(午前9時前)
いやあ雨模様でない一日が過ぎたのは本当に久しぶりという気がします。実際はそうでもないのでしょうが。 だからとって気温が上がったという訳ではないです。もちろんきのうよりは毎時間同士の比較では1度以上高くなっています。仙台の最高気温は22.7度のようです。
もっと気温が高くなってほしいですね。せめて25度くらいに上がって欲しい。そして広瀬川に入らせてほしい。8日土曜日は雨の中竿を出しましたが、それでも気温は24度を超えました。ここはもうひと踏ん張り、もう少し上がって欲しい。あの蒸し暑さを味あわせて欲しいといったら馬鹿にされそうですが、それでもいいですと言っておきます。
ああやっぱりきのうの心配は杞憂ではありませんでした。ものの見事に雑草(本来雑草という草はないのですが)とともにいざこれから咲き誇らんとしていた彼岸花、曼珠沙華は刈り取られていました。 機械を使ってやっているので仕方がないとは思いますが。
でも何年か前には雑草の中できれいに咲いている花があればそれを残して刈り取っていったような記憶があります。感心した記憶が残っています。 でも仕事は大変ですから致し方がありません、と諦めます。
でも多分あと1週間か10日後くらいには見事に赤く咲き誇っている彼岸花を見ることができるでしょう。逞しい生命力をもった仲間がいるでしょうから。
今年の日本は大自然の猛威の前に無力感一杯となっていますが、それでも9日にショッキングなことばがありました。ズバリ言いきってお仕舞です。ものの見事に本質を言い当てています。 まさにその通りです。 池澤夏樹さんの言葉です。
『 誰も言わないから言っておく。 官公庁がこぞって身体障害者の雇用数をごまかすような国にパラリンピックを開催する資格はない。 この話題はここまで。 』
これでパラリンピックも開催すべきではないし、オリンピックも開催すべきではない、ということになってしまいました。
きのうですか、自民党の総裁選に出馬している2名の候補者の演説会が自民党本部で?あったようです。それを知らせるニュースをちらっと見ましたが、アッとオッとびっくりしました。
テレビに流れたテロップです。長州の人が「 至らない人間ですが、(批判等は)真摯に受け止める 」なんて言っていたようです。紳士ではないのに真摯真摯という言葉が好きなようで(誠実にという言葉も好きかな)よく使いますが、本当にそう自覚しているのでしょうかね。常日頃の言動からはとてもとてもそんな風には見えませんが。
逆説的に”至上”・最上の政治家と言いたかったのではないか、なんて思ったりして。独裁者の言うことはもはや至上命令でしょうから。 まあ何にしても2人の間で公開の場で長時間にわたる有益な討論会を開いてほしいものです。
何と言ってもほぼ自動的に自民党の総裁が総理大臣に指名されるのですから、せめて候補者二人の歯に衣着せぬ大激論にならなくてもいいですから、討論会を開いてそのやり取りを聞かせてほしいものです。どちらが総理大臣に相応しいか、国民の目に焼き付けてほしいです。そこは宗主国に見倣ってほしいものです。圧倒的な多数を握っている(はずの)候補者が逃げ回っているのですから何をかいわんや、呆れてしまいます。
きょう9月11日は、あの日から7年と6か月目の日です。熊本や北海道の大地震では津波は起こりませんでしたが、震度7という強烈な揺れに見舞われました。日本列島はいつどこで巨大な地震が発生してもおかしくない状態になったといいます。
目下のところは大きな地震と津波に襲われたのはフクシマ原発だけですが、いつ他の原発の地下で巨大地震が発生しないとも限りません。日本の原発は海辺に建設されていますので、地震が起こったときは津波もセットで考えなければいけません。
皆さん、その覚悟をもって日々生活しているのでしょうか。絶対大丈夫だ、日本の原発は、とお思いなのでしょうか。 フクシマ原発事故から5年前に安倍首相は『全電源喪失はあり得ない』と発言していたのです。
LITERAの今年3月11日の記事からの引用です。 京都大学理工学部原子核工学科出身の共産党の吉井英勝衆議院議員は、日本の原発が地震や津波で冷却機能を失うことを危惧していたそうで、第一次安倍政権誕生の3か月後に質問趣意書を政府に提出しています。
「巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書」で、巨大な地震の発生によって、原発の機器を作動させる電源が喪失する場合の問題も大きいとして、電源喪失によって原子炉が冷却できなくなる危険性があることを指摘したそうです。
それに対する政府の答弁書では、
「外部電源から電力の供給を受けられなくなった場合でも、非常用所内電源からの電力により、停止した原子炉の冷却が可能である。」
「我が国において、非常用ディーゼル発電機のトラブルにより原子炉が停止した事例はなく、また、必要な電源が確保できずに冷却機能が失われた事例はない」
「我が国の原子炉施設は、フォルスマルク発電所一号炉とは異なる設計となっていることなどから、同発電所一号炉の事案と同様の事態が発生するとは考えられない。」
(フォルスマルク原発では、4系列あったバックアップ電源のうち2系列が事故にあって機能しなくなったもの。日本の原発の約六割はバックアップ電源が二系列であり、フォルスマルク原発と同じように2系列で事故が発生すると聞き冷却系の電源が全く取れなくなる危険性があるとの質問への回答)
(非常用電源喪失に関する対策強化を求めたことに対しては)「地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全性については、・・・、経済産業省が審査し、その審査の妥当性について原子力安全委員会が確認しているものであり、御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。」
以上により、記事は「福島原発が世界を震撼させるような重大な事故を起こした最大の原因は、バックアップ電源の喪失である。もし、このときに安倍首相がバックアップ電源の検証をして、海外並みに4系列などに増やす対策を講じていたら、福島原発事故は起きなかったかもしれないのだ。だが、安倍首相はそれを拒否し、事故を未然に防ぐ最大のチャンスを無視した。これは明らかに不作為の違法行為であり、本来なら、刑事責任さえ問われかねない犯罪行為だ。」と断罪しています。
いまから12年以上も前にそういうことがあったなんて全く知りませんでした。 思うに安倍首相は12年まえと何も変わらずに原発の再稼働や輸出までしようとしているということですか。 世界一厳しいと言っている審査基準の中には電源を4系列にするという項目はあるのか?コアキャッチャーは?