フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

図書館で

2020年10月09日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

今日は特にオチもない、日常のほのぼのとした話です。

昔より本を読まなくなりましたが、それでも定期的に図書館に行きます。

たくさん借りても読めないので、2冊返して、2冊借りるみたいな感じです。

自宅から一番近い図書館は、子供の本が充実していて、子供がたくさんいます。

このコロナの時期でも、けっこう人が多いですね。

3日くらい前に、本を返しに図書館に行きました。

それで、図書館に足を踏み入れた瞬間に、あっ、マスク忘れた、と気づきました。

基本、マスクをしないと入れません。

まあ、してなくても追い出されることはないと思いますが。

しかし、みんなマスクをしているので、僕だけしないわけにはいきません。

どうしようかと思って、かばんを見るとタオルが入っていた。

それで、顔半分覆う感じでタオルを鼻と口の周りに巻きました。

見るからに、銀行強盗みたいです。仕方ない。

でも、今の御時世だからマスク代わりだということに気づいてくれるでしょう

それで、窓口に本を返却しに行きました。

すると、小学生低学年くらいの男の子が、お母さんに、

「僕もあれがいい。タオルでやって」と僕を指差して言いました。

ははは、真似すんなよと思いましたが、結局、駄々こねて僕の真似をしていました。

子供はアホみたいにはしゃいでいました。ほんと単純でしあわせだな。

図書館は一階が子供の本で、二階が一般図書です。

僕は二階の方へ行きました。

図書館で本を選んでいると、あるご婦人がニッコリと笑って、僕に会釈しました。

そうとう変なやつだと思われてるんだなと思いましたが、いや違う。

もしかしたら、あの駄々っ子少年と関係のある人だと思われてるかもしれない。

さっき下で騒いでたからな。

それで、本を2冊選んで借りたあと、下に降りて男の子の様子を覗いてみました。

男の子はタオルを口に巻いて、静かに本を読んでいました。

男の子は顔を上げ、僕が見ていることに気づきました。

そして、大きく手を振りました。

僕も、タオルマスクの同志として手を振りました。

お母さんが恥ずかしそうに僕に会釈しました。

僕もお母さんに会釈して、図書館をあとにしました。

コメント (4)
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