Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

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明けてしまいました。

2018年01月06日 17時41分47秒 | スピーカー
知らない間に(ウソ)2018年になってしまいました。
まぁ~いろいろありますが、通り一遍の事はパスってことで(笑)。

前回投稿の某中古ショップで購入した誰かさんの自作スピーカーを分解してみた。

想像通りかなり薄い合板で出来ていて吸音材はまったく入っていない。
当然この円柱構造からして吸音材は邪道なところ。
それにしてもこの胴の円柱状の成型はどうやって作ったんだろう?、
これまた当然、一定薄い材料じゃないと曲げ加工が出来ないだろうけど、こりゃ明らかにプロ級の職人技。
胴部分がちゃんとかみ合うようにバッフル板と底板には円周状のホゾ加工までされています。
全部がビス止めで接着剤は使われていないので分解が超簡単。

円柱状にすることで定在波を防止し、吸音材という必要悪を排除したという設計。
合板の薄さもこの形状と相まって響きを確保するという合理性に基づくものと思われます。
あまり手の入れどころがないというのが実情ですが、
ちょっと実験として底面にあった穴にダクトを加えてみた。

手近にあった紙管を適当にカットして両面テープで貼り付けただけという手抜き作業。
(実験なので、簡単に取れるようにしておきたいので・・・)
ちゃんと計算してないけど、これでfdが70hz前後まで下がったと推測。
元々はユニットが天井を向く無指向性スピーカーとして設計されているけど、
それだとやっぱ高音域がふんわりしちゃうので、
転がらないように止めをかましてユニットが正面を向くように横倒しに設置して鳴らしてみた。

おお~、中々良い感じ。ブーミー感がすっかりなくなった。
薄い合板による「響き」がいい味付けになってます、同じユニットを使用している4号機と比較して音が軽い。
でも低音域は割としっかりしている。
アコースティックな楽器はちょっと食い足らないかもしれないが、フュージョン・クロスオーバー系をとても心地よく鳴らしてくれます。
BGMに良い音ってこんな感じかもと思いつつ、しばらく使ってみようかと・・・。