鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

原発さえなければ、・・・

2011-06-14 22:20:06 | 思いつくまま

 痛ましいことが起きました。恐れていたことが起きてしまいました。福島県相馬市の酪農家が自殺しました。原発に恨みを残して。

 「原発さえなければ」 「原発で手足ちぎられ酪農家」

まだ50代。奥さんはフィリピン人、小さい二人の子どもと国に帰ってしまいました。一人残され、途方にくれる還暦間近の男一人。経営の圧迫のため、酪農家というのに全ての牛を手放してしまった。手放さざるを得なくなって手放した。家族はいない、心血を注いで育てていた牛もいない、もう彼の周りには何もないではないですか。空しさ、寂寥感、その次に来るのは絶望感しかないではないですか。もう生きていてもしょうがないと思うなというほうが難しい。

 それにしても、原発、この恐ろしい人間の手に負えないエネルギー源、原発を稼動させていれば必ず出てくるのが廃棄物である「死の灰」、これが少なく見積もっても80万トンあるとか。これを何百年にわたってきちんと管理しなければなりません。つまり後世に重い重い危険極まりない負担を残し続けるわけです。

 やはりこうなれば今回の福島原発の大災害の教訓として、日本から原発をなくしましょう、それしか日本が存続する方法はないのではないですか。風力なり、火力なり、水力なり、企業や個人の自家発電、また豊富にある地熱発電、ソーラー発電だって可能だし、揚水発電だって使えないことはないようです。

 いま、全国的に節電の大合唱がなされていますが、政府やマスコミは言いませんが代替発電は十分にあるというではないですか。そういう人がいるし、雑誌でも取り上げられています。しかし、そういうことはマスコミは記事としてとりあげません。スポンサー、今まで巨大なマスコミのスポンサーとして広告料を支払ってきた電力業界の無言の圧力が、また政府の見えない圧力もあるのかもしれません。節電の大合唱の裏には、政府・電力業界・御用学者(東大がその筆頭、東電から5億円もの献金を受けているとか)等による原発擁護の考えがあるようです、騙されてはなりません。

 原発をなくすどころか増やしたいのが政府(経済産業省)・業界の本音でしょう(浜岡は一時的に止めるだけ)が、原発がなくても電力は十分に賄えるではないかということが表に出て、実証されたら困るわけです。政府と業界が一体となって原発行政を推進してきたわけですから。

 節電は必要ですが、何のために節電するのか、何が原因で、どのくらい足りないのか、どのくらい継続していく必要があるのか、将来の見通しはどうなのか、本当に原発に変わる代替エネルギーはないのか、それらを明確にすべきです。情報公開です。全てのデータを公開した上で、国民に納得してもらう必要があります。

 そうでなければ、国民は極論すれば政府・電力業界の言う節電には協力しなくてもいい、それくらいの思い切った強固な姿勢を見せようではありませんか。そうすれば電力業界も必死に生き残るための方策を考えるでしょう、考えなければ倒産もやむなしです。そんな高慢な独占企業はいりません。

 不便を受け入れましょう。このまま全てが便利になっていくなんて土台無理な話しなのです。便利さや効率ばかり追求しないで、人間らしさを取り戻しましょう。そのためには思い切って便利さとオサラバする必要があるでしょう。それでいいではないですか。人間性を取りもどせるのであれば。強欲資本主義との訣別です。

 といっても無理だろうなあ、所詮は絵空事だろうなと思います。自分で空しくなります。でも、ちょっと自分の周りを見てください、朝からケータイを握り締め、歩いていても、自転車に乗っていても、車の運転中でもケータイから目を離せない現実。こんな生活をしていていいのですか。ケータイに縛られて、なくてはならないものとなってしまっている。人間がケータイに従属し、奴隷となっている現実、嘆かわしいなんてものではありません。

 何か話しが大きくなり、少し脱線してきた感じです。まとまらなくなってきました。

 

 今回の東北地方太平洋沖地震(と津波。原発事故)により、何よりも人間同士の絆(きずな)の大切さが見直されてきました。人間の絆があってはじめてコミュニティもなりたちます。人間らしい生活の場所ができます。そういうことをいいたかったわけです。

 そしてこの際締結しましょう三国同盟を!!約70年前に締結された日独伊三国同盟は負の同盟で、世界に巨大な不幸を撒き散らしましたが、今度は反原発での三国同盟です。

 ドイツが全ての原発を廃止することになりましたし、イタリアも原発の再開を国民投票で凍結することになりました。次の出番は日本です。日本も脱原発の声を発しましょう、世界に向かって。そうすればここに新しい日独伊三国同盟が成立します。ドイツとイタリアに三国同盟を呼びかけ、締結しましょう。そして世界のためにリーダーシップを発揮しようではないですか。70年前の贖罪にもなるのではないですか。

 改めて声を大にして言いたい、日独伊による脱原発の三国同盟の締結を!!

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