先日大阪に出張に行きました。
水の都大阪の中之島界隈を歩いていると・・・
「おほえばし」(大江橋)を渡るところですが、橋の欄干の下にたむろするあの鳥。
あーあ、やっぱり。カワラバト、通称ドバトが怠惰な眠りをむさぼっている所でした。
ここが普段から居場所になっているのでしょう。
自分の羽や排せつ物の散らばった地面にぺったりへたりこんでいます。
街の美化に植えられた花壇にも・・・
まあ、器用に隙間に入り込んでグーグー
あ、目を覚ました。
手前の方にもいますね。
普通鳥は近づくと逃げるものですが、全く動く気配すらありません。
これがキジバトだったら、カメラを向けただけで飛び立つのですが・・・
さすが神経太いというか、安心しきっているというか・・・
ところ変わって地元の池です。
いつものように、カワウを取り囲むようにオカヨシガモがお休み中。
奥の方を泳いでいるのは、ハシビロガモです。
そのとき、意外な光景を目にしました。
は!?
ハト模様のカモ?それとも、カモ化したハト!?
なんと、カワラバトが水の上で休んでるという・・・
その時、バシャバシャと羽を羽ばたかせて水浴び。
そうだったのね~
進化して泳げるようになったのかと思ったわ。まさかね(笑)
都会でも、郊外の池でも、ドバトはマイペースと言うお話でした~
【撮影:2025/2下旬 大阪市・宇治市】
2月の三連休最終日は朝から晴れたり強い雪が降ったりの繰り返し。
家でゴロゴロしていましたが、どうにも気分が晴れません。
窓から日差しが射してきたのを見て、思い切って外に出かけました。
最初は宇治市植物公園に行くつもりでしたが、「今日は車使うから」と言われてガックリ。
JRで宇治駅まで行きバスの時間を見ましたが、雪の降る中30分以上来ない・・・断念。
どこに行くあてもなかったので、人の流れのまま宇治橋通り商店街から平等院表参道まで進みました。
平等院には先日の雪の日に行ったので、途中で曲がってあじろぎの道へ。
寒々しい光景。
参道には大勢の観光客(ほぼ日本人ではない)がいましたが、こちらに来る人はほぼ皆無です。
イロハモミジがトンネルのようになっていて、紅葉や新緑の頃は綺麗なんですけどね~
その時、道の先、地面で何かが動いているのが見えました。
スズメかしら。
ズームで覗いてみると、なんとアトリではありませんか!
小さい水たまりやその周りに沢山のアトリが舞い降りて、何か啄んだり、水浴びしたり・・・
この寒いのに、よく水の中に入るな~って思いますが、羽を綺麗に保つために必要なんでしょうね。
アトリの雄(奥)と雌(手前)。
アトリはアトリ科アトリ属。ユーラシア大陸北部で繁殖し、冬に日本に渡ってきます。
群れで行動することが多く、地面で採餌している姿をよく見ます。
今年は全然出会えず、写真が撮れたのは今シーズン初です。
こちらが雄です。頭が黒っぽく、遠目にも黒とオレンジのコントラストが目立ちます。
こちらが雌。雄に比べると全体に色が柔らかく、表情も優しいです。
この子は色が黒いですが、体が小さく、顔が幼いですね。幼鳥でしょうか。
あじろぎの道は有名な道ですが、入口が観光客に分かりにくいからか、歩いている人は少ないです。
向こう側から来る人も、ほとんど橘橋を渡って塔の島に行くので、アトリたちはノンビリしていました。
こちらは雌トリオ
こんな感じで・・・
たまに人が通ると、飛び上がっては舞い降りて・・を繰り返していました。
その後、「可愛い~、見たことない鳥がいる!」とスマホで写真を撮ろうとした女の子に驚き、どこかに移動。
残念ながら、その後は出てきてくれませんでした。
仕方なく、私も上流方向へ移動。
右にちらっと見えているのが橘橋です。
ヤドリギの新芽?
さらに左岸を上流方向へ。
喜撰橋から下流方向を見たお馴染みの光景。
鵜舟も今は休んでいます。
対岸から観流橋をみたところ。
地面に沢山松ぼっくりが落ちていたのでパチリ。
松ぼっくりを啄む鳥がいるので、時々マツの木にも鳥の群れが来ているときがあります。
残念ながらこの日は出会えず。
ということで、ふらっと出かけた宇治散歩、アトリが見られて大満足でした。
<オマケ>
アトリ科の鳥にはどんな鳥がいるかご存知ですか?
調べてみたら、イカル、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ウソなどがアトリ科の鳥さんたちでした。
どれもくちばしがぶっとくて、噛まれたら痛そう!という共通点がありますね。
そういえば、今年はイカルも見てないな~
【撮影:2025/2/24 宇治市】
今日は地元のお散歩で見かけた小鳥たちです。
ジョウビタキ♀のジョビコちゃん。
睨んだ顔も可愛い~
おや、近くにジョウビタキ♂のジョビタくん。
同じ場所に現れるのは珍しいです。北の国に帰る前に仲良くなろうとしてる?
ツグミのつぐみん。ようやく、あちこちで「だるまさんがころんだ」を見かけるようになりました。
お次も常連さんです。
毎日といっていいほど見かけるハクセキレイ。
つがいでチチッ、チチッと波状に飛ぶ姿が印象的。
ところ変わって、おや、木に沢山鳥が止まっているようです。
なるほど、柿の木に残った実に群がっているのですね。
最初、ムクドリかと思ったのですが
ヒヨドリでした。ほぼ干し柿になった実を器用にちぎって食べているようです。
美形のヒヨドリ。
なんとアクロバティックな食べ方!
足の向きと、首の向きをご覧ください。ぐるっと180度回して食べていますね。
おっと、メジロもいましたよ。少しヒヨドリと場所を分けてパクパク。
なかなか風情ありますね~
もうちょっと近くから、と思って木に近づくと、一斉に鳥が飛び立ちました。
どこに行ったのかと思ってキョロキョロ。
あ、あの電線に止まってた?と思ったのですが、よく見るとこちらは全部ムクドリ。
確かにヒヨドリがこんな感じで群れているのはあまり見たことがありません。
では何処へ?
あ~、ちゃっかり近くにあったセンダンに移動していました。
でもあんまり美味しくないわ。
私がこちらの方に移動すると、またもや飛び立って先ほどの柿の方にもどっていきましたとさ。
後半は寒さが少しだけ和らいだ休日朝の光景です。
ご覧いただきありがとうございました。
【撮影:2025/2中旬 宇治市】
先週末に再訪した京都府立植物園の様子は少しお待ちいただいて、今日と明日は地元の鳥さんです。
何ということもない小さい池ですが、地元の池には時々見慣れない鳥が来ることがあります。
この日、池の遠くの方に小さい群れで休んでいたカモの頭がキラッと光ったことに気づきました。
マガモ?いや、何か違う、と思いカメラを向けてみると・・・
え、これって
間違いありません。今シーズン初見のヨシガモです!
こちらはご夫婦でしょうか。
オスが三羽と、メスが一羽。メスの方がサイズが小さいみたいですね。
中国東北部やモンゴル、シベリアなどで繁殖し、日本には越冬のために渡ってきます。
同じような写真ばかりですみません。
すっかり冬羽になったオスの頭の構造色が美しすぎて・・・
トリミングしてみると、頭の緑色もさることながら、胸のうろこ模様がまるで陶器のよう!
この模様は、雌雄共通のようですね。
もう一つヨシガモの特徴を。
二羽とも寝ていますが、右側の羽の基部にクリーム色の三角の斑紋があるのが見えています。
普段は分かりませんが、ちょうど見せてくれていました。
勝手に撮らないでよ。
ということで、ラストにしますね~
最後に、どんな場所にいたかというと、上の写真の奥の方です。
思ったより、色が綺麗に撮れたのでちょっと満足です。
あとはオマケ。同じ日に見た他の鳥さんたち。
おお、ヨシガモの群れを横切って、バンが岸辺へ。こちらも今シーズン初見。
一方、オオバンはいつ見ても沢山。このシーズンは水の中ではなく
どんどん陸に上がって、地面をつついて食べています。
大きな足、歩きやすいのでしょうか。
今日の主人公はヨシガモでしたが、常連のオオバンも今年は例年より多い感じです。
出勤途中に、狭い水路を歩いている姿もよく見かけますよ~
【撮影:2025/2上旬 宇治市】
京都南部に雪が降るのは珍しい。
平等院に行った帰りには、雪が止んで青空が出ていましたが、ついつい池の方に遠回り。
時々カワセミやジョビ子ちゃんが止まっている倒れた枝。
この日は雪が積もって無人ならぬ無鳥。池の表面に氷が張っていました。
キンクロハジロは相変わらずですが、数が減っていたのは氷のせい?
一角にカワウとオカヨシガモが集結。
こんなに寒いのによう寝られるわ・・・
思いっきり顔を羽に突っ込んでグーグー
カワウは半分くらい婚姻色
オカヨシガモは寝ながら羽のお手入れかしら
見上げると、ヒヨドリも羽を膨らませて寒そう
メジロは元気!
少し寒そうでしたが、いつもの池の光景でした。
家に着いたときにはすっかり天気が良くなり、青空が広がっていました。
家のサザンカに積もった雪
たった4つ実ったナツミカン。そろそろ食べなくちゃね。
【撮影:2025/2/8 宇治市】