甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

2年間夢中で追いかけたあるコンビの話

2014-12-31 03:00:46 | Weblog
今年中に書いておきたいと思ったので、勢いで仕上げておきます。
深夜のひとりごとです。
ご了承ください。



私は大体、2年とか3年おきくらいに、好きなものが移り変わる周期がある。
新しく好きになったものがあると、最初の1年は結構夢中で楽しくて、その人の情報を調べたり、ネット上のレポを熱心に探して読んだり、そういうことを楽しくやっている。
でも、1年半~2年くらいしてくると、好きな人の嫌な面も色々と見えてくる。
好きだからこそ、よく見るからこそ、
直してほしいところとか納得できないところが出てくる。
そこを、どう自分の中で、折り合いをつけていけるか。
適度な距離感を保てるか、自分なりに理由をつけて納得できるか。
それができれば、ひと山越えたという感じで、またしばらく好きな時間が続く。
そんな感じのことがずっと続いているのが、私の人生です。
で、2012年の10月くらいに本格的に好きになり始めたあるコンビ、もうすぐ本格的に好きになって2年ということで、そのひと山がくるというタイミングで、
あー、私、多分ここは越えられないなぁと思っている、
という話です。


詳しくは知らない。視聴者側、ファン側に来る情報は限られてる。
だから一概に悪いと言いたくない気持ちもある。
けれど悪いのは事実だから仕方ない。
ただ、そういう事実関係は関係なく、「世間の目」というものがあると思うのだ。
世間は間違いなく、向こう側に同情するし、彼のことを冷たい目で見るだろう。
つい数時間前まで放送されていた番組もそうだった。
世間様を敵に回して、多くのお笑いファンからも「さすがにないわ」という目で見られて、
ただでさえ未だに前の事務所とは確執があって、
そうやって、あらゆる人を敵に回してる人達のことを好きで居続けること、
はっきり言ってもう無理だ。
水面下で繰り広げられる、双方のファンの主張戦、情報戦、
直接リプライはしないけれど他ファンの価値観を否定するような雰囲気、
そういうのにもう疲れてしまった。
好きになるのは一瞬だ。
でも、好きで居続けるのは本当に難しい。

そもそも、彼らのことを純粋に、なんの曇りもなく応援できていたのなんて、2012年の後半から2013年の1月中旬までの、たった4ヶ月ほどだった。
それからは、ただ怒涛の日々だった。
彼らの決断と置かれた状況を理解して、着いて行くのに必死で、
私自身の考えとは合わないところがあったとしても、そこはあまり気にしないようにしてライブに追いかけた。
それほど、コントは面白かったから。
でも、やはり見続けていると、ネタ以外のところで、嫌なところ、直したほうがいいところ、納得できないところが色々出てきて、
少しずつ歪みがあらわれていたのかもしれない。
私が、そういうのを気にしない人間なら良かったのだろう。
「私生活はどうでもいいから面白いコントが見たいだけ」と割り切れればいいのだろう。
それとも、「何があっても応援する」といった、すべてを受け入れ肯定するある種の盲目的なファンならばいいのだろう。
でも私にはそれができなかった。
頭では、「私生活がどうであろうが私は何もできないんだから、これまでと同じようにライブを見に行けばいいじゃないか。コントを見れなくてもったいないのは自分だよ」と思っている。
頭では割り切ってる。
けれど、心がついていかない。
心は、「こんな人のことを応援するなんて無理だ」という信号を出し続けている。

頭と心が一致しないことは、2年ほど前にもあった。全然内容は違うのだが。
好きな芸人が結婚した。
頭では、別に結婚しようがなにも変わらないんだし、これまでと同じようにファンを続ければいいと思っていた。
頭ではわかってる。けれど心がついていかなかった。
寂しくて、ショックで、動揺して、ライブに行けなくなって。
そんな自分がバカらしくて、早くライブを見に行きたい、ファンに復帰したいと思っていたのに、結局すぐにはできなかった。
頭と心が別の方向を向いている。
そういう時は、もう、時間が過ぎるのを待つしかないのだと、悟った。
世の中には、時間でしか解決できないこともあるのだと、身にしみてわかった。

2年前のことを、冷静に捉え、色々な絡まった感情をほぐすことができるようになったのは、今年のことだ。
だから、今のこのモヤモヤも、葛藤も、どんなに焦ってもすぐに解決するのは無理だ。
本当は、離れるのは残念だけど。
すぐにファンに復帰できるならしたいけど。
単独すら行かないなんてもったいないのはわかってるけど。
しばらく時間が経ったら、また会えたらいいな。

色々書いたけど、怒涛の日々だったけど、2012年の後半~2014年の前半までの2年間、
本当に楽しかったから、そこに恨みや後悔はありません。
さらば青春の光さん、
まあ、また、2年後くらいに。

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