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CYCODELIC WEBLOG

今思った事は主にTwitterで書いています。このブログは何か余程の事でなければ書いていません。

まいっちんぐ

2010-11-30 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

一部で私はどうやら「値段相場を上げる悪い奴」と誤解されているフシがありましてね(汗)…だから近頃はこれでも気にして、高いお品のインプレ等では文章表現力をめっちゃくちゃ抑えてあっさりと書くようにしております。

それからもうひとつ言い訳しておきますが、このブログのアクセス数はたかがしれております。(管理者はわかるのですが)閲覧PV数こそ変動しますが訪問者IP数は少数で安定してます。マジでちょぼちょぼですよ(笑)。WEBで楽器機材情報を魅力的に伝えているサイトはいくらでもヒットします。コメント数がどわぁ~っと並んでいてどう見ても繁盛しているブログがもっと精密なインプレをしてやんやと賑わっている様はいくつも見つけることができます。それらと比べればうちなんかあらゆる意味でぬるいですもん。物欲には繋がらないはずです。絶対影響ないってば。

といわけで、遠慮なくいってみましょう!<コラー
昨日も書いたAmpegの話。あまりに良かったので復習を。ヤフオクも終わっちまったことだし。

ご存知B-15sヘッドですよ。泣く子も黙る。造形美すらあるね。我が家のオーディオアンプ(45w+45wステレオ)も似た印象ですしトランスの存在からどうしてもこんな配置になるのでしょうな。重量も遠からずぐらいかな。

これヘッドのみキャビ無しでしたけど、これが実は大正解なのですね。スピーカーは現代のものを繋いで全然問題ない。というか、かえってそれがあまりに良くてね!いきいきと今の音質のままドライブされるとは思ってもみませんでしたからね、びっくりしました。むしろたかが60wとなめずに耐入力のしっかりしたスピーカーを繋いだほうが絶対良いね。

ところで、よくあるアンシミュでB-15を再現したわざとらしいプリセット音が入っていたりするじゃない?あれって元の付属キャビ15インチ一発で鳴らしそれをマイクで拾うとああなるのか知りませんけどねえ。でも古いモータウンのレコードの音をよく聴けば多くはあそこまでボコンとした音ではないわけで。かのジラウドの幻のオナニーコンプFunk Grooverのほうがまだ似ているんじゃないかな。B-15が僅かに歪むとあの感じは確かにありました。逆を言えばあの音しか出ないアンプだったらあまり萌えませんでした。

で、話を戻すと、実はヘッド自体の音質はもっとクリアで超フレッシュ(笑)なんですね!!!まいっちゃいましたね。
キャラクターは確かにFUNK BROTHERS臭がぷんぷんしてキレツヤイロケネバリパンチコクコシダンリョク全て備えてます(用途や好みが分かれる部分でしょう)が、なにせその鮮度が違う感じ。この鮮やかな音なら今も問題なく使えますよ!別にジェマーソンやダックダンを演らなくたって使えますよ。それがわかって目から鱗でございました。

ええと、改めて、60wだっけ?…こ、このハクがぁ?!

やっぱチューブってすばらしいものなのですねぇ。こういうのを一家に一台というべきなのかもね。

 


ひきこもる会

2010-11-28 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

またもや開催されました地元マチャさんの自宅スタジオオフにお邪魔してまいりました。
毎度ながら私を除く皆さん(今回は3名様)はFenderどっぷりですのでおのずと…

ため息の出るようなベースが並び、

悶絶しそうなアンプで鳴らす会となるのでございました。何度も書いてますがご自宅です。

今回特に感動的だったのは、あこがれの62年物と、初体験だったampeg B-15s。絶品でしたよ。あんな音が出るとは…。部屋のアンプはチューブがいいなぁ。できればだけど。重かったけど。

