バボザル

『我が生涯に一片の悔いなし』を目指しているのですが、なかなかそうはいきません・・・

御竈門山から烏帽子岳に縦走してきました2

2015年04月24日 | 

続きです・・・

 

御竈門山の頂上をあとにして、貯水タンクがある縦走路分岐点までもどってきました。

 

ここから先は初めて歩くルートになります。

どんなルートが待っているのかワクワクしますね~

 

火口からの火山灰も少しは落ちついてきました。

また噴火しないうちに先を急ぐことにします。。。

 

スタート時にかかっていたガスもすっかり晴れ、天気予報どおりに良い天候になってきました。

縦走路の稜線を気持ち良く歩みます。。。

 

目の前に烏帽子岳の姿がドォーーンっと!!

これから歩く頂上まで伸びる尾根を確認して先へと進みます。

 

振り向くと御竈門山の頂上と歩いてきた稜線が一望できます。

 

稜線を歩いていると・・・

 

ミヤマキリシマが咲き始めていました!!

今シーズンの初ミヤマキリシマをまさかこんな所で見ることになるとは思ってもいなかったので、テンション上がります!!

 

まだまだ咲き始めで見頃になるのはまだ先のことですが、今年もそんな季節になってきたかぁ~っと実感。

 

途中にはなんともデンジャラスな所も・・・

側面は崩壊で切れ落ち、ルート上には亀裂が・・・

やはり、野焼きのすぐ後じゃないと、草が伸びて足元が見えない状態ではちょっと怖いですね。

 

火の山トンネルの上あたりまで来ました。 けっこうな高度感です・・・

ここから鞍部までいっきに下っていきます。

 

下る途中で見上げる烏帽子岳・・・登り甲斐のありそうな尾根です!!

 

踏み跡はなんとかありますが、ほぼ藪漕ぎ状態です。

 

ただの藪漕ぎならイイのですが、すべての物が灰に覆われています。

一歩進むたびに火山灰が舞い上がります。。。

 

そんな灰色の中にピンクのミヤマキリシマが栄えていました。

 

ピンクの花はイイのですが、このミヤマキリシマの群生が厄介で行く手を阻みます。

 

ミヤマキリシマの株と戦いながら前へ進んで行くと、今回最大の難所になるだろうと予想していた巨大な岩が近づいてきました。

 

県道111号線からルートを見上げると、この巨大な岩が気になっていたのですが・・・

 

やはりデカかった・・・予想以上に・・・

登れないこともないかなぁ~と思ったのですが、巨大岩を右に巻くように踏み跡があったので進んで行くと、

 

こちらの方が楽に登れそうです。

 

・・・で、

 

巨大岩をクリアしました。

 

巨大岩をクリアすると、ミヤマキリシマの株との格闘はありますが、頂上までは難無く進むことができました。

 

また噴煙が上がっています。小規模な噴火があったようです。

この日も数分おきに火口から地鳴りのような音が聞こえていました。

恐怖を感じるような音でした。

 

最後のピークが近づいてきました。

その向こうには烏帽子岳の頂上が見えています。

 

頂上の見えるピークまで登ってきました。

頂上には何人かの人が確認出来ます。

 

後ろを振り向くと、御竈門山が一望出来ます。

ここから見ると、お鉢状になっているのがハッキリわかります。

 

中岳火口からは、また火山灰が風に乗って流れてくるのが確認できます。

 

そして・・・

 

 

烏帽子岳 (1337m)頂上です!!

 

山頂には自分を含めて4人。

日本人は自分独りです。。。

 

顔面草千里ヶ浜。

ここから見ると面白い顔してますよね。

 

杵島岳・往生岳の向こうには、くじゅう連山が見えています。

 

 

一人の外人さんが自分が登って来たピークの方へ歩いて行かれました。

自分が歩いて来るのをガン見して、「あっちから・・・」って顔されてましたもんね~

 

頂上で休憩しながら、片言の英語で・・・通じているのか通じていないのか分かりませんが、外人さんとちょっと盛り上がります。

 

せっかくなので記念撮影!!

「日本の風景は素晴らしい!!」とか、「日本人は優しい人ばかり!!」とか言われてました。。。英語で。

それから、烏帽子岳の頂上から見える源泉の湯煙に凄く興味を持たれてました。

「ジャパニーズ・・・オンセン!!」と説明すると、「オォ~オンセン!!」と興奮気味でしたね~

 

中岳・高岳を眺めながら下山します。

 

 

草千里ヶ浜まで下ってきました。

 

肥えた草千里の草原には沢山の花々が咲いていました。

 

4月は雨続きでしたが、草千里ヶ浜の池の水がほとんど無かったのが気になるところです。。。

 

聞こえてくる会話は外国の言葉ばかり。。。

県道に出て、デポした自転車まで歩きます。

 

ここを自転車で走るのはもちろん初めて・・・なんか新鮮です。

 

すれ違う車やバイクの方が「いぃ~この小さい自転車でここまで・・・」って感じで凝視されてます。

 

下り坂になると楽々です。

自分が歩いたルートを見上げながら車まで戻ります。

 

灰まみれにはなりましたが、前々から歩きたかったルートを楽しむことが出来てかなり満足の山行になりました。

 

 


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コメント (8)
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