摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

陳情と請願

2005-10-20 00:41:59 | 社会活動
昨年9月の路面電車存続の陳情と
今年9月の路面電車再生の陳情の公文書が
公開されることになったので、閲覧に出かけた。
今年の陳情に関しては議会のホームページで見られたし、
先週土曜日の会合で陳情したご本人にも話を聞けた。
陳情の場合、それを受けた側が特に回答したり
処理したりする義務はないので、
陳情がどう取り扱われたかは知らないとのことだった。

今年の9月の陳情に関しては
陳情の審査が行われた総務委員会の議事録が
まだできていないらしく、12月1日以降に再度文書公開について
検討するとのことだった。

一方昨年9月の陳情については、
総務委員会の議事録も公開された。
その内容は、たったの4行だった。

委員長「次に、陳情第5号について何か御意見はあるか。」
副委員長「聞きおく程度でよいのではないか。」
委員長「ほかにないか。」
(「なし」と呼ぶ者あり)
委員長「それでは、本件についても内容を了知する程度にとどめる。」

今回私がその取扱について情報公開請求した陳情2件も
提出までにどの程度の労力を費やしたのか分からないが、
陳情ではこの程度の扱いしかされないことが予想される上、
結果も知らされない。

一方、請願は憲法で保障された権利であり、
採択、不採択を知らされるのはもちろん、
採択した請願については極力それが実施されるよう
行政は努力すべき政治的・道義的責任を負う。

こうして比べてみると、わざわざ苦労して署名を集めたりするなら、
回答責任の伴わない陳情やただの要望で終わらせてしまうのは、
署名してくれた人や集めてくれた人たちに申し訳ない気がする。

明日は、まちづくりセンターで
市民交通会議の分科会が開かれるそうだ。
覗いてみようと思う。


追記:
また県庁から電話があり、
第3者に公開して差し支えないか確認しなければならない
情報があったので、公開の日を延期させてほしいとのことだった。
11月の上旬くらいまで公開がずれこむ可能性が出てきた。