くおっぱい 紗倉まな

2020年04月21日 07時00分00秒 | 読書・書籍

アマゾンのKindle Unlimited、電子書籍の読み放題に加入している。

そこに「働くおっぱい」というエッセイ集があったので、ダウンロードして読んでみた。

著者は、男なら一回は見たであろうと思われる国民的AV女優の紗倉まなさんだ。

冒頭から笑ってしまった。

「AVの撮影現場は、肉棒という刀に狩られる戦場である…と、私は思っている」と。

でも読み進めていると、ちょっと印象の違ったエッセイだった。

AV女優という特殊な職業ではあるが、そこには書かれていたのは、働いている女性の苦労や悩みであり、一生懸命仕事に打ち込んでいる女性の姿だった。

たとえば、引っ越し屋さんが「重たいダンボール100個を五階まで階段で運んだんですよ。チョー腰いた」というのと「昨日、21Pしてフェラしまくって、うっかり顎が外れそうになったんですよ。腰も痛いっす」というのに、基本的な違いはない。仕事の内容が違うだけだ。

問題は、セックスが男女の愛情に深く関わっていることである。

回転のはやい世界で、七年間も人気女優なのだから、彼女が非常に魅力的な女性なのはいうまでもない。

男性から言い寄られることもあるし、恋愛もしているだろう。

しかし、その場合、セックスに関して、仕事と愛情の切り替えをうまくしなくてはならない。

しかし、そうは簡単にはいかない。

彼女たちは、世間の先入観と戦わざるをえないし、少しだけ心に傷を負う。

でも、その辺の心の動きが、コミカルに描かれていて、読んでいて気持ちのいい内容になっている。


彼女は、学生の時に空港の滑走路の整備点検のインターンをしたそうだ。二ヶ月間、伊藤英明似のお兄さんと一緒に。

その時の文章を、ちょっと紹介しよう。

「遠方のイベントがあって、その空港を利用するたびに、あのときのことが浮かんできて、時々、ひどく切ない気持ちに駆られる。記憶の中で、ロメンパッチや点検車が淡い青春として深く刻まれているのは、お兄さんに瞬間的なときめきを抱いたからではなく、あの夜の自分が、なりたくてももう二度となれない姿であり、今の自分にはなれない ”理想の社会人”という姿であったからだと思う。だからこそ、滑走路はずっと美しく輝き続けているのかもしれない」

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