私はわりとアクティブ人生一筋ですからこういう温故知新な機会は大変有意義なのです。もう発見だらけですよ。正しいお金の使い方を思い知らされちゃうよなぁ(笑)。


SNARK SN-2

2010-11-23 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

T'sさん絶賛のピエゾ式クリップタイプチューナーを買ってみました。
が、
今回あまりに(というか今までで一番)酷かったので大作をお見せしましょう。
なにが酷かったかというと…

メール便とは郵便受けに配達されるものだとは知ってます。
郵便受けの口のサイズより厚いものは送っちゃダメというルールになっていますが、それでも出しちゃう人は少なくないので困っているとヤマトの人から聞いたことがあります。
で、その場合、無理矢理押し込まれちまいますので…

ぐしゃぐしゃじゃん(汗)。
まぁ配達員もいろいろいるからねぇ。うち界隈のメール便担当者はこういう奴なんだとわかりました(メール便はおばちゃんが多いよな)。
それにしても緩衝材も一切無しときたか。そのくせ取扱注意シールだけ貼って、何かあってもヤマトのせいに見せようとしています。あのなメール便ってそもそも取扱注意指定できなかったはずよ。

肝心の製品箱は……あら~中身大丈夫か?

…当然メール便で送れるサイズなのだな?と思ってましたが、これ無理じゃん…。厚いものもなんでもメール便発送なんだろうなこの店は。

そして

商品が入ってたパラフィン紙袋。パンかよ(笑)。

さぁ発表します!この店の名はAmazonの「ギター専門店PAL」です!!
発送時は箱は潰してないぜ、潰したのは配達業者だろと言うのでしょうね?不適合サイズでもなんでもメール便だと書いてあるじゃないか承知の上だろと言うのでしょうね?一時の利益とはこうやって絞り出すのだという姿勢の表れでしょうか。chuya-onlineとの戦いの影で一般市民が泣いているまるで戦争の犠牲者のような気分です。買うなとは申しません、安いし。でもこうなって届くよと皆さんにお知らせせずにはいられません。それを承知で買えば良いのです。

(今後PALマンセーがあらしに来たら削除します。つか買うなと書いてないし)

でも今までクレームないのだろうか?(汗)いつからこんな日本になったのだろう。

さて、ヤワなプラ製の中身ですが、まさにこれぞ奇跡!無事でした。結構細いパーツもある。

マットでダークなメタリックレッドの塗装の質感は値段の割に悪くないです。プロテインかな? さらに、SN-1というマイク無しピエゾのみタイプも販売されてましてそちらはブルーです。そっちを買えばもっと安かったのですが私の許せる色ではありませんでした(笑)。USサイトを見ると黒っぽいのもあるじゃん。それ売って欲しいなぁ。

早速装着。このヘッドの場合この辺でキマリでしょう。

派手だね!

さて、肝心のチューナーのインプレ。

1.カラフルに輝き、暗闇でもよく見えます!

2.反応は抜群!ブレず迷わず。うちのKORG(クリップタイプではない)と同じ動き。

3.精度もそのKORGと一致しました。文句なし!

4.Lo-Bだけ普通にボーンと鳴らすと拾いにくいです。しかしブリッジ寄りでタイトに鳴らせばちゃんと拾います。Lo-Bにもなるとさすがに振幅が大きくてゆったりし過ぎなのでしょうねきっと。世のすべてのピエゾが苦手な周波数だと思うのですが、これはかなりマシな方だと思います。なんせ迷いがないから結局は合わせられるのです。

結論。

お見事!T'sさんの言う通り!エレベでもまともに使える!安物なのに!これはおすすめピエゾ式クリップタイプのチューナーですね。(この見た目をどう思うか、だけ)

 


練習もなにも

2010-11-21 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

できるわけないがな…。
いつもこんな状態なのです我が家では。これぞ手乗りの性。降りろと言っても降りません。むりやり降ろしたところで奴には執念と翼があります。なにがなんでもこのポジションに戻ります。そしてここで寝やがります。
だから休日であっても一日の大部分は練習できず、奴を寝かした後から深夜にヘッドホンで練習するしかないのです。そうすると今度は私が寝ます(弾きながら失神)。

