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スティーヴン キング『ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編』

2008-11-01 | さ行の作家
「刑務所のリタ・ヘイワース」と「ゴールデンボーイ」の二編が収録。


さて感想。


「刑務所のリタ・ヘイワース」は、ものすご~く好きな作品でした。

映画『ショーシャンクの空に』も素晴らしいですが、原作はその上を

いくと思います。


妻と愛人を殺したとしてアンディー・デュフレーンには、無期懲役の

判決が下されます。ただし、彼は殺していません。無実なのです。

わずかな光を頼りに、絶望と闘いながら、アンディは刑務所の中で

過ごしていきます。

よろず調達屋のレッドが、主人公アンディを語っていきます。

中編なので、あっという間に読めちゃいました。

アンディは決して、決して希望を忘れない。あきらめない。

簡単な死を選ぶことよりも、生きぬくことがどれほど大変なことか…。

ズシンとくる言葉や巧みな表現も好きでした。

人間描写が素晴らしかったです。ラストがとてもいいし。

★★★★★(「刑務所のリタ・ヘイワース」の評価)


一方の「ゴールデンボーイ」は、かなりキツイです。めっちゃ残虐。

「ぎゃぁぁ」となるシーンとかありまして(>_<)

だって陰惨なんやもん(;-_-

でも先が気になって、読んじゃったんですけどね^^;

デュフレーンの話がちょろりと出てくるところは好きやったんですが^^


もうすぐ、スティーヴン・キングの同名小説を基に、とあるホテルの

1408号室で連続する騒動を軸に描かれたサスペンスホラー『1408』が

公開されます。

主演のジョン・キューザックけっこう好きなんですが、HPからびびらせてて

腰がひけて見にいけそうにもありません^^;

ちなみにHPはココ


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
キング (ばーばまま)
2008-11-02 09:34:15
「1408」のHP見せていただきました。この原作はキングの短編のどこかで読んだ気もするのですが。映画は怖そうですね。私はホラー映画は苦手で、めったに見ないのですが。「グリーンマイル」も感動的ではあったのですが、恐ろしい場面が多く、見るのが苦しかったです。
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Unknown (naru)
2008-11-02 22:40:44
こんばんは。
ピンポンです(*^_^*)
ばーばままさんの読まれた『幸運の25セント硬貨』の短編の一つみたいです。私もホラーは苦手なので、たぶん見ないかな。『グリーンマイル』も、死刑のところ(タオルを水に濡らさない時)は夢に出てきそうでした^^;『ショーシャンクの空に』もシスターたちのところはキツイかも。
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こんにちは (ソルト)
2008-11-08 13:23:48
昨日、『刑務所のリタ・ヘイワース』読みました。
『ショーシャンクの空に』は大好きな映画ですが、原作に忠実に作られているんですね。
映画の感動を思い出しながら、残酷な場面は思い出さないようにして、読みましたよ。
本も感動しました。
『ゴールデンボーイ』は最初の方を読んで、念のため最後も読んで、やっぱり読むのをやめました・・・。
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Unknown (naru)
2008-11-08 22:35:41
ソルトさん こんばんは。
手紙をみつけるシーンが、とてもいいです
よね~(*^_^*)
映画も原作に忠実に作られていますが
映画では分からない細かいところも多かった
です。でも、シスターのところはやっぱり
残酷ですよね。
キングの作品になると、どうしても残酷な
シーンがあります。
『ゴールデンボーイ』やめて正解です。
私は夢に出てきそうでした^^;
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