摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

バスを使って得したこと

2005-10-14 00:32:30 | 社会活動
今日はまた若草幼稚園へ出かけた。
お母さんたちが環境を語る会が開かれるからである。
どんなことを話すのかは分からないが、
路面電車のことを話せるよう、これまでの資料を読み返し、
8日の朝日新聞の記事のコピーも持った。
(昨日、市立図書館分館でコピーをとっておいた。)
もちろん、チラシも。

10人くらいのお母さんたちが集まった。
今日の主なテーマは、ダイオキシン。
話をふられたので、昨年関わっていた
椿洞の産廃不法投棄問題について簡単に話した。
他にもトピックは多岐にわたったが、
自動車の話が出たところで、
ようやく路面電車についても少し言及できた。

私が、「路面電車の運動に関わっているのに
あまり車ばかり乗れないから、バスで来ました」と言ったら、
「えーっ?」「すごーい」という声が上がった。
確かに、片道440円と40分かけた上、
バス停から赤ちゃんを抱えて300メートル歩くのは、楽ではない。
でも、街中では味わえない豊かな秋の風景を楽しんだ。
負荷をかけて歩くのは、山歩きの練習にもなっただろう。
それに、実際にサービスを利用して初めて
浮かんでくるアイディアがある。

たとえば、バス停にベンチがないと
子どもを抱えている人やお年寄りにはつらいことが分かった。
雨など降っていたら、なおさらだろう。
そうであれば、屋根付きのベンチを整備するのも
一つのサービス向上策になり得るだろう。

ただ屋根付きベンチを置くだけでなく、
その傍らで地域の菜園で採れたばかりの
野菜を売るスタンドも作ったらどうだろう。
私だったら、新鮮な野菜を求めて
野菜スタンドを回るためだけに
バスに乗って出かけてしまいそうだ。

思いついたアイディアがお金を生むかどうかはともかく、
ただ考えること自体が私には楽しい。
車に乗っているときに、
そんな余裕が生まれることはない。