プリ、それはプリティーの略…ではないみたいだよ。
VT Bassには日本代理店が作った日本語取説が同包してあります。
そこにはセッティング例の図解が載ってます。お約束ですね。
この図解通りにセッティングすればSVTやB-15はたまたBASSMANなどに「似た雰囲気」の音になるわけです。これがないと暗中模索でしょう。
往々にしてこの手のセッティング例はまるでデフォルメされた似顔絵のような「過剰演技」くさい音だったりします。
ところがこの製品の場合、なるほどなかなかイイ線いってると感じました。ベースによって印象が変わりますからこのままで済まないのは承知の上でも、悪くないセッティング例ですね。
めずらしいんですよ。
ちなみに、本国ニューヨーク製のセッティング例の図解を載せたカードも同包されてます。これがねぇ…SVTやB-15のセッティングが日本代理店のものと全然違うので戸惑うはずです(笑)。両方試すと、米国のセッティング例のほうが「過剰演技」くさいと感じますよ。歪んだ設定ばっかり。
そっちはよくあるんですよ。
nyakkeeeさんご指摘の通りYouTubeでも結構歪んでるものが多いですしね(しかもピックだけじゃない?)。
歪み好きなんだねみんな。
でもアンペグって歪んでナンボだけなのでしょうか?
個人的には歪む直前で聴感上ぎりぎり歪んでないような感じのアンペグと810キャビは大好きです(ただし逝かれてない物に限る)。
あんまりいないかもねそういう人は。
ま、でも、しかたない。そういう歪ませたくない人の場合は、図例を参考程度にとどめ、プリアンプ的な使い方をすることになります。
なあに、難しく考えなきゃいいんですよこんなの。
あるものをエミュレートしようとすると暗中模索ですが、自由にいじる分にはどのノブも案外わかりやすい働きをしますからね。
まず、レベルとドライブね。
プリ的な注意点としては、どちらかを上げたらその分もう一方は下げなければならないということです。そうしないと音がでかすぎたり小さすぎたりしますのでね(それを求めるならかまわぬよ)。この2つはアンプで言うところのゲインとマスターの関係と同様ですが、大きな違いはその順序。つまりマスターが先でゲインが後にあるような位置関係です。入力の加減に影響を受けさせず、最後に独立して歪みだけをコントロールする仕組みです。理由は、歪みの質をメーカー側でアンペグ風に味付けしたものだけ提供したいから、でしょうね。
(ここの話は次回コンプの所でも触れざるを得ないな)
ということで、
私は歪ませたくない人。
そんな場合はあたりまえですがドライブを上げなければよいのです。しかしドライブは下げすぎるとフヌケみたい(笑)になりますので、歪まない範囲で上げられるだけ上げたほうが良いですね。うちのでは10時だと手ぬるく、11時ぐらいから急にドスが効いた低音になりました。そこまでなら歪みっぽく感じません。11時をちょっとでも過ぎると一気に歪み始めるからこりゃぁピンポイントですねぇ。もっともベースにもよるでしょうね。
ドライブを下げた分、レベルを相対的に上げればこの2つはOK。
次にキャラクター。
これはチューブをぱんぱんに腫らした感じ(わかる?)の表現のように思えます。下品に例えるなら勃起感ですかね(笑)。
前半はオーディオ的で半分近くから次第にバリバリしてきます。後半は壮絶な音になるね、○○ゴッコで楽しめますけどね。
歪ませず使うのならここも11時前で限界。そこまでの範囲内で落ち着くのか元気よく行くのかで加減するだけですね。こういうエフェクターをあえて使う意味も考慮すれば、おのずとここは10時ぐらいかな。
キャラクターというコントロールはいかなる(ただし邪道ではない)プリアンプにも存在しない、VT Bassじゃないと得られない効果です。よくあるのはドライブと兼ねる仕組み。あるいは変えられない。そういうエフェクターが普通。でもこれはドライブと別途になってるのが特徴なのです。そこが付加価値だと思いますよ。そこ目当てで買う機材ですよ。
残るは3バンドイコライザーだけですから簡単。
結果としては、歪んだ感じに極力せず、オフにするとむっちゃさびしくなる(笑)音になりました。時代だねえ。こんなのイコライザーだけの普通のプリじゃ無理です。
でもこれ、切れないよねぇ…どうしよう。
続きはいよいよコンプネタにします。
VT Bassには日本代理店が作った日本語取説が同包してあります。
そこにはセッティング例の図解が載ってます。お約束ですね。
この図解通りにセッティングすればSVTやB-15はたまたBASSMANなどに「似た雰囲気」の音になるわけです。これがないと暗中模索でしょう。
往々にしてこの手のセッティング例はまるでデフォルメされた似顔絵のような「過剰演技」くさい音だったりします。
ところがこの製品の場合、なるほどなかなかイイ線いってると感じました。ベースによって印象が変わりますからこのままで済まないのは承知の上でも、悪くないセッティング例ですね。
めずらしいんですよ。
ちなみに、本国ニューヨーク製のセッティング例の図解を載せたカードも同包されてます。これがねぇ…SVTやB-15のセッティングが日本代理店のものと全然違うので戸惑うはずです(笑)。両方試すと、米国のセッティング例のほうが「過剰演技」くさいと感じますよ。歪んだ設定ばっかり。
そっちはよくあるんですよ。
nyakkeeeさんご指摘の通りYouTubeでも結構歪んでるものが多いですしね(しかもピックだけじゃない?)。
歪み好きなんだねみんな。
でもアンペグって歪んでナンボだけなのでしょうか?
