アメリカの大統領選挙について、フェアネスという観点から見ると、なかなか理不尽なことが多いですね。
特に、メディアの報道がひどいです。またSNSもひどい部分がある。
そこにはビックマネーがうごめいているからです。
金という価値観は、公平さよりも、すいぶん上の方にあるのですね。
日本のメディアがバイデン推しなのは意味不明ですが(でも理由はわかっています)、
アメリカのメディアがトランプを批判して、バイデンを持ち上げるのには、ちゃんと理由があります。
エスタブリッシュメントという言葉があります。支配階級ですね。
この支配階級に、アメリカの富が集中しています。
そして、その金儲けのシステムが出来上がっている。
グローバリゼーションもその一つです。
グローバリゼーションとは、国家などの境界をなくして、経済を地球規模に拡大していくことです。
そのグローバリゼーションの下に、アメリカから安い労働力の中国に、工場が移っていきました。
そこで、アメリカの金持ちと中国共産党が結びつきます。
その関係は、金という利害です。
そして、アメリカのメディアは、アメリカの支配階級の操り人形です。
エスタブリッシュメント、中国共産党、メディアの鉄の三角関係が出来上がっているのです。
また、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの略)は、グローバリゼーションの申し子のような企業です。
莫大な利益をあげているにもかかわらず、アメリカには税金を払いません。
アメリカの底辺層(特に黒人)は、民主党支持者が多いです。
支配層とどんどん格差が離れていっているのにです。
それはなぜか?
底辺層は、テレビしか見ないからです。
自分で情報を取らないで、テレビの言うことをそのまま信じているからです。
だから、メディアの洗脳にかかってしまい、民主党を支持するのです。
そこに2016年の大統領選挙に、トランプが現れました。
グローバル企業にきちんと税金を払わせ、中国から工場を引き上げ、自国を強くする政策を訴えました。
それは、自分が不動産の仕事をしているからでしょう。
アメリカの不動産業は、アメリカ自国の経済が強くないと成り立たないからです。
トランプは、この強固な利権構造をぶち壊そうとしました。
それで、支配層の手下であるメディアに、叩かれまくっているわけです。
ニューヨーク・ポスト(保守系の大衆紙)が、バイデンの息子ハンターのパソコンにあった情報を入手し、スクープ記事を書きました。
ハンターバイデンは、父親の影響力を利用し、ウクライナと中国で事業を行い、多額の利益を得ていました。
また、ハンターのパソコンから、未成年少女との不適切な写真が大量に見つかりました。
しかし、アメリカの大手メディアは、一切このことを報道しません。
また、ツイッター社は、ハンターバイデンの疑惑についてのリツイートができないようにしました。
それに対して、トランプの疑惑については、あることないこと騒ぎ立てている始末です。
ただ、共和党の中にもエスタブリッシュメントでグローバリストがいます。
だから、大統領が共和党でも利権構造が崩れないわけです。
実際、共和党の中にもトランプの敵がたくさんいます。
アメリカにはフェアな言論空間はありません。ひどいものです。
ひるがえって、日本はどうでしょうか?
残念ながら、日本も同じような状況です。
テレビからしか情報を受け取らない世代は、洗脳され、おかしな政党に投票してしまいます。
まあ、自民党の半分くらいはおかしな人ですけどね。
これは戦争です。武器を使わない情報戦争です。
何が正しいかきちんと見分けないと、
ほんとに自分自身の首を締める羽目になってしまいます。
今日はちょっと暗い話でした。
長々と書いて、すいません。