摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

Hさんへインタビュー

2005-10-06 23:35:32 | 社会活動
お昼にHさんとアポを取り、神田町の事務所で
お弁当を食べながら、話を聞いた。
Hさんは忙しさの合間を縫って、
私が事前にメールで書いた質問を文書にしてくれていた。
私が聞きたかったのは、以下の5つ。

1.これまでの運動の中で行った行政に対するアクション(陳情、請願)
2.これまでの運動の中で行った署名集めの目的と集まった署名の数、その取扱と現状
3.もしあれば、これまでの運動の中で行った調査とそのデータ
4.廃止された沿線の住民の交通手段の変化とそれに伴う不便の事例
5.路面電車に関して、岐阜市、岐阜県、運輸局などの関係(持っている権限)

1については、運動の中では陳情も請願もなかったそうだ。
Hさんという方が平成16年9月に存続の陳情を行ったそうだ。
2については、以下の3つがあった。
・平成15年冬から約14万人分を集めた路面電車存続を求めた署名。
・平成16年初夏に、約1万人の賛同署名。
・平成16年7月に、約80名の「(路面電車の存続に関して)市長を支援する署名」
約14万人の署名というのはすごい。
でも、これらの署名をすべて、ただ提出するだけにとどめてしまったのは
返す返すも残念なことだ。
市民運動の手法に詳しい人がいれば、
行政に対してもっとプレッシャーになったはずなのだが。
しかし、Hさんはじめ運動の中心にいた人達は、
行政との対立を好まなかったから、なるべくしてなった結果だろうか。

3については運動としてではなく、岐阜未来研究団の3名が、
「岐阜市街地におけるバス利用促進のための調査」というものを
行っている。
4についてはこれまでMLに流れた情報くらいだったので、
やはりこれから自分で拾い集めることにした。
5は、私の勉強不足の部分だ。
2000年に鉄道事業法が改正されてから、
鉄道事業の廃止は許可制から、届出制になった。
だからどこも「権限」は持たないが、
廃止の届出先は中部運輸局とのこと。
これから自分で軌道法鉄道事業法をしっかり読んでみよう。

県庁で情報公開請求。そして、図書館で資料探し。

2005-10-06 01:24:26 | 社会活動
昨晩は、いろいろやりたいことが思い浮かんで眠れなくなってしまい、
4時間弱しか寝られなかった。
でも、不思議と日中もあまり眠くならなかったので、
朝からインターネットで路面電車に関係する法律や
「誰もが自由にかつ安全に移動できる権利」の
法律的根拠がないか調べた。
前者は、軌道法という法律があることが分かった。
後者については、「交通権」という概念が提唱されているそうだ。
私の考えの根本になるべき概念になりそうなので、
事前にネットで蔵書検索をした上で、
県立図書館で本を借りることにした。

県立図書館に行く前に、県庁に立ち寄り、
情報公開の手続きをした。
要求したのは、やはり平成14年12月以降の
路面電車の存廃に関する資料一切。
それから、今年の8月に関市の企業「サン・ストラッセ」の社長が
路面電車の復活を目指した地域協議会を設立するよう県へ申し入れた件について
庁内で検討した際の資料も閲覧を求めた。
もうあれから2ヶ月も経っているんだから、
何か音沙汰があってもいいはず。

明日はこのブログの最初のページを書くほか(苦笑)、
新聞への投書、メディアへの告知文も書きたいと思っている。
それから、できれば路面電車存続・再生の市民運動の中心で
活動してきたHさんにお話をうかがうつもりだ。
あとは、ひたすら資料の読みこみと
県議会・市議会の議事録検索かな。