前にもほんのチョロッと触れたかも知れませんが、
実は、mixiコミュの暖かいお誘いを頂き、12/4(土)に五反田Rockyで13~18時開催の「JOURNEY Session」に参加させていただく事になっております。
こんな私にも貴重な出番がございますご来場歓迎します

JOURNEYといえば、少年時代にFMラジオでさんざん鳴りまくっていた音楽のひとつ。しかもぶっちゃけベースなんかどうでもいいバンドじゃん(笑)。
よく耳にして知っているんだしベース地味だからチョロイな楽勝だろうと軽い気持ちでおりましたが……

私が参加する3曲中2曲は全く聴いたことがない曲になりました。
さすがセッション恐ろしや。つか、深いなJOURNEY(笑)。

そして唯一知っている残り1曲は~今まで何も考えず聴いてたからそんな箇所は気にもしてなかったんだけど~なんちゅうハーモニクスの雨アラレ。

来週の土曜か……ひゃっはー。<青くなってきた

 


太陽光線

2010-11-21 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

今マイフェイバリットな弦です。

DRなんてそれがどうした?珍しくも何ともない、と思うでしょう。ところがこの5弦用SUNBEAMSは売っていない!

BCの新大久保しかないかもしれない。どこの楽器屋もSUNBEAMSは4弦用しか置いていないのですよ。割と売れていない=人気がない弦なのかもね。昨日、車の修理(またかい)の帰りにわざわざ新大久保までドライブ(笑)して3分路駐して(汗)買って帰ってきました。5弦用SUNBEAMS販売店情報求む。吉祥寺にはないよね。

DRって自分の中では「ステンレスの手強い面が表れている弦」という印象なんです。私の使用感ではHI-BEAMもLO-RIDERも全然好きじゃなかったですし、それによる恐怖症から他のDRも敬遠してました。だからSUNBEAMSにも良いイメージなんか全く想像できなくて。でもそれを手にして弾いた瞬間から印象は変わりました。DRのニッケルはステンレスの真逆ですよ。そしてそれは弾き込む毎に好印象に変わっていきました。あ、当然アルダー向きの話ですけどね。おわかりでしょうがウォーム系です。音で鋭く攻めたい場合は話は別ですので。

特にうちのコッポロはこの弦に限るのです。

コッポロはテンションきつい弦と相性が良いベースだなんて耳にしたことがあります。現に純正弦はテンションきついことで有名ですよね。テンションがきつくない弦で相性が良いのをとなると探すのが難しいでしょうが、ひとつはSUNBEAMSはおすすめしたいですね。私はフニャ夫なのであんまりテンションきつくない弦が好き。かといってゆる過ぎも頂けない。指先のピッキングに生き生きとしたレスポンスがある弦が好き。音楽に合わせて弦が踊るような感触。で、感触だけ良くたって音がヘンでは困る。その点、SUNBEAMSには不満が一つもないです。

あ、これはSUNBEAMS自体の不満じゃないけど、価格の高さと販売店の少なさは不満ですねぇ。私がたどりつく弦ってそういうのばっかだよ!(汗)ディーンマークレーとかさ。

 


ヘンなスタンド

2010-11-18 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

を買いました。ものずきだよなぁ(汗)。あ、ギタースタンドです。知ってる人いますよね? Cooper Standっていうの。

ちょっと使った印象は、剛性はあまりないし、精度も決して床ピタではありません。木製だからしかたないのかねぇ。でも木部よりも、数少ない金属パーツの方がクオリティの低さがめだちますな。良い物手に入れたぞ!って印象は全く感じられません。所詮、中国製なんでしょうかねぇ。にしては高いよな。

でもひとつだけ良いところがあって、軽いんです。400gでした。どういう木だ。


CUSTOM COMPその後

2010-10-23 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
赤黒白ってイイ配色よねぇ(笑)。

