今日は政治の話です。
政治の話をすると、すぐに右か左かみたいな論争に巻き込まれます。
しかし、僕はどちらでもありません。
僕たちの世代は、そこそこ平和で良い時代を生きてきました。
だから、自分のことはもうそんなにいいんです。
次の世代の子供たちの利益になるような政治的判断をしたいと思っています。
しかし、それにはきちんとした知識が必要です。
ちょっと間違えると、悲惨なことになる時代になりましたからね。
ところで、今日のテーマはクアッドです。
クアッドとは4つという意味です。
しかし、クワッドには、それ以外にも特別な意味があります。
日本、アメリカ、オーストラリア、インドの四カ国のインド太平洋戦略対話という意味です。
(対話と表現されているのは正式な同盟関係ではないからです)
これは、中国共産党に対抗するための戦略です。
10月6日に、ポンペオ国務長官が日本にやってきたのは、この四カ国の関係を強化するためです。
ただ、現代の戦争はドンパチではありません。静かに進んで行きます。
たとえば、中国人留学生の中に、スパイが紛れ込んでいて、科学技術を密かに盗んでいます。
中国共産党は、アメリカや日本の科学技術を盗み出し、それを軍事技術に転用しています。
軍事技術だけではなく、自国民を監視し、独裁国家を維持するために使っています。
例えば、監視カメラや顔認証システムなどです。
スマホ、動画アプリ、通信システムの中に、いろんな情報を傍受するシステムが内蔵されています。
僕たちが、いま歴史的に遭遇しているのは、自由で民主的な価値観をもつ国家と独裁国家の対立です。
この独裁国家を抑え込むのが、クアッドの目的です。
ところで、中国の千人計画をご存知でしょうか?
千人計画とは、アメリカや日本の科学者を高収入で引き抜く計画です。
中国留学生が、引き抜くべき学者を探し当て、高額でスカウトするそうです。
これを察知したアメリカは、スパイの可能性のある中国留学生や研究者のビザを1000件無効にしました。
しかし、アメリカが厳しく取り締まっても、日本がザルだったら、意味がありません。
そこで、アメリカは日本に対し、厳しくスパイを取り締まるように要求しているのです。
それは、中国包囲網の一環として、今後も強化されていくでしょう。
これから先、パンタハガー(中国に親和的な人)にとって、地獄のような日々がやってくるに違いありません。
ところで、今、話題になっている日本学術会議は、平成27年9月7日に中国科学技術協会と覚書を交わしました。
科学技術の協力を行うというものです。
中国科学技術協会は、中国の軍部と関わりがあることがわかっています。
つまり、日本学術会議のメンバーの中に、技術を横流しするスパイが紛れ込んでいる可能性があるということです。
だから、任命には慎重にならざるを得ないのです。
そういうことを踏まえてニュースを見ると面白いかもしれません。
なぜ、メディアや野党が日本学術会議に肩入れするのか、考えてみるのもいいでしょう。
様々な分野に、工作員が紛れ込んでいます。情報を操作し、国民を間違った方向に誘導するためです。
日本が次のチベットやウイグルにならないように、僕たちは次の世代のために全力を尽くさなくてはなりません。