水鳥の中で私が最も好きなのはカイツブリです。
大きさはコールダックより小さく、メロンパンぐらい。この小ささが可愛い。手乗り感覚。(乗りっこない)
色は地味なので、ヅラが水面を漂っているのかと見間違えそうなほど。(間違えねーよ)
泣き声は妖怪のごとし(笑)、よく時代劇の水辺のシーンで環境音として利用されます。(不気味さの演出で)
潜水して捕食するところも面白いです。鵜のように長く潜水して、遠く離れた意外な所でぽこっと再浮上するので、潜ったら次にどこに顔を出すか予測するのが楽しいです。
子育ても独特で、(過去何度かこのブログでも載せてますが)泥島を盛ってそこに長い枝や流木やゴミまでもデコレーションした要塞型の巣を造ります。なかなかアートです。
また、産まれたヒナは相当に小さくシマシマ模様で、小さな親鳥の背中に乗って運ばれている様子はテレビなどの野鳥特集では代表的悶絶シーンの一つです。
とまぁ魅力満載のカイツブリですが、一番の魅力は表情だと思っています。多くの水鳥はしゃもじのような形のくちばしが多いのに、カイツブリはシャープ。これであのキョトンとした無表情な目が付きますので、日本古来の狐のお面のような顔となります。視線がはっきりしていますので見つめられるとハートを射貫かれた気分になります。
てことで、今回はその表情をテーマに写真を並べてみました。この表情が撮りたくて私は日々公園池のほとりをカメラ片手に散歩をしているようなものです。
おどろきだ。