待ち合わせは本屋さんで

ようこそお越し下さり、ありがとうございます(^_^)

川上健一『翼はいつまでも』

2009-04-25 | か行の作家
舞台は1960年代。主人公は引っ込み思案の僕(神山久志)14歳。

ませた力石、どもりの輪島とともに、補欠の野球部員だ。

ある日、ラジオから流れてきたビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」が

僕を変えた。


本の雑誌が選ぶ2001年度ベスト1。第17回坪田譲治文学賞受賞作。

オジサマ方に評価の高いこの作品読んでみました。


さて感想。


全体的には面白かったです。

ちょっとムカムカさせられましたが^^;

爽やかな青春小説やと思っていたんですが、けっこう内容重いし

ロクでもない大人ばっかり登場するし。

都合がいい部分とか、泣かせの部分とか気になりました。

それはたぶん、私が歪んでいるからかと^^;


ブツブツ文句を言うてますが、P310~331で全て吹き飛びました。

中学生の恋。まっすぐや~(^_^)

ピュアやったです。人を好きになるってええなぁ。

是非「All My Loving」を聞きながら読んでみて下さい。

自伝的小説ということで、登場人物が生き生きしている作品でした。★★★★

ちなみに「Please Please Me」はこちら


参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (ソルト)
2009-04-26 15:56:37
naruさんは歪んでなんかいませんよ~。
私なんて小説を読んでいて、ムカムカ、イライラすること、たくさんありますよ。
五木寛之の『冬のひまわり』を読んでいるときも、身勝手な男性に腹が立ちました。
『ミリオンダラー・ベイビー』を観てからは、クリント・イーストウッドの映画は観ないようになりましたし・・・殺人(自殺幇助?)をしておきながら、お酒を飲んで悲しみにくれるシーンで終わる映画に腹が立ちました。
絶望している人間に生きる希望を与え、寄り添い続ける映画を作るのが、映画を作る人の務めだと思うのですが・・・。
映画や本の批判をちょっとでもすると、今までウンともスンとも書いて来なかった人が、我慢ができず、そういうときだけコメントくれるので、なるべく批判的なことは書かないようにしてますよ。
(こういう話題は、ちょっと感情的になってしまい、ごめんなさい)

川上作品、私は『渾身』など数冊読んだような・・・。

5月15日公開の映画『天使と悪魔』は、『ダ・ヴィンチ・コード』を観たので、また観てしまうことと思いますよ。
返信する
Unknown (naru)
2009-04-26 20:51:45
ソルトさん こんばんは。
昨日まではとても寒かったですが、今日は
暖かくなって良かったです(^_^)
この作品、絶賛されている方がとても多い
です。←特にオジサマ方に…。
だから作品の中に、どうものめり込めない
部分を感じる私は、歪んでいるのかな~と^^;
面白かったんですが、女性陣をキレイに
描きすぎというか^^;
宮本輝の作品では、人間の本質が描かれて
いて、そっちの方が私には合うようです。
ソルトさんも小説を読んでいて、ムカムカ
イライラすることがあるのですね~。
安心しました(^_^)
かなりイラっときながら読みました。
出てくる大人(先生たち)がホント最低で^^;
私だったら、絶対グレるよなぁと…。
自伝的小説なんで、案外こういう先生って
いるのかも…そう思うと怖いことです。
クリント・イーストウッドの作品は私も
観ないですね~。重すぎるので^^;
新作ももうすぐ公開されるようですが
たぶん観ないです。
私の行く映画館は、6回観ると1回タダになる
のですが、この前観ようかな~と思って映画
館に行ったら、有効期限が切れていて…^^;
よく考えると、1月から映画館で映画を観てい
ないんですよね~。
それだけ見たい作品がないっていうのが
また悲しい^^;
わ。批判的なことを書くと、いろいろ書く人
がいるんですよね。
ずっと見て楽しみにしているブログでも
ある日炎上してなくなってしまう。
相手が見えない世界ですから、ネットの世界
は怖いです。
川上さんは肝臓と自律神経を患って、田舎で
生活していたようです。
テニスのコーチや家具作りで生計をたて
自給自足の生活だったよう。
若い奥様と結婚し、女の子にも恵まれ、十年
ぶりに書いたのがこの作品のようですよ~。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。