個人的には歪む直前で聴感上ぎりぎり歪んでないような感じのアンペグと810キャビは大好きです(ただし逝かれてない物に限る)。
あんまりいないかもねそういう人は。
ま、でも、しかたない。そういう歪ませたくない人の場合は、図例を参考程度にとどめ、プリアンプ的な使い方をすることになります。
なあに、難しく考えなきゃいいんですよこんなの。
あるものをエミュレートしようとすると暗中模索ですが、自由にいじる分にはどのノブも案外わかりやすい働きをしますからね。
まず、レベルとドライブね。
プリ的な注意点としては、どちらかを上げたらその分もう一方は下げなければならないということです。そうしないと音がでかすぎたり小さすぎたりしますのでね(それを求めるならかまわぬよ)。この2つはアンプで言うところのゲインとマスターの関係と同様ですが、大きな違いはその順序。つまりマスターが先でゲインが後にあるような位置関係です。入力の加減に影響を受けさせず、最後に独立して歪みだけをコントロールする仕組みです。理由は、歪みの質をメーカー側でアンペグ風に味付けしたものだけ提供したいから、でしょうね。
(ここの話は次回コンプの所でも触れざるを得ないな)
ということで、
私は歪ませたくない人。
そんな場合はあたりまえですがドライブを上げなければよいのです。しかしドライブは下げすぎるとフヌケみたい(笑)になりますので、歪まない範囲で上げられるだけ上げたほうが良いですね。うちのでは10時だと手ぬるく、11時ぐらいから急にドスが効いた低音になりました。そこまでなら歪みっぽく感じません。11時をちょっとでも過ぎると一気に歪み始めるからこりゃぁピンポイントですねぇ。もっともベースにもよるでしょうね。
ドライブを下げた分、レベルを相対的に上げればこの2つはOK。
次にキャラクター。
これはチューブをぱんぱんに腫らした感じ(わかる?)の表現のように思えます。下品に例えるなら勃起感ですかね(笑)。
前半はオーディオ的で半分近くから次第にバリバリしてきます。後半は壮絶な音になるね、○○ゴッコで楽しめますけどね。
歪ませず使うのならここも11時前で限界。そこまでの範囲内で落ち着くのか元気よく行くのかで加減するだけですね。こういうエフェクターをあえて使う意味も考慮すれば、おのずとここは10時ぐらいかな。
キャラクターというコントロールはいかなる(ただし邪道ではない)プリアンプにも存在しない、VT Bassじゃないと得られない効果です。よくあるのはドライブと兼ねる仕組み。あるいは変えられない。そういうエフェクターが普通。でもこれはドライブと別途になってるのが特徴なのです。そこが付加価値だと思いますよ。そこ目当てで買う機材ですよ。
残るは3バンドイコライザーだけですから簡単。
結果としては、歪んだ感じに極力せず、オフにするとむっちゃさびしくなる(笑)音になりました。時代だねえ。こんなのイコライザーだけの普通のプリじゃ無理です。
でもこれ、切れないよねぇ…どうしよう。
続きはいよいよコンプネタにします。