native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【坂の上の狭小住宅】プランの軸

2018-01-12 20:23:17 | 坂の上の狭小住宅
今日は一日中話題は雪でしたね。
困った困った言いながら若干ニヤついている方もいたり。

私は、朝の時点で外出予定がすべてキャンセルとなったので、雪かきも早々に諦めて、粛々とデスクワークをこなしていました。
ここで在宅ワーカーの強み発揮ですね。(と言っても、たまたま現場が稼働していなくて助かりました。その他の現場の職人さんお疲れ様です)

さて、先日もご紹介した通り年明けから新しい設計が始まっています。

今回は6人住まい。
住生活基本法(※)に沿って必要面積を算出すると

(25㎡×2人×0.75)+(25㎡×4人)+25㎡=162.50㎡(49.06坪)となります。

国としては、49.06坪の家を作らないと豊かになれないぞっていう事を言ってます。





はいはい。





私が提案した大きさは26坪。約半分。
この大きさを気に入っていただいて、設計に進むことになりました。

国の考えの約半分の住まいを提案して気に入っていただいたことに対して手品はありません。
これから何十年もお住まいいただく事になるわけですが、

実際何人暮らしの期間が一番長いか、
〇人暮らしの時の機能は満たしているか、
6人暮らしの時の機能も満たしているか、

など私がご提案する間取りは家族構成が軸ではなく、お住まいになる期間が軸になります。
この様な変化は、どの住宅会社さんも考えていますが、変化に対してマックス的な考えなのかアベレージ的な考えなのかの違いです。

大は小を兼ねる家と
ほぼ大丈夫な家
この違いですね。





と口でいうのは簡単。
ホントにこの大きさで大丈夫なの?と思うのが普通です。
その為の完成見学会です。

ネイティブディメンションズの住まいは実際に見てみないと判断できません。
納得される方、やっぱり物足りない方、様々ではありますが、
見ることで初めて得られる感想です。

次回の見学会はTシャツ短パンの季節ですが、その時までお待ちいただけると幸いです。



(※)住生活基本法では、豊かに暮らすための面積を、
(25㎡×家族人数)+25㎡
と定義しています。
但し、小さなお子様がいるご家庭では25㎡に係数を掛けて小さくします。




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