テツの部屋B

アメリカ留学中の見聞録→日本国内の山登り記録+日常の覚え書

槍ヶ岳敗退記(2日目)

2012-08-19 | 登山
5時5分、穂高駅前発のバスで中房温泉へ。運賃1,700円。中房温泉は相当な山奥で、大雨でも降ったらあっという間に孤立してしまいそうな辺鄙な場所だった。

6時10分登山開始。天気はまずまずだった。
6時39分、第一ベンチ。
7時6分、第二ベンチ。
7時38分、第三ベンチ。
8時16分、富士見ベンチ。とにかくきついの一言。
8時51分、合戦小屋に到着した。周囲はガスに覆われていて何も見えない。腹具合が心配だったが、名物のスイカ(1/8切れ=800円)を食べた。喉の渇きがおさまり、水分で腹も膨れた。
9時25分、合戦の頭。






ミヤマトリカブト。10時7分撮影。


10時18分、燕山荘前の稜線に到着。相当ばてていた。この時点では、まだ山頂部はガスに覆われきっていなかったため、少しだけ写真を撮り、10時26分に燕山荘にチェックインした。

一刻も早く横になりたかったが、掃除中とのことで中に入れない。仕方なく、小屋の周りでジュースを飲みながらぐったりしていた。天気はどんどん悪くなり、やがて雨が降り出したので、小屋の中に避難する。依然として部屋に入れないため、レストランで山菜うどんを食べながらゆっくりした。

12時ごろ?ようやく部屋に入れた。横になって一眠りし、起きると大雨が降っていた。標高差1240mを一気に登ったため、頭が痛い。軽い高山病の症状だ。

3時半ごろ、雨が止んだので、外に出てみた。ガスで展望は全くなし。






コマクサ。3時40分撮影。


写真を撮っていると、またすぐに雨が降り始めた。夕食後、雨が止んでいたので散歩に出ると、雷鳥の群れを発見した。計5羽いた。






雷鳥(オス)。5時57分撮影。






雷鳥。5時57分撮影。


7時ごろ就寝。といっても、横になるだけで、寝付けない。これまで山小屋で寝れたことは一度もなく、この夜も一睡も出来なかった。他人のいびきが大きな原因であることは疑いようもないが、それが唯一の原因かどうかは分からない。次回からは耳栓を持参したほうがよいかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする