塗装に入る前に履帯を組みました。
連結式履帯でありながらランナーから切り離す必要がなくて良いのですが、
僅かに小さなゲートが表側にあったりします。
気にしなければ良いと言える程度のものですが、ごく軽く削っておきました。
連結はパチパチと嵌め込むだけなので楽チンです。
さて、基本塗装色ですが、組説にはタミヤアクリルXF52フラットアースとXF55デッキタンを1:1で混色とあります。
が、問題は夏過ぎの値上げ発表以来タミヤの塗料は極端な欠品状態が続いておりXF55デッキタンを入手出来ません。
手持ちのデッキタンはいつの間にか瓶の底に僅かにこびり付いた分のみとなってしまい、とてもじゃないけど足りません。
しょうがないのでクレオスの水性ホビーカラーで代色を探しました。
だいたいこの3色の混合で元の指示色に近づくのではないかと推測。
車体の裏で試してみました。幸いタミヤのデッキタンはテストに必要な分だけ残ってました。
色味的にはほぼほぼ近い色になったようです。
が、気のせいなら良いのですが塗膜が分厚くなる傾向があるような・・・。
テスト塗装の乾き待ちの間に履帯を塗装、裏側を塗装中の図
片側分を全部繋いだ状態にすると長過ぎて取り回しがしんどいので片側2分割状態でキットの箱の内側に両面テープで固定して塗装してます。
塗装終了後の履帯表側。
今回はいつもの赤味を加えたオリジナル履帯色に違和感があったのとWeb上で見かけるボーヴィントンのレプリカMk.Ⅳの履帯色が黒っぽかったのでアイアンブラックで塗装しました。
車体は一旦クレオスラッカーの艦底色で全体をざっとベタ塗り。
チッピングをリアルに剥がすか、描き込みで行うか悩んだのですが、一応シリコンバリアを仕込んでおく事にしました。
意図した通りのチッピングを行うなら描き込んだ方がコントロールし易いですが、
リアル禿チョロの風合いも捨てがたくちょっとリスクを冒す事にしました。
シリコンバリアを軽く塗って基本色を2回ベタ塗りしました。
拡大して見るとやっぱり塗膜が厚ぼったいです。
戦車なら全く気になりませんが、飛行機モデルだと繊細な凹モールドは埋もれてしまいそうです。
もしかしたら希釈が足りなかったのかもしれませんが・・・。
あと100%タミヤで塗装するより若干ツヤが出てしまいます。
クレオスの塗料は半ツヤなのでしょうがないですね。
ウォッシング時のパステルをやや強めでカサカサになってくれるでしょう。
退色表現をドライブラシで行うかどうかがまたまた悩み処・・・。
履帯を嵌めて張力調整まで行いたかったのですが、本日はこれにてタイムアップとなりました。
本日のBGM
チック・コリアのリターン・トゥ・フォーエバー1973年のアルバム。
有名な「スペイン」のオリジナルバージョンが収録されています。
参考になりました。くうさんもクレオスとタミヤを混合してオキサイドレッドとして塗装していました。
タミヤがこのままの状態だといずれ私もクレオスを併用する時が来そうです。
>色味的にはほぼほぼ近い色になったようです。
が、気のせいなら良いのですが塗膜が分厚くなる傾向があるような・・・。<
色合わせは流石、ほとんど変わらないように見えます。
クレオスの塗膜は厚いんでしょうかねえ。
クレオスラッカーはそのような感じは無い気がします。
異なるメーカーの混色、色合いはバッチリに見えるのですが、
塗膜が厚ぼったくなったと云うのはちょっと残念でしたね(-_-;)
希釈が足りなかったと云うよりは、塗料自体の隠ぺい力の問題も有ったのではないでしょうか?
これがしっかりしていたら厚塗りっぽくならなかったのでは、と思うのですが。
艦底色で全体を塗られたのにはびっくりしました。
目に鮮やかな?真っ赤っか、ワタシにはやる度胸が有りませんです(^^;
シリコンバリアでのチッピング、楽しみです(^^)。
タミヤ塗料を使う人はクレオスに比べて艶消しがやや強めなこともあり、
基本AFV系のモデラーさんが多いのではと推測しますが、
肝心の一番使いたいAFV系カラーが何もないという許されざる状態であります、おまけに溶剤までも・・・。
このままじゃ何も作れなくなりそうです(泣)。
>クレオスの塗膜は厚いんでしょうかねえ。<
ほんとのところはもっと使い込んでみないとわかりませんが、
今のところ乾燥途上の塗膜の様子などを観察しているとそんな気がして来ます。
薄めに希釈した状態で隠ぺい力の変化などと合わせて観察してみる必要がありそうです。
これもあくまで今のところはという留保付きですが塗料の伸びもタミヤの方が良さそうな感じはあります。
これもまだ良く見てる訳ではないですが、タミヤとクレオスで色の種類の偏り方の傾向が全然違うように見えるのも興味深いです。
かなり大きな戦車を筆塗りで、しかも水性塗料で塗装とは、到底私には出来そうにありません。私なら、エアブラシ(もしくは缶スプレー)で一気呵成で塗ってしまうでしょうね。(^^;)
水性塗料は殆ど使用しない人間ではありますが、巷では品薄状態になっているんでしょうか? 最近、量販店の模型コーナーには行っていないので、こちらでの現状は不明ですが、値上げ前に買い込んだと言う事もあるのかもしれませんね。ネット上でも同じ状態なんでしょうか?
もし、必要な水性塗料があれば、こちらでも探してみますので、お申しつけ下さい。
メールの製作、楽しみに拝見させて頂いています。
厚ぼったい感じについては、もっと使い込んでみないと断定的には言えませんが、
塗った後の塗膜の広がり方というか塗布面との馴染み方が100%タミヤの場合とは違う感じがあります。
タミヤアクリルの場合は厚塗りし過ぎたと思う場合があっても完全乾燥すると馴染んだ表面になりますが、
タミヤクレオス混合(比率1:1)の場合、乾燥途上の塗膜面の様子が若干ながら粘るような感覚があるのでした。
次はかなり希釈した状態でどうなるかテストの必要がありそうです。
エアブラシで使用する場合にどんな感じなのかは私にはわかりません。
>艦底色で全体を塗られたのにはびっくりしました。<
これは以前にも何度かやった事があります。
ただヘアスプレーを使うにしろシリコンバリアを使うにしろリアル禿げチョロ作戦は細かなコントロールが難しいので、基本冒険である事に違いはありません。
剥がす時の快感を求めているというか、独特の風合いがあるので試みたくなってしまうのでした。
失敗したら笑ってやってくださいな(笑)。
私がエアブラシは無論のこと缶スプレーすら使わないのは、塗料の微粒子がジャンクオーディオ装置の端子類の接触不良の原因になるためです。
オーディオ部屋と模型部屋を分離する余裕がないのでした。
>水性塗料は殆ど使用しない人間ではありますが、巷では品薄状態になっているんでしょうか?<
品薄になっているのはタミヤ製の塗料と溶剤だけです。水性アクリルだけじゃなくてエナメル系もラッカー系も極度の欠品状態です。
ネットを含め全国共通状況なのでありました。
少し前にタミヤのカスタマーセンターに欠品が回復するまでどのくらい掛かるのかメールでと言わせてみたのですが、なんと時期不明との返答でした。
>必要な水性塗料があれば、こちらでも探してみますので、お申しつけ下さい。<
お気遣いありがとうございます。お気持ちだけしかと受け止めさせていただきました♪。
ま、こんな状態なので、当面はクレオスで代用を図りながらやって参ります。
この際、ファレホやシタデルなど海外ブランドの高級塗料を試してみるのも良いのかもしれませぬ。