CUSTOM COMP、よくよくチェックし続けてみると、4弦開放Eのロングトーンをどーんと鳴らした時だけ、戻りが耳障りに感じるようになってきました。
4弦開放Eだけなんです、それが目立つのは。
もっと感度に触れそうなより大きな音は他にもあるんだけど(5弦とか)あまり問題じゃない感じ。
ベース自体の特有の鳴りの問題のようにも思えます。もともと特異な共振のある一本なのではないか、とね。それが良い悪いは別の話で。うちのブラックノンノンのことなんですけどね。
でもこのコンプではそこがどうしてもクローズアップされるのですよ。ま、相性ってことよ。

そこで、対応策。

以前、ATTACKについて
> 個人的にはデフォルトのセンターで不満はないように感じました
と書きましたものの、
少しだけですがATTACKを時計回りに動かしてマシなポイントを見つけてます。出来ることならリリースとディケイはあったほうがいいんだね。

それから、
以前、TRIMについて
> 右に回すほど低音がもわっと出てくる~しかし~リリース後の音量の復帰が急激になります。
と書きましたが、
少しだけですがTRIMもやや時計回りからセンター寄りに戻してマシなポイントを見つけてます。

これらは他の楽器で問題なければいじらなくてもいいような気がしますけど、
メインベースで気になるんだから、しかたないよね。

いらんエフェクターの話

2010-10-10 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
いや~貴重な休日に昼間からテレビ見てしまったけど、…西武あいかわらず脆すぎるよ。首脳陣全員クビかな。
一方、ロッテは実に丁寧だったな。ファンじゃないけどね。
セは来週末からだっけ?

そんなことは関係なくて。

私はエフェクター好きです。でも単に好きだというだけで、実際は滅多に使うことはないです。
エフェクターって面白がって買ったところでどこでも踏めるものではないですからね。オリジナル曲をやる場合にやっと使える曲がせいぜい1~2曲ってところでしょう。例えばBASSBALLSなんぞ大好きなんだけど過去に踏んだのは1曲だけですもん。それも昔、DAWを導入してなかった頃の話です。今、オリジナル曲を練る場合、例えば555氏とのプロジェクトはライブ前提じゃないから、エフェクト欲しけりゃソフトでかけるしね。その方がかけ加減が判断しやすいもん。
また既製曲コピーセッションでも特定のエフェクターを象徴的に利用した原曲は滅多にやらないものです。
となると、何年も寝かせている物を見るとなんだかもったいない気になってきます。

今、収納を整理してて、そんな眠れるエフェクターを掘り出しては、部屋干ししております。
滅多に使わないエフェクターは寝室にしまってあるから、注意を怠ると湿気でべとついたりカビたり錆びたりガリ出たりするんですよ。寝室収納って良くないよ。

そんなついでで、3つほど微妙なところを語っておきましょうか。

手前右
Frantone THUNDERHEAD BASS BOOSTER
ベースブースターというめずらしい機材です。330Hz以下のみをめっちゃブーストします。ぶっちゃけそこまでロー欲しい人いるんでしょうか(汗)ってぐらいよ。
でもアンペグ前に入れるといい感じでした。
初めから無いローは出てきません。例えばこれの前に低音痩せする機材がひとつでも入ると、ローはたいしてブーストされません。当たり前ですね。
こんなに出番の少ないエフェクターもないです。だから新品同様。
白状しますがフラントーンはフルトーンのイミテイターだと思ってました。拘り方はフルトーンより上で、このハンマートーンの塗装しかり、白色の高輝度LEDしかりです。あらゆる面で品質は文句無いんですけどねぇ。


