native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

生み出す力

2022-08-28 12:12:26 | 建築構造
昨日、音楽と髭達2022に家族で行ってきました。

大人チームはスタンドでお酒を飲みながらまったり。
若者チームはグラウンドで手拍子、ジャンプ。
娘がグラウンドからスタンドにいる私を見つけて撮ってくれました。
っていうか、相当目立ってますね。コレ。

丸一日音楽漬け(お酒漬け)の時間が最高でした。
開催2日前にお目当てだったバンドが出演中止となり、それ以外はほぼ知らない面子だったんですが、ライブにはそんなの関係ないですね。

各アーティストから発せられる言葉や音はすべてゼロから生み出されたもの
それを生で聞くのは、とても力強いし心地いいんです。
そして全員がその力に揺られて、手拍子で応えたり、ジャンプしたりするので、スタジアムから生み出される一体感もまた心地よかったです。

モノづくりってすごいパワーがあるんだなって、音楽聞きながら私の仕事と重ね合わせながら聞いていました。
私もみんなとその力を生み出していきたいなって。

と、改めて思い直したところで、いつも通りの事をしてました。
次回ご提案予定の間取り作成。
私のゼロはここから。
今んところこんな感じです。
裏紙から生まれます(なんか嫌な表現だな)
じゃなくて、

いつも通り、間取りを考えながら構造の区画を考えます。
間取りを考えている途中に構造区画が見えてくるので、先に構造区画をFIXして、その区画に柱が立つように間取りを再調整して完成です。

で、上の画像がその完成した姿。
黄色い線はブログ用に後から書きました。
私の間取り作成は黒い点のみ。

黒い点は柱です。
そして、黄色い線の上の黒い点が、屋根からの力を受ける柱
黄色い線以外の黒い点が、なんにも力を受けない柱
柱には2種類あって、間取り作成時にその二つに振り分けます

これが構造計画。

これを済ませておくと構造計算がびっくりするほど簡単になります。
どのくらい簡単かというと、半日で許容応力度計算が終わっちゃうくらい。

その位の作業量ならということで、プレゼン用の間取りを作成する前に構造計算を済ませちゃいます。

今回は、耐震等級3を目指すというオーダーなんですが、なんとその地域の積雪量は3m!

一般住宅の設計条件では最難関レベルです。

だけど、構造計画を済ませてから計算しているので、やっぱり半日で終了。

NGになっているのはアンカーボルトの設計を後回しにしているだけで、耐震等級自体は赤い囲みの範囲となります。

そして、ネイティブディメンションズといえば、偏心率のこだわり。
実は、積雪3mってだけでも難易度高いのに、
でかい吹抜け
ポッコリ膨らんだ下屋
2階のオーバーハング
と自ら難易度をさらに上げていくストロングスタイルなんですけど、
見事全方向が桁一つ間違ってるよ状態のブレない建物。

ちなみに偏心率の設計も構造計画が大きく影響してきます。
とても美しい構造フォルムです。
これで今、タマゴの状態。(構造計算が終わってタマゴの状態という意味)
私が生み出せるのはここまで。

あとはみんなでディスカッションして、暮らし方のアイディアをつけ足していくとミニストックが出来上がります。

楽しみですね。

生まれるまでの間、こちらをご堪能ください。
昨日のライブで郷ひろみさんが、突然、撮影OK、SNS発信OK、ヒアウィーゴー!ゆーてくれました。
郷ひろみさんはトップバッターでしたが、これで一気にスタジアムに一体感が生まれた気がします。
さすが日本を代表するエンターティナーです。

GOを目標にします!

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