R35に続き、おフランスシリーズ第3弾にして、おフランストリオの2台目に手を着けました。
なんとも時代に乗り遅れたような形状が堪らなく魅力的でありますが、
こういう車両の通例で転輪がめちゃ小さくて数がたくさん、なんと片側16ヶもあります。
サスペンションはどんな構造してたのでしょうね、このキットではばっさりと省略されています。
もっとも組み上げると転輪すら見えそうにないので関係ないんですけど、興味は尽きません。
このムカデの脚みたいな転輪の取り付けがちょっとたいへんでした。
普通ならさすがタミヤとなる部分が全然タミヤらしくないという・・・
と言ってもちょっとイラッと来る程度でたいした事ないと言えばそうなんですが、
私のようにタミヤに慣れ切った身にはちょっとね・・・。
組み上げてしまうと筆が入らなくなる場所が多いので先にざっくり塗装しておきます。
このキットの履帯は連結式になっていて、しかもランナーから切り離す必要がありません。
最初から1ヶづつバラになっていて、こんな袋に入ってます。
楽は楽なんですけど、そこはやはりインジェクション成形の宿命でゲート跡がしっかり残ってます。
ほんの小さなゲートですが、目立つ場所にあるのでそれなりに処理が必要です。
組み上げてから見える場所だけ処理するというのもアリかと思いますが、一応全部削っておきました。
ま、でも、小さなゲートなのでそんなにたいへんでもありません。
履帯組み立て中の図
組み立てと言ってもスナップキットみたいにパチパチ嵌めるだけなので楽チンです。
履帯は片側で62枚と組説にありますが、全部繋いでしまうと塗装がたいへんそうなので、
31枚づつ2本に分割しておくことにしました。
それにしても車体に対してターレットリングの小さいこと。
ま、そんなこんなですが、本日はこれにて時間切れ。
本日のBGM
時々重苦しいのを無性に聴きたくなります。
それとも程よい重苦しさと言うべきか・・・。
指揮は故ピエール・ブーレーズ。大好きです。
これじゃぁ勝ち目なさそうです。
履帯の組み立てお疲れ様です。
まるで修行のような・・・
B1 bisのカタチは好きです。
このぶさかわいい(かっこいいではなく)ところが好きなんです。
カタチに似合わずかなりドイツ軍を手こずらせたかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
>まるで第一次大戦からタイムスリップしてきたかのような戦車ですね。<
そうなんです。まるでイギリスの菱形戦車に砲塔を乗っけたような・・・側面形は池に浮かんだ鴨そのものですし、愛嬌満載です(笑)。
>これじゃぁ勝ち目なさそうです。<
確かにそういう風に見えるのですが、47mm砲+75mm榴弾砲に60mmの強装甲で独仏戦の起こった1940年時点でのカタログスペックとしてはドイツ戦車に決して劣るものでもなかったようです。
むしろ装甲厚では独戦車をはるかに凌いでます・・・独軍も鹵獲して使ったくらいなんです。
ただ生産数が400台弱というので多勢に無勢だったのかもしれません。
とにかく打たれ強かったようで、個別の戦闘場面では独軍をパニックに陥れる事も多々あったようですよ。
>履帯の組み立てお疲れ様です。
まるで修行のような・・・<
パチパチと嵌め込むだけで出来ちゃうので、ゲート処理も含め1時間程度で出来ちゃいました。なのでそのような苦行感はまったくなかったですよ。
コメントありがとうございます。
>思わず転輪の多さに笑ってしまいました。<
まるで一次大戦の時の菱形戦車みたいですよね。
この時代錯誤感がとてつなもなく魅力的なんです。
フランス的芸術性なのでしょうか(笑)。
こんなマイナーな敗戦側の戦車をモデル化してくれたタミヤに感謝です。
いつもありがとうございます。
>このぶさかわいい(かっこいいではなく)ところが好きなんです。<
そうなんですよね、見方によってはコミカルでさえあります。形が池の鴨そのものですからね。
>カタチに似合わずかなりドイツ軍を手こずらせたかもしれませんね。<
最大装甲厚が60mmあったそうですから、1940年時点ではかなり打たれ強かったはずで、キットの解説にはパニックに陥った独軍側のエピソードが掲載されておりました。
不思議な魅力いっぱいの車両であります。
連結可動履帯がそそります。
参考になるかどうか▼に構造が詳しく記載されています。
https://tanks-encyclopedia.com/ww2/france/char_b1_bis.php
履帯は建設重機によくあるタイプの構造です。
可動式ですが、組立が簡単で良いです。
モーターライズ版も売られているのでRC化にちょうど良いのではないでしょうか。
私もお小遣いに余裕があればそっちが欲しかったんですけどね(笑)。
ご紹介いただいたサイトは凄いデータベースですね。しっかりブックマークしておきました。
B1bisについても謎だったサスペンションの構造もよくわかり、スッキリです。
機関室がいたずらに大きいと思っていたのですが、第一次大戦の時の戦車のように機関室内に人が入れる余裕を作ってあるようですね。凄く興味深かったです。
ありがとうございました!。
あまりにも順風満帆な製作状況にビックリです(^^;
>組み立てと言ってもスナップキットみたいにパチパチ嵌めるだけなので楽チンです<
オ~マイゴッド!(ここ朝ドラの影響)
全てのメーカーがこんなユーザーフレンドリーなキットを出してくれたら...
でもこんなに製作がスイスイ進むと、完成品が増えて困るかも、
しかし完成しないと在庫が増える?どうすればいいんだモデラーは(笑)。
>あまりにも順風満帆な製作状況にビックリです(^^;<
順風満帆なのはタミヤしか作ってないという理由によります(笑)。
>全てのメーカーがこんなユーザーフレンドリーなキットを出してくれたら...<
確かに。ユーザーフレンドリーでないということは完成が難しいという事で、それって不良品と定義できるのではと思いますが、不良品かそうでないかの定義がこんな難しい業界も珍しいとか・・・それだけにユーザーの上に胡坐かくようなメーカーは許せないですね。
>しかし完成しないと在庫が増える?どうすればいいんだモデラーは(笑)。<
在庫は常に補充されるので作っても作っても在庫が減ることはないとうのがモデラーの宿命なのであります(笑)。