ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

祝・ブルキナファソ・ナショナルデー

2013-12-11 07:30:44 | アフリカ情勢
今日12月11日は、ンボテも大変好きな国、ブルキナファソのナショナルデーだ。親愛なるブルキナベ諸氏に心からお祝い申し上げる。

西アフリカの小さな内陸国。ジャガイモのような形をした国土は、日本の半分の面積。ここに約1,646万人の人々が暮らす。

(写真・首都ワガドゥグ、大統領府のあるワガ2000)


この国、独立した当初は国名をオートボルタといった。シニア世代の方はご記憶かもしれない。

正式な独立記念日はこちらの記事でもご紹介したが、1960年の8月5日。実は前身のオートボルタを含む西アフリカの植民地は、フランスから独立する2年前、いったんフランス・アフリカ共同体に移管されている。この中でオートボルタは共同体下での共和国としての地位を受けているが、ナショナルデーにはこの日、1958年12月11日を採用している。


国土の北半分が雨の少ない乾燥帯、そしてそのままサハラ砂漠に溶け込んで行く。ムスリムとクリスチャンも約半分。南北で半分づつ、異なった個性がある国とも言えるかもしれない。

人々はほがらかで優しい。なんといってもまじめで、約束や時間を守る。アフリカで会議が10時に開始だと言ったら、セネガルなら10時半。コンゴなら11時、いや始まればいい方だ。しかしブルキナファソは大抵、10時といったら10時。

町にはバイクが溢れるが、このバイク。駐輪場にはビシッと、綺麗にバイクを並べ切る。日本の駅前の駐輪場が恥ずかしい。

(写真・ビシッと並んだバイク)


そんなことで、一部関係者では真面目で几帳面な性格を「アフリカの日本人」と称している。一緒に仕事をしてみると、クソ真面目で、フレキシビリティがない、まるで日本人だ、なんて言い方をすることも。なんにせよ、どこか日本人とわかち合う性格があるようだ。


この国、内陸に位置し、一見地味であるが、西アフリカでは大切な2大イベントを、それぞれ2年に一度、交互にホストする。一つはアフリカ国際工芸見本市(SIAO)、直近では2012年10月に開催。もう一つはシネマアフリカでもおなじみのアフリカ国際映画祭(FESPACO)、今年の2月に開催された。

(写真・ワガドゥグにあるSIAO会場)


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編集後記『シネマ&トーク 恋するケータイ』~シネマアフリカ・吉田未穂さんをお迎えして


それから最近ではサッカー。なんと最近メキメキと実力をつけ、ワールドカップアフリカ地区予選では最終予選に残り、本戦出場目前まで来ていた。現京都サンガ、元浦和レッズのサヌはブルキナファソ代表だ。

→サッカー関連記事
ワールドカップサッカーアフリカ地区最終予選結果!
アフリカサッカー事情(5)~ワールドカップ・アフリカ地区第二次予選(グループE、F編)
↑E組のところをご覧ください!


いろいろ書いているうちに、たくさん述べたかった略史と政治について触れるスペースがなくなってしまった苦笑!

30年近く政権につくブレーズ・コンパオレ大統領、地域のメディエーター(調停者)。憲法37条問題(大統領の三選を禁じる条項)とコンパオレ大統領の去就。今日なお水面下の支持者が絶えないトマ・サンカラ。ゾンゴ事件、2012年の兵士騒乱。歴史の中で、今後大きな動きがあるかもしれない。ここ数年間は動向に注目である。また機会を改めてお書きしたい。


最後に。在京ブルキナファソ大使館では、ナショナルデーを記念し、12月7日~12日まで記念プログラムを開催する。ご案内は下の画像をクリック(在京ブルキナファソ大使館のページに飛びます)。

それでは、サバアレ!!


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