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大統領たちの2014年~それぞれの年頭の辞

2014-01-03 07:30:30 | アフリカ情勢
おととい2014年元旦。新年を迎え、アフリカの各国大統領は年頭の所信を述べた。

同日、フランス国際放送ラジオ(RFI)がこれをまとめて放送し、こちらの記事にまとめている。

ここで、大統領年頭の辞のあらましを紹介してみよう。
 
 

中央アフリカ ミシェル・ジョトディア暫定大統領
秩序の回復、正常化を呼びかけ。和解に向けた対話の準備を示唆。蛮行には正義をもって対処、不処罰はありえない。」

◇これに対しフランソワ・ボジゼ前大統領、RFIインタビューで。
「無秩序と暴力は暫定政権に帰責。自分はアンチ・バラカには関与も支援もしていない。速やかに憲法秩序へ。自分も政権復帰に意欲。」

チャド イドリ・デビ大統領
中央アフリカ情勢を危惧、貢献にもかかわらずチャド人に対するネガティブキャンペーンが蔓延る現実に失望。」

コンゴ共和国 サス・ンゲソ大統領
「中央アフリカ、宗教間対立・紛争が『暴発(ぼうはつ)』する危険性を指摘。」

◆マダガスカル アンドリ・ラジョリーナ移行期大統領
「不安定、分裂から抜け出す時。国民の審判の結果は受け入れ、尊重すべき。そして国民間の友愛こそが重要。」

◆マリ イブラヒム・ブバカル・ケイタ(IBK)大統領
「今こそ平和定着のとき。そして汚職との戦いの年。」

ブルキナファソ ブレーズ・コンパオレ大統領
「国際社会のテロとの戦いを評価。農業、鉱業、社会・経済での成果を強調。民主主義と政治の問題※では、国民との対話の方針。」

◇前日に歴代大統領の声として、ジャン・バプティストゥ・ウエオドラゴ元大統領が声明
「社会・政治危機、特に物価高と上院の設置※に危惧。大統領は冷静に対処すべき。」

※いずれも「憲法37条問題」(大統領任期再選問題)を指している。


コンゴ民主共和国 ジョセフ・カビラ大統領
「(12/30に発生した同時多発騒乱に対し)全方位に監視の目を。」

セネガル マッキー・サル大統領
「雇用、農業、家賃の下落などに国民の英知を結集。カザマンス和平に希望。」

コートジボワール アラサン・ワタラ大統領
「2013年を総括、経済再生に成果、物価高には課題残す。」


◆番外編 日出ずる国の某国首相
「平和のために積極的平和主義が必要。憲法改正にも意欲。将来のあるべき姿を見定めた、真の改革に取り組み、国民とともに誇りある国を取り戻す」


大統領たちの言葉にふむふむと耳を傾けつつ、評論家ではいられない。今年、あれをやろうか、これもやろうかなどと自分自身の所信、目標に想いを巡らせるンボテであった。

(完)


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