鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

海辺の映画館

2020-09-06 13:46:17 | 思いつくまま

きょうは朝から曇りだったのですが、その後東から明るくなってきて、これは暑くなるかなと思わせるような天気でしたが、事実そうなりつつあります。きのうは午前10時台が一番暑かったのですが、きょうは時間の経過とともに蒸し暑さを感じるようになり、気温は高くなっています。

  

今、もうすぐ午後2時になるところですが、目下の最高気温は29.0度です。午後0じ43分の記録です。外は青空に白い雲、日差しが強く明るい外です。もっと蒸し暑くなりそうな気がします。

 

ブログを書いた後、川に入ろうかどうか迷っています。このまま天気が続けば、あしたの方がもっと条件はいいのではないかと思うからです。日曜日とはいっても釣り人はいないでしょうけど、あしたよりはいる確率が少し高い、もしかして入ろうと思っているところに入っているかもしれないし・・・・。

 

どっちにしても、きょうかあしたで広瀬川の鮎釣りもお仕舞となるのではないかと思っています。だからこそ慎重に丁寧にそれなりの覚悟をもって川に入りたいわけです。

 

 

きのうは東宝シネマズへ「海辺の映画館~キネマの玉手箱」という映画を見に行ったわけです。もったいぶってきのうは映画の題名を書きませんでしたが、3時間の長編映画であること、いろんな人たちが出てくること、しかも同じ人が年代を超えて出てきたりして、感想を書くにしても何をどう書けばいいものか迷っていたからでもあります。今もです。

       

仙台では、全国よりも1か月遅れての上映となったようです。しかも上映も東宝シネマズ1館で、しかもしかも朝の9時10分頃の上映1回切りという取り扱いなのです。なんかずいぶんと差別的な取り扱いをしているなあと内心不満でしたね。

亡くなったばかりの大林宜彦監督に大変失礼な?ことです。映画を見てみればわかりますが、3時間の中身は「変幻自在なイマジネーションは映画の常識を大きく超えて、私たち観客も次第に傍観者ではいられなくなる。」(8月28日の朝日新聞)、そのものです。

 

『野火』を撮った塚本晋也監督も言っています。「近年の大林監督は物語を超越した、詩のような映画を撮ってこられたが、今回は究極の形でした。・・・不思議な自叙伝だと思いました。」

80歳過ぎての監督作品でしょう、テンポが速いのです。私は監督よりも10歳くらい若いのですが、もうついていけません。時代もめまぐるしく変わるし、そのときの戦争自体も大きく変わっています。

  

何しろ扱っている戦争は戊辰戦争から始まり、日中戦争、日米戦争(沖縄の戦い)、そして広島の原爆へと続きます。戊辰戦争での会津藩の戦いでは白虎隊のほかに娘子隊についても丁寧に取り扱っています。とってもいいことです、納得です。娘子隊とは武家の娘たちで構成する長刀(なぎなた)隊のことです。

戦争の悲惨さを伝えるために、戦争に反対するために、きな臭い今の日本に警鐘を鳴らすために取り上げたのが150年前の戊辰戦争から始めたということに敬意を表するとともにまさに慧眼であるとあらためて思います。

それにしてもこれはファンタジー映画かと思わせるような出だしからびっくりでしたね。いったい何がどう展開していくのか、全く想像できませんでした。

 

大林監督の後は誰が継ぐのでしょうか。戦争を直接は知らない世代の監督で、戦争の悲惨さを伝え続けていく監督は誰なのか、それとももう断絶してしまうのか。塚本監督は大林監督からこういわれていたそうです。

『僕は戦後の監督だが、君は戦前の監督だ』と。  興味のある方、今の社会に危機感を抱いているみなさん、時間とお金があるのであればぜひとも劇場に足を運んでみてください。決して暗い映画ではありません。 塚本監督の『野火』という映画は、なんか救いようのない悲惨な映画でしたが。ある意味好対照かもしれません。

 

 

      

 

      

 

 


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