鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

今年もやって来ました、サケ

2009-10-26 22:05:37 | 広瀬川

 昨日は快晴の下、町内会主催の芋煮会が開催されました。今日は一転して朝から雨、時に強く降ったりして、止むことはなかった。明日の午前にかけてさらに降り続くようです。個人的には喜んでいます。

 写真はいずれも昨日のものです。

 河川敷公園で芋煮会の準備をしているときに、少し若い人?達が竿を持って河原に降りていくのが見えました。今の時期に竿釣りか、何を釣るつもりなのか?フライの練習かなと思いながら見ていたら・・・。

 川の左岸から抜き足差し足忍び足の格好で、背中を丸めて地近付き、竿をそおっと振っては、何かを引っ掛けようとしている様子で、それを見てピーンときました。これはもしかしてサケを引っ掛けて採ろうとしているのではないかと。何という怪しからん輩であることかと思い、どうしようか?止めろと言うべきか、警察に電話しようかと悩みながら、ゴミ拾いのために彼らの居るところに行って見ることにしました。

 不貞の輩は3人です。一人は残念ながら漁協の組合員です。名前は覚えてはいませんが、顔は見知っています。

 まず本当にサケが遡上して来ているのか確かめるために流れを注視しますが、偏向サングラスを持っていかなかったため、川底の様子がよく見えません。彼らは休みながら竿を出しています。闇雲に竿を振り出しているわけではなかったです。

 写真の右側の、岩盤があって浅くなり瀬を形成しているところをよく見ると、いました、見ました、背びれと尾びれが各二つずつ見えました。サケです、確かにここまで遡上していました。 やはり彼らはサケをガラガケの要領で引っ掛けてサケを採ろうとしているのです。 

          

    (写真の左側の四人連れは芋煮会のために来た若者たちです。)

            

 その後ゴミ拾いのため上流に歩いていきましたが、戻ってきてから時々川を見るとまだやっています。時々竿が曲がります。かなり強烈な引きです。当たり前ですよね、サケなのですから。正直なところ自分でもやってみたくなります。その引きを味わいたくなります。でも、それはできません。法律違反になります。日本人にとって、サケ・マスは特別な意味を持つ魚で、誰でも採っていい魚ではありません。遊漁証を持っていても採ることはできません。組合員でも特別な権利をもつ人でなければ採れません。

 第一ここまで遡上してきたサケを採って食べても美味しくはないでしょう。海や河口域で採ったものなら美味いのでしょうが。それよりも折角ここまで少ない水量の中遡上してきたのですから、暖かく見守ることができないのでしょうか。サケの最後を人生とオーバーラップさせてとかまでは言いません。せめてサケの最後を平穏なうちに終えることができるように見届けることができないのでしょうか。

 小学校等の課外授業にも応用できます。サケの卵を孵化させて川に放流するということは結構やっているようですが、遡上してきて”魚生”最後の様子を見させてやることのほうが価値があるし、子どもたちのためになるのではないでしょうか。

 でも、少し安心したのは、掛けたサケを採って持ち帰るとか、その場で食べるとかするのではなく、単に引きを楽しむような釣りだったことでした。サケは川に返していたようです。

         

 3枚目の写真の中央に大きな魚が見えます。これはゴミ拾いをしつつ上流に向かいましたが、西道路のトンネルが切れているところの下のトロ場の様子です。サケか?と思ったのですが、どうもそうではないようです。ニゴイかコイのようです。この直後上流からもっと大きくて黒っぽいコイがやってきました。アユ釣りシーズンには見られなかったことです。

 

 今日から明日にかけての雨で川は増水するでしょう。濁りも入るでしょうが。そうすると遡上してきたサケは分流にやってこないか、やってきてほしいと願っています。それが楽しみです。

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