最近、またしても、ハードディスクが壊れました。
えぇ~、あのですねぇ、Windowsさん。巡回冗長検査って言ってねぇ、意味がわかるっつう人が、世の中にどれくらいの割合で存在するのかと、思うわけです。
いったい何が起きたのか、わかりやすく言えば、
以前書き込んだはずのデータなんだけどね、今読み出してみたら、書き込んだときとは別のデータに化けちゃってるよ。つまり、ファイルが壊れちゃってて、もう正常に読みだせないんだ。
ていうことなんです。書いたときのデータと、読み出したときのデータが一致していないことを検出するためのテクニックとして、CRCってのがあるんです。
あまり詳しくはないんですが、今のハードディスクって、ぜったいに誤り訂正符号(ECC)を使ってるはずだから、厳密な意味では、CRCエラーではなくて、訂正不可能なほど多くのエラーがおきてる、ってことだと思うんです。
ATAの規格上、CRCエラーしか定義されていない、とかいうことかな、って思ってもみたりして。
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今回の場合、まずは、パソコンの電源を入れて、BIOSチェックの段階で、SMARTでのエラーが報告されました。
やばいねぇってことで、Western DigitalのData LifeGuard Diagnosticsというツールで、SMARTのステータスをチェックしてみようとすると・・・
いきなりFAILって言われてるし・・・
Multi Zone Error Rateってのが、ダメっす!と言われてます。
Helpを見ると
Multi Zone
Error Rate<u5:p></u5:p>
This
attribute indicates a rate at which write retries are requested.
と書いてあって、ふ~んそうなの、と思うくらいしかできないわけです。それにしても、writeの問題なのですか?
今、ファイルを別のディスクに移動させているんですが、数個のファイルが、すでに読み出せなくなっています。
読めないもんは、あきらめるしかねぇっす。
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こういう「知らないうちにデータが壊れてた!」という事故を防ぐためには、disk scrubっていう処理が必要なんだそうです。
disk scrubというのは、ディスク全体をまんべんなく読み出したり書き込んだりして、ディスクが正常に読み書きできるかチェックすることだそうで、ようするに、読み書きできないセクタに対して、あらかじめ「ダメ出し」をしておく、ってこと。
disk scrubberというジャンルのソフトウェアがあるんだそうです。私は使ったことがないです。
FreeBSDマシンでは、なんとなく、smartmontoolsで、SMARTのdrive self testは毎日実行させてます。
コンピュータに接続しているディスクの総容量がTB(テラバイト)オーダーというのも珍しくなくなってきていますから、disk scrubって重要みたいですよ。
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今回壊れたハードディスクは、購入してから1年半ほど経過していたので、購入店での補償期間がもう過ぎているんですが、ハードディスクのメーカー補償が、最近では3年とか5年とかあるので、メーカー補償は効きそうなんです。
が、しかし!! 調べてみたんですが、事前の事務手続きを行ったうえで、ハードディスクドライブを、シンガポールへ国際宅配便などの手段で送付しなくちゃならんそうです。しかも、関税も払え、とか・・・
敷居が高すぎ・・・あきらめました。
たぶん、トータルで3000円とか4000円くらいは、費用がかかりそうな予感。
もうちょっとお金をつめば、もっと大容量の新品が買えちゃう。
補償交換のための手続きを面倒にすることで、ユーザーにあきらめさせて、補償のためのコストを削減しよう、というメーカーの意図があるとしか思えません。