ROBOTALK BASS(二世代目)
変態エフェクターのベース対応版。これは二代目(初代はガキの工作みたいな粗末な作りでしたね)。
2つのエフェクトが利用できますが、かかりの手ぬるいオートワウの方はあまり使い道がないと思います。肝はナンと言ってもオーバーハイムVCFの如きランダムアルペジエーターの方でしょう。
ランダムアルペジエーターを最初に組み込んだベース用エフェクターは初代BassPODだと思うんですが、あれは全く使い物にならなかったですよね?それならアナログハードでかければ少しはマシかと思って買ってみたのですが、所詮この効果はギター向きであり、ベース向きではないのです。
ベース対応版とは言えどめちゃくちゃ痩せますからね。結局、低音弦にはかけにくく、高音弦での食いつきが良いです。
ならば原音から高い周波数のみを分離してしっかりエフェクトかけてから原音にブレンドする方法がよっぽど良いのでは?と素人は思うんですけどねぇ。
今の時代、ランダムアルペジエーターをベースにかませたかったらDTMソフトのほうがよっぽどうまくかけることができるでしょう。
でも、そんなん使う曲あるかぁ?(笑)。電池2個も使うし。アダプター不可だし。

右奥
cry baby BASS
ご存知、白いクライベイベー・ベース。私が語るまでもないメジャー製品ですね。一時期使ってました。異常も全く無いですが、現在の肥えた耳からすればあまりに痩せ過ぎで泣きたくなります。それに重いし。スペースとるしね。

…というわけで、こういうのを並べてじーっと見ていると、手放そうかと思うこともしばしばであります。
でも売れんな。
今日書いた物はすべてヤフオクに何個も出てますが、相当安く出しても落ちなさそうでね。

MXR CUSTOM COMP(をBASSに使う)

2010-08-28 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
こういうのは自分の専用サイトに載せるべきなんだろうけど、更新が面倒くさくて、ついラクチンなブログにだらだらと書いてしまいます。でもあのAguilar TLCだって結局ググるとこのブログが上位に表示されますからここで書く意義はあるかなと。(このブログはグーグルに異常に拾われやすいのよどういうわけか。「エアコン」で画像検索かけると私の部屋の写真がヒットするのは恥ずかしいもんよ。)
例によって、長文なので興味ある人のみ覚悟して読んでください。
さてと。

【音量】
音量の扱いに特徴があるコンプです。OUTPUTコントロールの増幅が広くないので、最大にしても盛大なボリュームブーストはできません。
だからおのずとSENSITIVITYの最弱ポイントは決まってしまいます(原音と同等の音量を狙う場合ですが)。
今回チェックに利用した自分の今のメインベースでは約10時が最弱。そこより下げれば元音より音量が下がることになります。
ギターにとってはたいした問題ではないでしょうが、ブースター的に使う人には向かないと思います。

【ノイズ】
OUTPUTコントロールでのノイズの増大はほとんどないです。やはりたいしてゲインアップさせていないようです。
SENSITIVITYでのホワイトノイズは終始乗っていますがこれはこの手のコンプではごくあたりまえ。11時あたりから次第にわかりやすくなり、2時あたりから多めになります。ヘッドホンで聴くと心配になるでしょうが、アンプ&スピーカーで鳴らした場合では聴覚が相当優秀な人だけ気になる程度だと思います。
結論は、ライブ使用ならば現実的にまったく問題ならないはず。録音使用の場合はSENSITIVITY右半分の時に注意を(それでもマスキングされて気にならないかもしれませんが現時点で試していないので言及を避けます)。

【オーバードライブ】
歪みは、ずばり発生しない!(と言っていいでしょう)。このあたりが最新製品だなぁ。驚きました。アクティブベースの5弦ド~ンでもブーミーにはならず音量だけ抑えてくれます。さすが。

【音域】
周波数的にも特徴があるコンプです。低音の反応は最弱~最強まで大差なくしっかり効く…というか低音全体が初めからゲインリダクションされていてあまり出てないのかもしれませんね。だけど高音の反応は最弱では圧縮せずスルー気味。
つまり現実的な使用域でぱっと聴いた感じでは、低音は下げ、高音は上げ気味。
ベースで言えば5~4弦ほど過剰音量を抑えるけど、1~2弦のプルはほとんど抑えない感じです。独特な味付けだと思います(その心は後で気づくことに…後述へ)。
高音の反応については1時あたりからやっと抑えが始まり最大に向けて次第に圧縮していきます(ただしデフォルトの場合)。ギターの場合はほとんど1時以上で使うことになるでしょうね。

