フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

吉本隆明氏について

2009年01月31日 09時00分07秒 | 社会・政治・思想哲学

 さっき、机を整理していたらメモが出てきた。
 正月のNHKの番組で、思想家の吉本隆明氏が話していたことを走り書きしたものだ。

 二十代のころ、ちょっと吉本氏にはまってしまって、何冊も読んだ。
 結構面白かったという記憶がある。
 きちんと理解しているかはまた別の話であるけれど。

 
 走り書きのメモにはこう書いてある。

 「言葉にとって美とはなにか」

 自己表出とはきれいなものに触れたとき心から発する言葉(ひとりごと)

 指示表出とはコミュニケーションとしての言葉

 芸術(言語)は自己表出と自己表出との出会い

 
 吉本氏は人が美に触れたときに、思わず発するアーとかウーンとかが、言葉の根源だとする。
 
 その感動をきちんと人に伝えるには、物語(小説)であったり、絵であったり、音楽であるが、その感動を伝える手段が芸術だ、というのである。


 吉本氏は車椅子に座り、もうヨレヨレになりながらも、少年のような瞳で自分の思想を語っていた。
 そのまっすぐな姿に、おもわず感動してしまった。

 

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

精神と身体

2009年01月30日 16時42分03秒 | 身体・健康・筋トレ

 若い時は、よくわからない力が、わたしたちを衝動的に行動させる。
 
 特に異性に対する性的衝動。
 
 若くて軟弱な精神は、筋肉隆々の躍動する身体を抑えられない。
 
 しかし、だんだん歳を取ってくると、性的欲求くらいなら、まぁ、抑えられるようになってくる。
 精神力がついたのか、身体が弱くなったのか。たぶん、両方だろう。
 
 健全な肉体には健全な精神が宿るというが,精神と身体は相互に影響しあっている。
 


 先日、覚せい剤で所持で捕まったグラビアアイドルがいた。
 確かに、色っぽい。彼女を見てSEXを想像しないほうがおかしい。
 もし近くに彼女がいたとして、健全な男だったら一生懸命口説くと思う。
 
 だけど、彼女の父親になったつもりで考えてみると、また違った角度で判断できる。
 彼女のように若くて色気があり精神的に未熟なら、悪いやつに簡単に食い物にされてしまうだろう。
 だから、女性はからだの成長と同程度に、早熟でなければならない。
 そして、男の考えていることを、父親として教えてあげなくてはならない。

 ただ、男も女も性欲が強いということは、健全な身体を有しているということだ。だから、それ自体、悪いことではない。
 
 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

必要とされること

2009年01月30日 07時00分00秒 | 社会・政治・思想哲学

「必要とされることを必要とする人は、自分のない人だ」と加藤諦三先生が言っていた。
 
一瞬、意味が分からなかったがよく考えると確かにそうだなあと思う。

 
人が何か行動するとき、何か動機が存在する。

その動機が、他人の意思にかかるときには、確かに、そこには自分の意志がないといえるだろう。
 
自我は他人に委ねてはいけない。
 
いんちき宗教に洗脳されるのも自我を他人に委ねるからだ。

  
ただ、加藤先生も必要とされることが悪いとまでは言っていない。

必要とされることで、がぜん、やる気がでることもある。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする