鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

敗戦から77年、

2022-08-15 14:07:12 | 思いつくまま

  

今日は2022年令和4年8月15日月曜日です。1945年の全面降伏という敗戦から77年になります。明治維新(個人的には使いたくない言葉です)から敗戦までもちょうど77年になります。明治維新後154年が経つということですね。

  

江戸幕府が倒れ明治の代になってから初めての全面降伏をせざるを得なくなった昭和20年までの歴史と、いわゆる戦後の歴史の長さが同じということになんかとっても奇遇を感じてしまうのですが、みなさんはどうですか。

  

前半の77年はまさに激動の77年で、戊辰戦争、西南戦争、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、日中戦争、日米戦争・日英戦争を中心とした第二次世界大戦と思いつくだけでも実にたくさんの戦争をしてきました。よくもまあこんなに戦争をしてきて国力が持ったものですね。

  

後半の77年は、朝鮮戦争やベトナム戦争で漁夫の利を得る形で日本は経済発展をしてきました。直接日本の軍隊(自衛隊)が戦地に赴いて殺しあうという形での戦闘行為はないままに現在に至っていますが、ここ二十年くらいは何とかして自衛隊を海外に派遣して、宗主国のアメリカ軍とともに戦闘行為を経験させたいと願っている(と思われる)勢力がうごめいています。

  

ウクライナ戦争の先行きはどうなるのか、これだって全く油断ができません。その結果によっては日ロ関係にも大きく影響するでしょうし、対北朝鮮関係、なかんずく日中関係は台湾問題を挟んで一触即発の関係にあるといってもおかしくないように感じます。

  

世界で唯一の戦争被爆国である日本という立場を前面に出して、それとともに平和憲法の象徴日本国憲法とともに世界平和の先頭に立つことができる立場にいるというのに全くそれを生かそうという気は、日米同盟なるものに隠れて、悲しいことにありません。

  

同盟同盟といいますが、全く非対等な、一方的な宗主国と属国という関係にある同盟なのに意識的にそれを隠して行動する日本政府の情けなさ、これで一体主権国家といえるのですか、独立国家といえるのですか。きりがないのでこの辺でやめておきますが、今朝の朝日新聞の記事から引用させてください。

  

戦災孤児の記事です。筒井さんという男性の経験談から始まります。筒井さんは12歳の時の6月7日、三回目の大阪大空襲のときに焼け出され家族とはぐれ、大阪駅で生活しているときに8月15日を迎えました。そのうち仲間たちと上野駅へ行っています。

  

その時に目撃した光景が忘れられない記憶となっているといいます。「3,4歳に見える女の子、ひどい栄養失調で蒸したサツマイモを少し食べたが、翌朝には死んでいた。駅員のような人が来て、先端に刃が付いた長い棒で、女の子の肩あたりを刺してひっかけた。女の子は引きずられていった。」(これじゃあまるで物そのもの、それも汚い物扱いですね。悲しくて吐き気がします。)

  

筒井さんは「刈り込み」という行政による強制的な保護措置で施設に入ったこともありますが、環境が悪く逃亡したしたとか。 駅での生活場面では、野坂昭如の「火垂るの墓」を思い出します。1948年の厚生省の調査では、沖縄を除く46都道府県に123,511人の孤児がいたそうです。

山梨県立大学の山田教授の言葉も載っています。戦時中、国は戦争で親を亡くした子を「国児」と呼ぶ案を出したが、戦後は「浮浪児」と呼んだ。戦意高揚の道具として孤児を持ち上げた戦時中も終戦直後も、子どもたちの福祉に重きを置かなかった点で、国の姿勢は一貫していた、と。

これは戦時中戦後直後に限りませんね、今現在も児童福祉はお寒い状況ではないですか。防衛費は別扱いでどこからでも無条件に?金を出すというのに、ほかの福祉政策では『財源はどうやって作り出すのか』と必ず反論して黙らせています。

学校教育もしかり無償のはずが金がかかっているし、学校給食も学校教育の一環であれば無償、完全無償とするべきなのに、仙台市立小学校では給食一食@290円かな、日本の将来を真剣に考えるのであれば、それはとりもなおさず日本人を大切にすることであり、将来を担う子供たちを手厚く保護する(甘えさせることではないですよ)ことに他ならないと思います。

教科書代もそう、高校大学と進学すれば授業料の高額負担、奨学金の実態は高い利子の教育ローンそのものです。育児もそう。どこにも育てやすい環境はない。子どもの声がうるさいという苦情が学校や行政に来るというのですから何をかいわんやです。

自分もかっては子どもだったのに・・・。これは格言なのかな、若いときに何かで見つけて手帳に書いて覚えていることです。『子ども叱るな、来た道じゃ、年寄り嫌うな、行く道じゃ』 当然のことなのですが、ややもすれば忘れ去られてしまっています。

                 

またこういう格言?も大事にしています。『子どもは3歳までに一生分の親孝行をする』 ちなみに老人については、『過ぎて悔やむな人生は、空しく生きるな今日の日を』『老い人が過去を旅する輝きを貧しすぎますぼけといっては』ということが手帳に書かれています。

 

きょうは涼しい一日です。きょう正午の観天望気です。 天気:曇り、雲量:隙間無、気温:23.5度、湿度:92%、風速:4m/s、不快指数:73 となっています。

                  

  


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