それに関連して、フレットノイズや弦のバズはくっきり目立つ方向です。音の輪郭成分もその域にあたので、全体的には音像が鮮明に前へ飛び出る印象になります。こう書くとまるでエンハンサーっぽいのではと思われるかも知れませんが、エンハンサーのような先鋭でシャリシャリしたわざとらしさはないです。
前に出ながらどんな量の低音でも暴れさせないわけだから、ベースの音程を聴かせたい人には好都合だと思います。
特に親指弾きではよく反応して輪郭のはっきりした強力な圧縮音を味わえます。
当然ながらたっぷりどっしりの芳醇なローエンドはなくなりますので(大概のコンプはなくなるわな)そこが命のハイファイLO-B主義者にはおすすめしません。アンソニージャクソンに渡したらきっと投げ捨てると思います(笑)。


【ATTACK & TRIM】
さて難所はこれからですよ。

裏ぶたを開けるとプリント基板上にコントロールが2つ現れます。これらが手強い部分だと思います。
まず、普通にデフォルトで使ってよほど不満があれば初めて回してみる程度で良いと思います。

ATTACKはまだ難しくないほうです。例えばDyna Compには無いけどSUPER COMPには既に装備されていますから、MXRにとって新しい試みでもなんでもないはずです。ベースに使うにはあまり遅めにかからないほうが絶対良いと断言します。繊細なコントロールではないのでちょっとだけ回してもわかりにくいだろうし、大きく雑に回してもたいして問題ないから気楽に扱えるでしょう。お好みで試してみると良いと思います。個人的にはデフォルトのセンターで不満はないように感じました。

TRIMは最も難しい部分です。ここは左に回すほど高音のディテールが加わり、右に回すほどフラットな周波数に反応するみたいなことが英文マニュアルには表記されています。要するに右に回すほど、高音にも抑えが効くようになり低音は抑えが甘くなるようです。なるほど、やはりもともと低音だけはゲインリダクション傾向なのですよ、このコンプは。確かに、左に回すほど高音が立ち、右に回すほど低音がもわっと出てくるので、安易に考えればベースは右に回したくなるでしょう。しかし、リダクションされていない低音の扱いは大変なのです。結果的に使用感はまるでリリースが早くなる感じに近いです。つまりリリース後の音量の復帰が急激になります。音圧の盛り返しが強調されて扱いづらい音になると思います。ギターはどちらに回してもたぶんあまり問題ないと思いますけど、ベースの場合は低音が出るからといってあまり大きく右に回さないほうが良いように感じました。特にスラップ時は注意。しかもATTACKと違いちょっと回しただけでかなり変化があるからなおさら難易度は高いです。
自分ならTRIMはせいぜい1~2時程度で使います。1時だと例えばベースによっては3弦3フレットと4弦8フレットのCの音質が違ってくることもあるので、SENSITIVITYを強くしなければTRIMを2時ぐらいまで回してもリリースが目立つ心配はないと思います。

幸いなことに、どちらのコントロールも△の刻印があり、デフォルトのセンター位置に戻すのは容易です。EBS MultiCompの基板上のミニコントロールのようにデフォルトがどこかわからなくなり元に戻せなくなる心配はないのが大変ありがたいです。

【その他気がついたこと】
ACアダプターは普通の9Vモノで大丈夫です。ハムありません。

【まとめ】
MXRらしからぬ現代的な効きのコンプだと思います。MXRらしい音痩せは許容範囲内であり、まるで「流行の高額オプト物」キラーのような小気味よい存在です。CA3080 metal can ICだから古き良き音かと思ったら大間違いだし、ROSSを狙ったようなことを書いてる人が多いみたいですけどじゃぁROSSっぽいかと言われればそれも首を縦には振れない。むしろ後ろを振り向かずススンだ現代の新しいコンプだという印象です。だって歪まないんだよ!ベースに使って問題ないどころか、従来のMXR製コンプの中では一番ベース向きだと思います。かえってギターにとってはパクパク感がもっと欲しいとかロングサスティーンが足りないなどと感じるのではないでしょうか。


