『ワイルド・ソウル』上巻
『ワイルド・ソウル』下巻
大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、史上初の三賞受賞作。
1961年(昭和36年)11月
移民船「サンパウロ丸」は神戸港をアマゾンに向けて出航。
衛藤一家は希望に胸を膨らませていた。
それが彼らの地獄の始まりとも知らずに…。
さて感想。
いや~面白かった!!
上下巻、がっつり読ませていただきました。
下巻に入ると、たたみかける展開で、ドキドキハラハラの連続です。
まったくもって、ページをめくる手が止まらない(^_^)
戦後最大級の愚政と言われる「棄民政策」。
文明から隔離された未開の地での過酷な労働。病。貧困。
運命に翻弄され、底辺にまで堕ちる人々が、たくさんいたのです。
彼らの絶望、苦悩、怨嗟、憎悪、孤独、屈辱が伝わってきます。
あまりにも重いものを、心に背負った男たち。
果たして彼らは、呪われた過去から、解き放たれることができるのか。
そして彼らが手にしたものとはいったい何なのか。
ケイの底抜けの明るさには救われました。かっこいい。
でも、私はジッと堪える松尾の方が好きですが^^
演じるなら大森南朋あたりかな(*^_^*)
読後は爽快感でいっぱいになりました。素晴らしいです。
ストーリーにまったく無駄がなく、本当に楽しめる作品でした。★★★★★
参考になりましたらクリックをお願い致します。
↓
【ほんぶろ】~本ブログのリンク集
ははは。確かに「これぞ男」って感じの作品
かも^^
『ワイルド・ソウル』に出てくるキャラ
これがまためっちゃかっこええのよ。
現実にはおらんやろ~とかツッコミながら
読んでるけど^^
BEEさんは昔からいっぱい本読んでるけど
私は読書歴浅いからね~。
今年は昔の作品を読んでみることにしてみた。
だからBEEさんの新刊紹介は、楽しみにしてる
からね~。
あ、でもさすがに年明けから、本はがっつり
系で疲れたんで、今週は漫画週間なのだ。
佛々堂先生の面白そうだね~。
関西弁だとなおポイントUPなのだ。
今度読んでみるね~(^_^)
★ia.さん こんばんは。
かなり面白かったです!!
下巻になり一気に空気が変わってびっくり。
迫力、スピード感ありましたね~。
キャラが良かったですよね。
男たちがみんなカッコイイ!!
私も車のメカニック系は全く興味なし人間
なので、パスしながら読みました^^;
垣根さん車好きだから、そこのところは
イキイキ感じられるんですが。
上巻の終わりあたりの、エロい部分はとって
つけたみたいに感じたんですが、それ以外は
抜群に面白かったです(^_^)
★バーバママさん こんばんは。
ホント面白かったです!!
ブラジル移民のことは全く知らず、驚きの
連続でした。
『君たちに明日はない』と同じ作家なの…
って思ってしまうくらい、骨太の作品でした。
がっつり読ませてもらいました。
垣根さん未読が多いので、今後も楽しみです。
あ、『ワイルド・ソウル』を越えるのは
なかなか難しいかも (^_^)
ブラジルへの移民政策についても初めて知ることが多かったです。
これいいですよね~!
上巻の迫力、下巻のスピードに、あっという間に読み切ってしまいました。
日本人としていろいろ考えさせられる部分もありましたね。
ただ車の描写が長いんですよね、垣根さん。
車に乗らないので、そこだけはサッパリわかりませんでした(笑)
読書、吉村さんの二作品といい、
今回の垣根さんといい、
ものすごく「これぞ男」って感じの
作品だね~。
自分だけだったら、手を出さない世界だから
naruさんのブログを参考にして、私も少し
世界を広げねば!
私もほんの少しだけだけど、
「新刊を追うのはもうえぇかな」って
思うところあるんだ~。