ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

西アフリカの動物事情(2)~キリン編

2014-02-02 07:30:44 | ぶらぶらアフリカ論
新シリーズ(?)「西アフリカの動物事情」第二弾。前回のライオンに続き、今回の主人公はキリン。

先般、AFP通信のニュースに興味深い記事が載っていた。

「ニジェール:野生のキリンの個体数、増加を確認」

記事の内容を追って行く。

「西アフリカ最後のキリンの生存が確認されているニジェール、2011年に311頭が記録されていたが、2012年には366頭、実に18%増加していたことがわかった。うち177頭がオス、189頭がメス。乱獲と違法狩猟で15年前には50頭の個体が確認されているに過ぎず、絶滅危惧種に指定されていた。」

前回のライオン同様、絶滅の危機に瀕していた西アフリカのキリンたち。

キリンはある意味、ニジェールにとっての象徴的動物だ。こちらの記事でもご案内のとおり、アフリカ人は、自国の象徴的動物をビールの銘柄にする傾向がある。セネガルはガゼル。コンゴはンコイ(ヒョウ)にテンボ(象)にシンバ(ライオン)。そしてニジェールはキリンだ。ニジェールのキリンビールはンボテブログにも二度も登場している笑。

(写真:ニジェールのキリンビール)

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それでもニジェールではキリンが突然道路に現れることもあると聞く。野良犬、野良猫ならぬ、野良キリン。

ある知人の話。だいぶ昔の話だが、キリンが見たくて国立公園の保護区まで行ったが、最後までキリンを見ることはできなかった。諦めてとぼとぼ戻る帰り道、突然目の前に現れたのが・・・野良キリン。保護区に行くまでもなかった、という冗談みたいな話だ。


兎にも角にも、サヘルの果ての地、ニジェールでさえ、キリンさんには住みにくい世の中となってしまっているようだ。


(おわり)


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