【それでもMXRらしい所はある(笑)】
裏ぶたの精度がこれ。


ゴム足の貼ってある位置が雑。


取説だとblue LEDなのに実物は赤。

宣伝するつもりはないんだが

2010-08-24 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
最近気がついたんですがね、
PCパーツ屋で有名なあのセンチュリーが運営している
プロレスグッズと楽器を一緒に取り扱っているお店があります。
どういう品揃えよ(笑)。
まぁアメリカのプロレスは今ある意味オルタネイトROCKだからね。わからんでもない。

と、思いきや、

MXR CUSTOM COMPが!最安値じゃないの?!
某"S.H."や某"C.O."を遙かに下回る値段。
もちろん平行。平行最安値。ですがエフェクターなんか平行でいいんですよ。
US$129.95 streetぐらいの物なので円高にしてもこれは安いです。

私?

…ぽちったにきまってるじゃないか。


バチモンちゃうんかこれ?(違うことを祈る)

たまの試奏

2010-08-16 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
MXRのCUSTOM COMPの音をやっとチェックすることができました。

とはいえ、嫁との買い物ついでだったのであまり時間はなくて、
なんにも判断できませんでした。現状、正しく評価することができないのでコメントしません。
でも、今までのMXRの中では一番良さそうなもしかして…<ニャンコ先生かい

試奏ベースは自分のを使わないと正しい判断は無理よね、本当は。いつも思います。

ちなみにこの時、お店中にあるベースよりどりみどりだったにもかかわらず、
私がつい試奏ベースに選んでしまったのはこれ。

こういうの選ばないだろ(笑)。
アイバニーズのSRなのに二十云万円もするプレステージ。海外製の高級ベースと同じ棚に臆せず吊ってありました(ええ根性しとるな)。
でもむしろ一番縁遠くない?
「一体どうなんだろ?」と思ってつい。
弦間狭くて弾きにくいし、音もくぐもってて、こりゃ手強いというのが感想です。

XOTICあたりにしときゃ良かった…(それも弾いたことない)。

また錆びた

2010-08-16 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
情けない写真だろ?(笑)マクロだから派手めに写ってますが肉眼では見逃しそうな小ささではあります。でも錆は錆。
手入れをしようとひさしぶりにNS-2を出してみたら、フレット1箇所こんなんなっちゃってました。
またよ。また。
でもこのベースだけよ、錆が出るの。
どんなにしまい込んでいても他のベースは全然異常なし。
部屋の風通しは少々悪いけど温度湿度もあまり問題ない。
ええわかってます。
フレットは過去にいっぺんでも錆びさせたら駄目なのですよ。
錆だけ削るなり磨くなりして一時的にきれいにしようが、同じ表面のままならまた錆びやすいのは金属の常識。表面処理し直すしかない。つまりはメッキや塗装、防錆処理など。そんなことフレットにできません。


何本も所有していると、全部をまんべんなく愛用って、そんなキム総書記の毎晩の愛人みたいな扱いはなかなかできないものです。
どうしても好きな楽器にばかり集中して手が伸びてしまいます。
そういう楽器には2種類ありまして、
わりと新しくて適当に扱える楽器と、
古くて過保護気味に扱いたくなる楽器ね。
後者があぶないね。よく触るくせに弾き終わったら大事にケースにしまうから。
古い物なのでもともと金属部分は経年劣化気味でしょ。つまりわずかな油断ですぐ腐食が進むコンディションだから、新しい物より錆の原因には気を遣わないといけない。なのに弾いた後いちいち隅々まで念入りにクロスで拭いたりしないのが実際。せいぜいさっと拭くのがいいところ。皮脂や汗がパーフェクトにぬぐえているとは限りません。それで通気性の悪いハードケースにしまい込むわけだから、部屋の温度湿度によってはすぐ痛んでしまうに決まってます。いっぺん錆を落としたところなんぞイチコロよん。

