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司馬遼太郎『峠』上

2011-07-10 | さ行の作家
幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。

藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、

詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史や世界の動きなど、

ものごとの原理を知ろうと努めるのであった。

さらに、江戸の学問にあきたらなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した

山田方谷のもとへ留学するため旅に出る(Amazonより)


さて感想。


時勢に対し、緊迫感や危機感を持ち、おのれの信念のみでつきすすむ男、河井継之助。

おそるべきほどの自負心。まさにラストサムライ!!上巻面白かったです。


ただ、強烈な個性のせいか、あまり好きになれないんですが^^;

(大河の『花神』で演じた高橋英樹とはイメージが違いすぎる~!!)

いずれ事を成す人間というのは、器が違うということか...。


「人の一生はみじかいのだ。おのれの好まざることを我慢して下手に地を這いずりまわるよりも、

おのれの好むところを磨き、のばす、そのことのほうがはるかに大事だ」


「どうも河井は豪(えら)すぎる。豪すぎるくせにあのような越後のちっぽけな藩にうまれた。

その豪すぎることが、河井にとり、また長岡藩にとり、はたして幸福な結果をよぶか、不幸をよぶか」


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