ちょいと面倒臭いというより辛気臭い足回りを組み立てます。
組み立てると筆が入らなくなるのでひとまず、転輪、スプロケット、アイドラーを塗装しながら組付けました。
タミヤにしては珍しくポリキャップ式ではなく接着固定です。
ここまでは特にどうと言う事は何もありません。
履帯に接するリム部分をメタリックグレイで塗っておきました。
で、辛気臭いのはこの履帯。
1コマづつ完全分離式です。こんなランナーが3枚あります。
可動式なら当然でしょうが、この履帯は接着固定です。
なんだかんだ文句言ってますが、30数年前にこのキットが出た時は狂喜してたくせにね(笑)。
当時ほんとに待ち焦がれていたこのタミヤ2代目タイガーもいつのまにやらすっかり古参キットの仲間入り・・・ま、しょうがないですよね。
しかし!、押出しピン跡が1コマに6ヶ所も(2ヶ所は完全に見えなくなりますが)・・・昔はまったく気にしなかったのに・・・。
でも、こんなのを生真面目に処理していたら生きてる内に完成できるかわからなくなります。
なので↓
転輪の外側になって見え易い所だけパテ盛りはなしでザッとヤスリりました。
若干跡が残ってますが気にしません、塗装して汚してしまえばたいして目立たないと思うので・・・。
こんなもんで大丈夫でしょう、他のピン跡も転輪に隠れてほとんど見えないでしょう。
で、いったんランナーのまま全コマ塗装しました。いつものオリジナル混色履帯色です。
組付けは明日以降に行うことにして、砲塔の天板に溶接跡をデッチ上げました。
なにもしないとこんな状態です。
天板と側板の繋ぎ目に伸ばしランナーを接着しました。
接着した伸ばしランナーにたっぷり流し込み接着剤を塗り付けて柔らくしたら、細目のマイナスドライバーでザクザク押しつぶして行きました。
ついでに装填手用のペリスコープ部分が穴が空いていただけだったのでランナーの番号タグみたいな部分を削ってそれっぽく取り付けてます。
雑ですが、なんとなく雰囲気で・・・リアリティー追及と言うよりプラシーボ効果に期待です(笑!)。
本日のBGM
ロバート・プラント、2014年のアルバム。
やんちゃだったプラント君もすっかり大人になりましたってさ(笑)。
気が遠くなりそうです。🤪
伸ばしランナーを使った溶接後の表現はバイクモデルのフレームやチャンバーの溶接後でも使っているのを見たことがあります。
なかなか良い方法のようですね。
ロバート・プラントは最近こんな感じになってるんですね。
未だに現役なのが嬉しいです。
やはりブリティッシュフォークがやりたいんですね。
>この履帯の組み立ては修行ですね。<
修行というほどではないのですが、面倒臭いというか辛気臭いというか単純作業の繰り返しになってしまいます。一度にやってしまおうとするとしんどいので、気長に30分づつ2~3日かけるつもりでやればなんとかなります。
>なかなか良い方法のようですね。<
伸ばしランナーを溶かしてギザギザにするのは昔からある方法ですが、溶接跡の表現としては他に方法を思い付けないくらいですね。
>ロバート・プラントは最近こんな感じになってるんですね。<
最近と言っても、もう8年も経ちますから・・・。
とは言え懐古趣味に流されず、新しい試みに挑んでいるのが凄いです。
押し出しピン跡の処理、お疲れさまでした!
辛気臭い回りの筆頭、ドイツ複列転輪の組み立てご苦労様でした。
更に辛気臭い履帯組み立てが残っているのですね(笑)
昔のドラゴンも完全分割固定履帯でした、あの時代の流行だったんでしょうか?
ワタシも十何年ぶりに組み立て履帯を作ったのですが、一部一体化されているにもかかわらず、
もう面倒くさいったら有りませんでした(-_-;)
伸ばしランナーの太さが均一ですね、これ上手く出来ないんですよ。
加熱方法とか何かコツがあるのでしょうか?ご教授頂ければありがたいです。
そうなんです、あの履帯でございます(笑)。
前後方向の弛みとは別に、この後期型は転輪やアイドラーの幅に対して履帯の幅が広すぎるので、ポリ製ベルト履帯だと左右方向の歪みも出てしまうので、面倒でもこの組立履帯は凄いと思ったのでした。モデルカステンが別売の連結履帯を始めたのも同じ頃だったでしょうか。
押出しピンは特別処理しなくてもたいして目立たなかったかもしれませんが、実は2度目の同一キットなのでなんちゃってながら一応ちゃんとしておこうと言う事でした。
コメント、ありがとうございます♪。
射出成型に関しては全くの素人ですが、ちゃんと歪みなく成形するためにあれだけの押出しピンが必要という事なのでしょうね。
>成形金型を想像しただけでも。ぞわぞわします<
確かに押出しピンが多くなるほど金型もたいへんというのはなんとなく想像できます。
もしかしてNO IMAGEさんは射出成型のお仕事のご経験がおありとか?。
いつもありがとうございます♪。
>更に辛気臭い履帯組み立てが残っているのですね(笑)<
只今、組み立て前のゲート処理を絶賛作業中です(笑)。
>あの時代の流行だったんでしょうか?<
たしかに・・・サードパーティーのモデルカステンとかから連結式(最初は可動式じゃなくて接着固定式でした)が売り出され始めた頃だったと思います。ベルト式から今主流の部分連結式への過渡期だったのかもしれませんね。
>もう面倒くさいったら有りませんでした<
最後の1枚の辻褄合わせがたいへんだったりしますよね。
私はどちらかと言うとベルトでいい派ですが、でも履帯幅が広いタイガーに限っては組立式が良いです。
>加熱方法とか何かコツがあるのでしょうか?<
う~~ん、説明がなかなか難しいですね。普通にライターの火で炙ってますが、ランナーがほどよく熱で溶けて曲がりかける瞬間といいますか・・・あと引っ張り方を割とゆっくり引っ張った方が良いかもしれません。
勢いよく引っ張ると細くなり過ぎるケースが多いように思います。
程よい太さ、長さにするためにいつも2~3度はやり直す事になっちゃいます。