というわけでよりによって一番大事なベースだけが錆び続けるはめに。

まぁ錆の話だけですけど。
でもエレキベースは木材だけじゃないからね。
金属あっての楽器だということを忘れがちなのよね。


あ、もしかしたらセミハードやソフトのような布素材のケースの方が良いのかも知れないなぁ。

今年のT-POP

2010-08-01 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
なんだかんだ言ってほぼ毎年見に行っています都筑ポップフェスティバル。昨日休みだったので行ってきましたが、
いや~バテました。ちょっと暑かった!ビール(残念ながらスーパードライのみ)35缶が200円とはいえ、買った数秒後にはぬるくなっているんだからね。飲んだところで汗ですぐ出ちゃうでしょ。渇き癒えぬまま体調崩れていくよね(笑)。


晴れすぎでした。ムラさんと奥様の出番。ぶったおれないか心配。
お客さんがまばらなのは一番暑い時間だったからです。前の方にはヨッシーファンが大勢来てました(笑)。


最後はもはやおなじみとなっている山下達郎コピーバンド。暗くなって気温が下がってご覧の人だかり。
選曲はなんだかまるで私のリクエストが採用されているかのよう。今回はリクエストしてませんけど(笑)。
やはりメリー・ゴー・ラウンドが好きなのですよ私は。
達郎はSPARKLE、メリー・ゴー・ラウンドでベスト2までは決まっている私です。3となると…あと1曲はなかなか選べませんね。いつもならTHE WAR SONGがベスト3と答えてますね。でも内容的にフェスティバルでは選曲しにくいわな。

そこにはかりがあるから

2010-07-19 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

な…なぜかこんなのがぶらさがっているではないか?!

というわけで思わず、誰かのばね吊り秤を拝借して、楽器の重さを調べてみました。海も行かずに。
前からいっぺん量ってみたかったんだ(笑)。

この表ちゃんと表示されてるの?

 軽
 ↑

NS-2JCM 3.7 (kg 以下略)
OPB(C/S) 3.9弱
4-94Classic 4.3
SB-1 4.4強
LG5 4.5強
NS-2 4.5強
SSD NS-5 4.7弱
StingRay 5.1強
Emperor-5 5.3強

 ↓
 重

へぇーそうなんだ……意外なのがある。
予想通りだったのはNS-2JCMですね。相当軽いと思ってました。
アッシュ組のStingRayとEmperor-5も重い重いと思ってましたが、見事にブービーと最下位に。感覚的にはStingRayの方が重く感じますよ、4弦なのにね。アッシュは老体には辛いです。もう買うことはないでしょう。
量る前の感覚と大きく異なるのはLG5とNS-2ですね。
この2つは不思議なくらい…はかりぶっこわれてんじゃねぇの?ってぐらい…重く感じないのはなぜなんだろう?
特にLG5は5弦なのに4弦のフェンジャパ君(今回載せず)とほとんど同じ重さ。しかも感覚的にはフェンジャパ君より軽くて4kgあるかないかぐらいの気分なんだけどな。ヘッド落ちませんしね、どうやって作るのかなと思います。
NS-2は、ギグバッグで背負った時と座って股に乗せている時はすっしり重いんだけど、立ってストラップで吊ると重さをまるで感じないのが不気味です。天使のベースか(笑)。似た形状のNS-5はストラップで吊っても軽く感じませんから、単純にネッド・スタインバーガー万歳とは言えないんですよねぇ…実に不気味です。

それにしても驚くべきは、
某C/Sの広告を目にして、へーきで「Weight : 3.7kg」なんて表示を目にしてしまいますと、すごいなぁと。うちの最軽量ベースと同じってこと?どうなってるの?!
Fenderスタイルにおいては例えばレリックなどと同様の今や付加価値としての重量というものが企画的にわざと考えられているのではないかと思ってしまいました。ん、日本語おかしいな?直すのめんどうっちいからこのまま載せ。<こら